
・化学物質・自然資源の適切な利用
・資源生産性の向上や「サステナブルマテリアル」の利用拡大に寄与する調達・生産・物流・販売活動の推進
・水資源の持続的な利用
・2020年までにモノづくり(調達、生産、物流、販売)で排出されるCO2を2005年対比で売上高当たり35%削減
|
※サステナブルマテリアルとは、「化石資源などのように、消費を続けるといずれ枯渇することが予想される資源以外のもの」と位置付けています。(例:① 生物由来の原材料や使用済みタイヤを再利用した台タイヤ、② リサイクルされた原材料などがこれに当てはまります。) |
ブリヂストングループは、調達・生産・物流・販売などの「モノづくり」の領域においても、「持続可能な」社会の実現に向け、環境長期目標で掲げた3つの活動に基づき取り組みを進めています。
「資源を大切に使う」活動については、ブリヂストンの国内の全16工場、中国のタイヤ4工場において産業廃棄物の発生量に対して最終処分量を継続的にゼロにする「完全ゼロ・エミッション」を達成しています。また、2011年5月に、「資源循環に関する取り組み姿勢」を公表。2012年5月に、2050年を見据えた環境長期目標の一つとして、「100%サステナブルマテリアル化」を公表しました。
「CO2を減らす」活動については、2010年4月に公表した「2020年までにモノづくりの過程で排出されるCO2を2005年対比売上高当たり35%低減する」という目標に基づき、工場での燃料転換や熱回収に取り組んだ結果、2011年は14.0%低減することができました。また、CO2排出量の実績については、2011年より第三者機関によるレビュー及び意見書の発行を通じて、情報の透明性の確保に努めています。
「自然と共生する」活動については、2010年に公表した生物多様性に関する取り組み姿勢に基づき、長期目標として、事業活動による生物多様性への影響を最小化し、影響を生物多様性の復元などを行う貢献活動によって生態系全体で損失をプラスマイナスゼロにする「生物多様性ノーネットロス」の考え方を掲げています。
2011年は、ブリヂストンの国内全16工場で、工場の敷地内と周辺環境の生物多様性について調査し、各工場における生物多様性ポテンシャルのレベルのほか、工場とエコロジカル・ネットワークを形成する可能性のある緑地や河川、保全していく対象となる希少種やシンボル種などが分かりました。
今後も、環境長期目標に基づき、「持続可能な」社会の実現に向け貢献していきます。
カーボンマネジメントプロジェクトが社外表彰を受賞
ブリヂストングループの「カーボンマネジメントプロジェクト」を通じたLCAの浸透とCO2排出量の削減に関する取り組みにより、ブリヂストンは2011年12月にLCA日本フォーラムが主催する第8回LCA日本フォーラム表彰で「LCA日本フォーラム奨励賞」を受賞しました。
これは、製品のライフサイクルを通じたグループ・グローバルにおけるCO2排出量削減目標の設定や、LCA手法によるCO2排出量算出と第三者レビューによる透明性を確保した実績公表、全社横断的なカーボンマネジメント推進体制の構築などの、LCA手法を活用した当社の低炭素社会の実現に向けた取り組みが総合的に評価されたものです。
生物多様性に関する国際会議への参加
ブリヂストン及びブリヂストン アメリカス インクは、2011年12月にCOP10議決事項の一つ「ビジネス参画決議(X21)」※の実現に資することを目的に開催された、「第1回生物多様性民間参画グローバル・プラットフォーム会合」(主催:生物多様性条約事務局、経団連自然保護協議会、環境省、IUCN(国際自然保護連合))に参加しました。
会合では、パネルセッションやポスター展示において米国での野生生物保護活動などブリヂストングループの生物多様性保全の取り組みを紹介するとともに、ステークホルダーの方々との意見交換を行いました。
※生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)において、ビジネスセクターにおける生物多様性保全の取り組みを推進させるための奨励事項を定めた決議。
ブリヂストングループは、原材料調達から製品廃棄にいたるまで、製品のライフサイクルを通じて環境負荷の低減に努め、「持続可能な」社会づくりに積極的に取り組んでいます。
今後は、2010年4月に発表した「全製品を対象としてその原材料調達から生産、流通、製品廃棄にいたるモノづくりの過程で排出されるCO2を売上高当たり35%低減する」という目標達成に向けて取り組んでいきます。
| 工程 | 環境負荷に対する取り組み |
|---|---|
| 原材料 | グリーン調達を促進するとともに、素原料からの研究で高機能素材を開発し使用原材料の削減を目指します。 |
| 生産 | 環境負荷の少ない製品開発を進め、エネルギー効率と生産効率を高めた生産設備とプロセスにより、製品当たりの使用エネルギーを低減します。 |
| 流通 | 輸送方法や輸送ルートの見直しによる輸送効率の向上を図ります。 |
| 製品使用時 | タイヤのライフサイクルにおけるCO2排出量の約9割は、その使用段階で車両の排気ガスとして排出されるものです。タイヤの転がり抵抗を更に低減し、燃費向上によるCO2排出削減に貢献します。 また、お客様への空気圧管理など、エコドライブ啓発活動の強化を推進します。タイヤ以外の事業でも、太陽電池用接着フィルムや冷暖房効率を高める建材などの環境対応商品の事業拡大に取り組みます。 |
| 製品廃棄 | リデュース、リユース、リサイクルの3Rを促進します。特にタイヤ関連ではリトレッドタイヤの普及に努め、省資源や資源リサイクルと合わせ製品廃棄の削減に取り組みます。 |