CSR

Enviroment(環境)| CO2を減らす

長期目標:グローバル目標への貢献(50%以上削減)

 ブリヂストングループは、持続可能な社会の実現を目指し、「CO2を減らす」活動においては、2050年を見据えた長期目標として、先進国や途上国を含めたブリヂストングループ全体で、「グローバル目標への貢献 (50%以上削減) 」を掲げています。この長期目標は、2008年7月に行われたG8北海道洞爺湖サミットにおいて、2050年までに世界全体の温室効果ガス排出量を少なくとも50%削減するとG8首脳が合意し、同年に「エネルギー安全保障と気候変動に関する主要経済国会合」で共有された目標に基づいています。また、ブリヂストングループは、持続可能な社会の実現を目指し、CO2排出量を削減することは、自動車業界の一員として当然取り組むべき課題だととらえており、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)等の国際的な専門機関による予測結果、及び2015年に開催されたCOP21(国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議)で採択されたパリ協定等も考慮しながら、気候変動対策に取り組んでいます。

中期目標(目標年:2020年、基準年:2005年)

  1. 1.全製品を対象としてその原材料調達から生産、流通、製品廃棄にいたるモノづくりの過程で排出されるCO2を売上高当たり35%削減
  2. 2.車両の燃費に影響するタイヤの転がり抵抗係数を25%低減し、モノづくりで排出される以上のCO2削減に貢献

 ブリヂストングループのCO2排出量を商品のライフサイクル全体で考えた際、もっとも大きな割合を占めるのはタイヤの使用時に自動車の排気ガスとして排出される部分です。タイヤの転がり抵抗を低減することで、自動車から排出されるCO2排出量の削減に貢献することが可能になります。ライフサイクル全体で削減活動に取り組むことを基本とし、2010年4月に、2020年までにグループとして2つのCO2削減に関する目標を策定しました。

タイヤのライフサイクルの各段階における温室効果ガス(CO2換算)排出量※1

タイヤのライフサイクルの各段階における温室効果ガス(CO2換算)排出量※1

※1 乗用車用低燃費タイヤ(タイヤサイズ:195/65R15)1本当たりのライフサイクル温室効果ガス排出量=243.9kgCO2e

※2 廃棄・リサイクル段階の温室効果ガス排出量:排出=13.1kgCO2e,削減効果=-12.5kgCO2e
(出典:一般社団法人日本自動車タイヤ協会(2012)「タイヤのLCCO2算定ガイドライン Ver.2.0」)

売上高あたりのCO2排出量(トン/億円)

売上高あたりのCO2排出量(トン/億円)

※ 廃棄時のCO2は、当社がコントロールできない部分もありますが、製品の軽量化やリトレッドの拡大により貢献を図ります。試算根拠については下記URLをご覧ください。

事業活動の各過程におけるCO2削減の取り組み
過程 取り組み内容
原材料 グリーン調達を促進するとともに、天然ゴムやカーボンをはじめとする素原料からの研究で高機能素材を開発し使用原材料の低減を目指します。
生産 環境負荷の少ない製品開発をすすめ、エネルギー効率と生産効率を高めた生産設備とプロセスにより、製品当たりの使用エネルギーを低減します。
流通 (輸送・販売) 輸送方法や輸送ルートの見直しによる輸送効率の向上を図ります。
製品廃棄 リデュース、リユース、リサイクルの3Rを促進します。特にタイヤ関連では、使用済みのタイヤのトレッド (接地) 部分を取り除いて新しいゴムを加硫・圧着し再使用できるようにしたリトレッドタイヤの普及に努め、省資源や資源リサイクルと合わせ製品廃棄量の削減に取り組みます。
製品使用時 タイヤのライフサイクルにおけるCO2排出量の約9割は、その使用段階で車両の排気ガスとして排出されるものです。タイヤの転がり抵抗を更に低減し、燃費向上によるCO2排出削減に貢献します。また、数値目標に含んでいませんが、空気圧管理など、お客様へのエコドライブ啓発活動の強化を推進します。タイヤ以外の事業でも、冷暖房効率を高める建材などの環境対応商品の事業拡大に取り組みます。

気候変動に対する適応

ブリヂストングループは、温室効果ガスの排出量削減による気候変動の緩和策に取り組むと同時に、気候変動が当社グループ事業に与えるリスクと課題を認識し、例えば、下記のような適応策を実施しています。

タイヤの主要な原材料である天然ゴムの収穫減少リスク対応

現在、天然ゴム資源の大部分を担う「パラゴムノキ」の栽培面積は、約9割が熱帯の東南アジアに集中しています。当社グループは、気候変動による天然ゴム収穫量減少リスクを減らすため、天然ゴム供給源を多様化する研究に取り組んでいます。具体的には、乾燥地域である米国南西部からメキシコ北部が原産の低木「グアユール」や、温帯であるカザフスタンおよびウズベキスタン原産の多年草「ロシアタンポポ」からタイヤ原材料用の天然ゴムを抽出する研究を進めています。

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