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ニュースリリース

タイに「ブリヂストンバンダグリトレッドセンター」を開設- ソリューション・ビジネスの展開を加速 -

2010年2月25日
No.34
 株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)のタイ子会社であるタイブリヂストン(社長 東正浩)は、タイ国内に「ブリヂストンバンダグリトレッドセンター(BBRC)」を設立し、本日開所式を行いました。

 当施設は、アジア地域におけるリトレッドビジネスの展開を加速させるべく設立されたもので、以下の3つの目的で活用されます。
1.  リトレッドタイヤ(※1) 生産
当施設内の製造設備で、バンダグ方式(※2) のリトレッドタイヤを生産します。(2月1日より既に生産を行っております。)
2. リトレッドタイヤを活用したソリューション・ビジネスの提案
トラック・バス用タイヤのお客様向けに、バンダグ方式のリトレッドタイヤを活用したソリューション・ビジネスをご提案していきます。ソリューション・ビジネスとは、輸送事業者様を始めとしたお客様に、新品タイヤとリトレッドタイヤ、更にはタイヤメンテナンスサービスを組み合わせてご提供するもので、お客様の環境経営や、タイヤに関するトータルコストの削減に貢献します。
3. リトレッドタイヤの製造工程とソリューション・ビジネスの研修
リトレッドショップの直営店やフランチャイズ契約店を対象に、バンダグ方式のリトレッドタイヤ製造やソリューション・ビジネスの研修を行います。
BBRCは、作業環境や生産効率に配慮して設計されております。バンダグ方式によるリトレッドタイヤ生産システムのコンパクトさや経済性を訴求し、リトレッドショップのフランチャイズ展開を進め、ソリューション・ビジネスの普及を促進します。

 当社グループは、アジアでのリトレッドビジネスがこれから益々発展すると見込んでおります。現在、タイでリトレッド部材工場(2010年11月生産開始予定)の建設も進めており、ソリューション・ビジネスのアジア地域での拡大を着実に進めてまいります。

<ブリヂストンバンダグリトレッドセンター(BBRC)概要>
所在地: タイ ノンケー(タイブリヂストンのタイヤ工場であるノンケー工場の敷地内)
敷地面積: 3,444m²
施設内容: リトレッドタイヤ製造ライン、パネル展示室、訓練室など
人員: リトレッド製造スタッフ4名、マネージャー2名、工場長1名
リトレッドタイヤ生産能力: 44本/日

リトレッドタイヤ製造ライン
リトレッドタイヤ製造ライン
     開所式の様子
開所式の様子


※1  リトレッドタイヤとは、使用済みのタイヤのトレッド(接地)部分を取り除き、新たにトレッドゴムを加硫・圧着して再使用できるようにしたタイヤのこと。リトレッドタイヤは、新品タイヤに比べて、環境保全の面で次のような優位性がある。
1. 天然ゴムなど原材料の使用量が1/3以下となり、省資源となる。
2. タイヤ生産におけるCO2排出量削減が可能となる。
3. タイヤの寿命が延びるため、廃タイヤの削減にも寄与する。

※2 バンダグ方式とは、あらかじめ加硫してあるトレッドゴム(プレキュアトレッド)を貼り付け、再度加硫して圧着するリトレッドタイヤ製造方法のこと。「プレキュア方式」とも呼ぶ。
<参考>バンダグ方式でのリトレッドタイヤ製造方法イメージ図
<参考>バンダグ方式でのリトレッドタイヤ製造方法イメージ図
■2006年11月「中期経営に関する基本的な考え方」発表後の主な対外発表の位置付け
2008年以前の対外発表は除いています。
最終目標:タイヤ会社・ゴム会社として「名実共に世界一の地位の確立」を目指す

経営の基本方針:
1. 「更に上」を常に目指して、全ての製品・サービスで世界最高を目指す
基本戦略
(発表年 月 日)       主な対外発表
(1)戦略商品群への
積極的なリソース
投入
1. タイヤ
戦略商品
2. 環境対応
商品・事業
2010.02.25  タイに「ブリヂストンバンダグリトレッドセンター」を開設
3. 多角化事業
(2)基礎戦闘力の向上
(材料技術・生産技術)
(3)総合的企業活動の強化
2. 長期戦略を明確化し、事業領域の統合・拡大を推進する
 
3. 戦略的事業ユニット(SBU)制で真のグローバル企業を目指す
 
4. 「中期経営計画」を核に、全体最適のグループ経営を目指す
 
画像など本件に関するお問い合わせ先
<報道関係>広報第1課   TEL:03-3563-6811
<お客様>お客様相談室   TEL:0120-39-2936
以上