CSR

品質・お客様価値

お客様の声に基づいた商品・サービスの開発

グループ全体で、お客様の声を商品・サービスの開発へ活用する仕組み構築

ブリヂストングループでは、お客様対応窓口、販売店の店頭、市場調査、外部調査機関によるお客様からの評価など、世界各地から様々なお客様の声を収集する体制を整え、それらを各事業分野、商品グループごとに集約してグループ全体で共有する取り組みを進めています。

タイヤ部門での取り組み

タイヤ部門では2012年から、お客様相談室の情報、技術サービス員が販売店・販売会社から集めた情報、Web(ブログなど)への書き込み情報などを、専用データベースへ集約する新システムの活用を開始しました。これまでもタイヤ部門ではお客様の声の社内共有に努めてきましたが、このシステムの導入によって、企画・開発・販売・品質保証などの各部門においてお客様からのお問い合わせやご意見を、より早く共有できるようになり、お客様の声をより高い精度で商品・サービスの開発や企業活動に反映することができるようになりました。

グループ会社での取り組み

ブリヂストングループ各社においてもお客様起点の考え方を徹底しています。

ブリヂストンサイクルでは2012年、ブリヂストンスポーツでは2013年から、ブリヂストンのタイヤ部門と同様のデータベースシステムを導入し、お客様相談室をはじめ各部署が収集したお客様の声を、関連部署間でタイムリーに共有し、商品・サービスの開発へ活用する取り組みを開始しました。このシステムの導入により、ブリヂストンのタイヤ部門だけでなく、ブリヂストンサイクル及びブリヂストンスポーツでも、商品・サービスの開発部署だけでなく、ほぼ全部署にてお客様の声の閲覧・集計・分析が可能となりました。

お客様からのお問い合わせなどの件数(国内グループ会社)

お客様の声を活かした商品・サービスの開発・改善事例

幼児2人同乗対応電動アシスト自転車「bikke2e」「Angelino petite e」

ブリヂストンサイクルは、幼児2人同乗対応の小径タイプの自転車・電動アシスト車を改良し、16年モデルとして「bikke2e」は15年12月、「Angelino petite e」は16年1月より販売を開始しました。

幼児2人同乗対応自転車は、お子様の乗せ降ろしのしやすさや、前後にお子様を乗せたときの走行安定性等を考慮し低重心化を図っており、小径車輪のタイプが主流となっています。

幼児2人同乗対応の小径車輪採用の自転車の場合、車輪の小径化によって前輪の軸の部分に装着されている車速センサーが低い位置となり、また耐加重の観点からタイヤ幅の太いものを採用しています。そのためご使用頂いているお客様から、マンション等に設置されているレール式駐輪場を利用する場合「駐輪場のレールに前輪が入らない」「レールからタイヤを抜きにくい」「レールの枠にセンサーが接触してしまう」といった声が寄せられるようになりました。

そこでブリヂストンサイクルとしてお客様のご要望にお答えすべく、車速センサーの小型化に取り組み、装着方法の検証等を実施し、16年モデルでは直径で従来比約45%の車速センサーを採用しました。また、万が一の接触に備え車速センサーの下側をガードする金属製のカバーも新しく採用しました。

タイヤに関しても再検証を重ね、耐加重性、走行性能等を確保しつつ、従来モデルよりも6mm幅の狭いタイヤを開発して前輪に採用しました。

この新規に開発した幅の狭いタイヤと小型の車速センサーの採用によって、現在主流となっているレール式駐輪場にほぼ対応できるようになり、購入を検討されるお客様の懸念要素を減らし、より多くのお客様に満足いただけるモデルとなりました。

bikke2e Angelino petite e 小型車速センサー、金属製カバー

~フィッティングであなたの最長飛距離を追求する~
NEW 『PHYZ(ファイズ)』シリーズ ゴルフクラブ新発売

ブリヂストンスポーツは、体力やスイングが違うゴルファーひとり一人のスイングに合った、"あなたの最長飛距離を追求するクラブ"をコンセプトとしたNEW『PHYZ』シリーズを2016年3月より発売しています。

当該商品は今回で4代目となり、同シリーズでは初めてのカスタムフィッティングモデルです。

軽量化とブリヂストンスポーツ独自のテクノロジーの「パワースリット」と「パワーミーリング」を進化させ、やさしさと大きな飛びを実現しました。(前モデル対比・ブリヂストンスポーツ調べ)

また、ブリヂストンスポーツが30年に渡り培ったフィッティング実績と、新たに開発したアプリを活用し、素早い"3球診断"でお客様のスイングを分析し、一人ひとりの最長飛距離を追求した最適な1本へ導きます。

※ NEW『PHYZ』シリーズは当社認定のクラフトマンとPHYZアドバイザーが在籍し、且つブリヂストンスポーツ認定工房が設置された店舗での限定販売となります。

マンションのプランバリエーションを拡充し、将来のメンテナンス性・更新性を向上させる「サイホン排水システム」の開発

ブリヂストンは、建物の水廻り設備を自由に配置・設計することが可能となる排水システム「サイホン排水システム」を野村不動産(株)・(株)長谷工コーポレーションと共同開発しました。

「サイホン排水システム」とは、従来品より小口径の排水管を使用し、1つ下の階で排水立て管(建物の各階を縦に貫通して下水に通じる排水管)に合流させることで、サイホン力(水が落ちることで発生する引く力)を利用して排水する新しい排水システムです。従来の排水システムは勾配依存のため、水廻り設備の近くに排水立て管を設置する必要があり、水廻りのレイアウトに制約がありました。

