CSR

Environment(環境) | 自然と共生する

長期目標:生物多様性ノーネットロス(貢献>影響)

ブリヂストンの生物多様性に関する取り組み姿勢

ブリヂストングループは、生物多様性条約の目的を尊重し、持続可能で豊かな社会を実現するため、生物多様性の保全活動を推進します。実施にあたり、地域社会との対話を通じて、地域の文化とそこにある生態系、種、遺伝子の多様性を理解し、この双方に配慮するとともに、グローバルに広がるネットワークを活かし、ブリヂストングループ内外の活動をつないで、生物多様性保全活動の輪を世界にひろげていくことに努めます。

主要な活動

  1. 1.世界中に広がる拠点で、動植物やその生息地を保全する活動を行うことで、生物多様性の保全に貢献します。
  2. 2.生物多様性に関する研究や教育活動を通じて、生物多様性の重要性をグループ内外に伝えることにより生物多様性の保全に貢献します。

ノーネットロスの考え方

ブリヂストングループは「自然と共生する」活動においては、2010年にCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)で採択された長期目標(ビジョン)に則り、事業活動と生物多様性の関係を把握し、優先して取り組むべき課題を特定した上で活動を進めています。

「自然と共生する」活動の環境長期目標で掲げる「生物多様性ノーネットロス」とは、事業活動が与える生物多様性への影響を最小化しながら、生物多様性の復元等の貢献活動を行うことによって、生態系全体での損失を相殺するという考え方です。ブリヂストングループは、事業活動全体で「生物多様性ノーネットロス」に向けた取り組みを推進しています。

「生物多様性ノーネットロス」の図

活動の枠組み

2013年より、下記の関係性マップで洗い出した生物多様性に対するブリヂストングループの「影響」と「貢献」の各項目について、「マテリアリティ分析」を実施し、重要な課題を特定しました。今後、対応する主要なアクションを推進するとともに、社会のニーズの変化に合わせて重要な課題を見直し、活動の拡充を図っていきます。また、国際的にNatural Capital Coalition (自然資本連合) をはじめとする種々の生物多様性の定量化手法の開発が進められておりますが、ブリヂストングループでは、 こうした議論の流れを注視しながら、事業活動と生物多様性との関わりの定性的、定量的な把握を進めています。たとえば、2010年より「企業と生物多様性イニシアティブ (JBIB) 」に参加しており、JBIBの「企業と生物多様性の関係性マップ®」を活用しながら、ライフサイクルそれぞれにおける生態系への影響を検討しています。

ブリヂストングループの事業活動と生物多様性の関係性マップ※1(タイヤ事業)

ブリヂストングループの事業活動と生物多様性の関係性(タイヤ事業)

※1 一般社団法人企業と生物多様性イニシアティブ (JBIB) の「企業と生物多様性の関係性マップ®」を参考に作成しました。

重要な課題と主要なアクション

重要な課題と主要なアクション

TOPICS

生物多様性条約 (愛知目標) とブリヂストングループの主要な取り組み

ブリヂストングループは生物多様性条約の目的を尊重した生物多様性保全活動を推進することを「生物多様性保全に関する取り組み姿勢」で表明しており、「愛知目標」に沿った活動にグループ全体で取り組んでいます。「愛知目標」には20の個別目標が定められていますが、その中で特に当社グループの事業と関わりの深い取り組み事例をご紹介します。

※ 「生物多様性条約第10回締結国会議 (COP10) 」で合意された国際的な生物多様性保全に関する目標。2050年までに「自然と共生する世界」を実現することを目指し、2020年までに生物多様性の損失を食い止めるため効果的かつ緊急の行動を実施することを掲げています。

愛知目標に沿ったブリヂストングループの取り組み
目標 ブリヂストングループの取り組み事例 詳細ページ
目標1 生物多様性の価値と、その保全・持続可能な利用のための行動を人々が認識
  • 生物多様性に関する取り組み姿勢を策定
  • e-ラーニング、集合形式の環境研修などを通じて、従業員への生物多様性に関する意識を啓発
  • 世界各地で、自然に触れ合いながら生態系保全の重要性を学ぶ環境教育を実施。
目標4 持続可能な生産・消費のための計画実行と自然資源利用を安全な範囲内に抑制
  • お取引先様と一緒に進めるべき生物多様性への配慮事項について、「CSR調達ガイドライン」に明記
  • 原材料使用量を削減する取り組み
  • 小規模農園に対する栽培指導など、天然ゴムの生産性を上げるための支援を実施
目標5 森林を含む自然生息地の損失速度を少なくとも、半減、可能な限りゼロに
  • エコピアの森などの森林保全活動の推進
  • 野生生物の生息地を保全・その他各地で生態系保全活動実施
目標7 農業、養殖業、林業の地域を、生物多様性保全を確保するよう持続的に管理
  • お取引先様と一緒に進めるべき生物多様性への配慮事項について、「CSR調達ガイドライン」に明記
目標8 過剰栄養などによる汚染を抑制
  • 事業における環境負荷について影響評価を行い、改善に活用
目標10 気候変動や海洋酸性化が生態系に及ぼす圧力を最小化
  • CO2削減目標に基づくCO2排出量削減活動の推進
  • モノづくりにおけるCO2削減、低燃費タイヤの普及による使用時に排出されるCO2の削減に貢献
目標11 生物多様性に重要な地域を効果的に管理、保全
  • 野生生物の生息地を保全
  • その他各地で生態系保全活動実施
目標12 既知の絶滅危惧種の絶滅および減少の防止、保全状況の維持・改善
  • 絶滅危惧種 (カワバタモロコ) の研究活動に協力
目標14 生態系サービスにより、人の健康、生活、福利に貢献
  • 持続可能な商品・サービスの提供を目指し、天然ゴム供給源の多様化を推進
目標15 生態系の保全と回復により、気候変動の緩和や適応、砂漠化に対処
  • エコピアの森などの森林保全活動の推進
  • 野生生物の生息地を保全・その他各地で生態系保全活動実施
目標19 生物多様性に関する知識・科学的基礎・技術が改善され、広く共有、適用
  • W-BRIDGEを通じ、大学研究者・NPO等が行う生物多様性に関する研究・活動を支援
  • 絶滅危惧種 (カワバタモロコ) の研究活動に協力