社会貢献活動

「地域特有の課題」に取り組む社会貢献活動|各地域での活動事例|日本

イルカ人工尾びれプロジェクト

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  • 人工尾びれ開発ドキュメント
  • 開発者インタビュー

4.ジャンプできる尾びれを!

人工尾びれが割れた!

カウリング型人工尾びれの改良[2004年7月]
以前の泳ぎを取り戻しつつあったフジを他のイルカと判別しやすくするため、カウリングをブルーに塗装。リハビリ訓練の一般公開が始まるフジにプレゼントされたもの

人工尾びれの効果で、フジはだんだん以前の泳ぎを取り戻し、手術後の運動不足で太り、高くなっていたコレステロール値も下がり始めていました。そして、2004年7月19日の海の日からは、フジのリハビリ訓練が水族館で一般公開されることになったのです。デビューするフジのために、ブリヂストンはきれいなブルーのカウリングの人工尾びれをプレゼントしました。
ところが、海の日から4日後の7月23日、「カウリングが割れました」という知らせがブリヂストンに入ったのです。訓練中、フジが人工尾びれを強く振って泳ぎ、ジャンプしようとしたのが原因でした。頑丈なカーボンファイバー製のカウリングが割れるほどまでフジの力が回復するとは、誰も予想していなかったこと。驚きながらも、プロジェクトメンバーの思いはひとつでした。
「フジにジャンプさせてやりたい」
このとき、プロジェクトに新たな目標が出来たのです。

消えない課題

カウリングに補強を加えた人工尾びれを使って、水族館では連日、フジの特訓が行われていました。そして8月3日、水族館から、ついにフジがジャンプを始めたとの連絡が入ったのです。ところが、喜びもつかの間。その2週間後、人工尾びれは再び割れてしまいました。
ブリヂストンは、カーボンファイバーの種類をより丈夫なものに変更し、貼り合わせ方にも工夫して、強度の高い尾びれを作製しました。9月23日、この尾びれのテストが行われましたが、フジがジャンプをした瞬間、カウリング全体がバラバラに破損するという結果に。しかも、フジが破壊した人工尾びれを蹴ってしまい、尾びれに傷を負ってしまいました。日々パワーアップするフジの力に負けない人工尾びれにするためには、根本的な改良が必要でした。