「サイホン排水システム」は、排水管の無勾配化が可能なため、排水管を通すために必要だった床下空間を従来より低く設計することができ、室内空間を拡大することができます。また、排水管の無勾配化とサイホン力による高い排水性により、排水立て管から距離をとって水廻り設備を配置できるため、排水立て管を建物の共用部に設置することが可能となります。これによりマンションのメンテナンス性、排水立て管の更新性が向上します。

また、水廻りのレイアウトが自由になるため、マンションのプランバリエーションの拡充が図れます。現在はキッチンで実用化されていますが、今後はユニットバスやトイレなどへの採用拡充を目指しています。これにより家族構成の変化や介護対応などによるライフスタイルの変化に応じた間取りの変更が可能となり、資産価値の向上も期待できます。

本技術のイノベーション性が高く評価され、日経アーキテクチュア・日経ホームビルダー主催の「2015年建材設備大賞」で、大賞に選出されました。

▲従来排水とサイホン排水の違い ▲サイホン排水のメリット

乗用車用タイヤ「Playz PXシリーズ」

乗用車用タイヤ「Playz PXシリーズ」

ブリヂストンはこれまでお客様の"安全"を追求するため、ウェットブレーキ性能や操縦安定性能といったタイヤの基本性能の向上を図ってきました。

ブリヂストンが2016年2月に発売した「Playz PX」は基本性能の向上に加え、新たに"疲れにくい"という安全性能を提供します。

走行中の車は、路面の段差や凸凹などの影響を受けて左右に動くことから、運転中のドライバーは無意識に細かなハンドル操作を行っており、この無意識のハンドル操作がドライバーのストレスを蓄積させ、疲れさせる要因のひとつになっています。

「Playz PXシリーズ」では、タイヤのIN側とOUT側のサイド部を異なる形状とすることで、運転時のハンドルのふらつきを抑制する当社独自技術「非対称形状」を搭載しています。これにより、路面との接地を安定させ、運転中の細かなハンドル操作(操舵角の修正)を少なくすることでドライバーの運転中に無意識に溜まるストレスを軽減し、 "疲れにくい"を実現※1することで、更なる安全運転に貢献します。

また、当社独自の材料技術「Nano Pro-Tech」により新たに開発した新コンパウンド「パワートレッドゴム」を採用しています。これにより、濡れた路面での滑りにくさや低燃費性能を犠牲にすることなく、ゴムのすり減りにくさを高めることに成功しています。さらに、セダン・クーペ、ミニバン、軽・コンパクトカー毎に、専用設計された新パタンと組み合わせることで、当社スタンダードタイヤ(ECOPIA EX20シリーズ)と比べ、より長く※2、タイヤをご使用いただけます。

このように、基本性能の向上と"疲れにくい"という新しい安全性能を両立することで、 今後もお客様のニーズに応え、より安全で快適なクルマ社会の実現に貢献していきます。

※1 この運転中の"疲れにくい"という効果については、脳波信号解析の第一人者である満倉靖恵先生(慶応義塾大学理工学部准教授)の監修の下、確認されています。

※2 摩耗寿命比較

摩耗寿命比較
[テスト条件]タイヤサイズ:195/65R15 91H/空気圧:フロント230kPa・リア220kPa/試験車両:プリウス DAA-ZVW30 1790cc 前輪駆動/試験距離:8000km/ローテーション:4000km走行時に1回実施

タイヤラベリング制度への取り組み

日本での低燃費タイヤの表示ラベリング事例
欧州でのタイヤラベリング事例

タイヤに転がり抵抗やウェットグリップ性能などのグレードを表示するラベリング制度は2010年より日本国内※1、2012年に欧州※2及び韓国において既に導入されており、2016年以降もブラジルなどで導入が予定されています。これにより、各国の消費者は客観的な評価基準に基づいたタイヤ選びができるようになり、環境性能に優れた低燃費タイヤの普及が期待されます。

ブリヂストングループが現在、国内で販売している主なタイヤのうち、タイヤラベリング制度の低燃費タイヤ性能要件を満たしているのは、「REGNO GR-XI外部リンク 」「REGNO GRVII外部リンク 」 「REGNO GR-Leggera外部リンク 」「Playz PX外部リンク 」「Playz PX-RV外部リンク 」「Playz PX-C外部リンク 」「ECOPIA EP001S外部リンク 」「ECOPIA EV-01外部リンク 」「ECOPIA EX20外部リンク 」「ECOPIA EX20 C外部リンク 」「ECOPIA EX20 C TYPE H外部リンク 」「ECOPIA EX20 RV外部リンク 」「NEXTRY外部リンク 」の13商品です。ブリヂストンは、今後も優れた性能を持つ低燃費タイヤの開発・販売を通じ、CO2排出量削減への貢献を拡大していきます。

  • ※1 ラベリング(表示方法)制度は、タイヤ業界(一般社団法人日本自動車タイヤ協会:JATMA)が業界自主基準として策定した制度で、転がり抵抗性能とウェットグリップ性能の両性能ともに一定値を満たすタイヤを「低燃費タイヤ」として定義づけするとともに、消費者に対し適切な情報提供をするラベリング(表示方法)について定めています。消費者が交換用としてタイヤ販売店で購入する乗用車用夏用タイヤに適用しています。ラベリング制度に関する詳細は、JATMA外部リンク のホームページをご参照ください。
  • ※2 欧州でのタイヤラベリング制度に関する情報はこちら外部リンク(英語)