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特集1タイヤを通じたサステナビリティの実現

タイヤを通じたサステナビリティの実現

サステナブル(持続可能)な社会をつくるために私たちができること。
その一つが低燃費タイヤです。燃費性能に優れたタイヤをつくり、一人でも多くのお客様に使っていただき、世界中に広げていく。ブリヂストングループは商品を通じてのサステナビリティを実現していきます。

「タイヤで環境に貢献する」とは?

ブリヂストンが、低燃費タイヤをつくる理由。

「環境にどれだけ貢献しているか」が商品選びの基準のひとつになりつつある時代。ハイブリッド車や電気自動車など、環境にやさしいクルマへの関心は日に日に高まっています。こうした状況を見すえ、ブリヂストンは「タイヤを通じた地球環境保全への貢献」を目指して、商品開発を続けてきました。環境貢献をタイヤの視点で考えると、大きくは「CO2排出量削減」と「省資源化」の2つにわけられます。なかでも特に「CO2排出量削減」に着目して開発、2002年に発売したのがECOPIAシリーズです。ベースとなった開発思想は「タイヤの転がり抵抗を小さくし、少しの力でスムーズに転がるようにする」こと。

これができれば、同じ距離をより少ない量のガソリンで走れるため、CO2排出量を削減できるわけです。ECOPIAでは、タイヤに欠かせない安全性を高い水準で確保しつつ、低燃費を実現するという課題をクリアしました。環境にやさしいこともタイヤの基本性能と考えるブリヂストン。これからも環境に貢献できるタイヤをつくり続けます。

「環境」と「安全」、どちらもゆずれない。

タイヤで低燃費性能を向上し、CO2排出量を削減する。ポイントは「転がり抵抗」を小さくすることです。
しかし、単純に転がり抵抗を小さくすることは、濡れた路面での制動力(タイヤの止まりやすさ)を決定するウェットグリップ性能の低下につながります。ブリヂストンは、この相反する要素を両立させるため、長年研究を重ねて「NanoPro-Tech(ナノプロ・テック)」という技術にたどり着きました。これはゴム構造をナノレベル(100万分の1ミリ)単位で解析し、その分子構造を自在にコントロールする超微細技術です。例えばタイヤを「地球」に見立てると、ゴムの分子はわずか「ネジ1個分」の大きさしかありません。このような微細なゴム分子をあやつることでタイヤの性能をコントロールしているのです。ブリヂストンの技術力の結晶ともいえるこの「ナノプロ・テック」により、転がり抵抗を低減しながらも、高いウェットグリップ性能を発揮するタイヤが完成しました。 最高の技術を通じ、環境と安全を高次元で両立すること。それこそが、ブリヂストンが実現するサステナビリティの形です。

転がりやすさ(転がり抵抗)の比較 ※1

転がりやすさ(転がり抵抗)の比較

止まりやすさ(ウェットグリップ性能)の比較 ※2

止まりやすさ(ウェットグリップ性能)の比較

【※1 テスト条件】
タイヤサイズ:195/65R15 91H/試験荷量:4.82kN/空気圧:210kPA/速度80Km/h/試験法の名称:フォース式/試験場所:当社技術センター室内ドラム試験機
【※2 テスト条件】
タイヤサイズ:195/65R15 91H/空気圧:フロント230kPa、リア220kPa/試験車輌:プリウス DAA-NHW20 1500cc前輪駆動/初速度:80Km/h/水深2mm/路面の種類:アスファルト/ABS作動表示:ABS ON/停止距離(平均):(ECOPIA EP 100S 28.77m(B'STYLE EX)29.37m

※上記テスト条件に関する更に詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。※タイヤ表示に関する公正競争規約に定められた試験方法で試験を行っています。

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つかう人も環境に貢献できる商品づくり

「つかう」過程でのCO2削減。

タイヤにおける最大の環境負荷とは何でしょうか。原材料調達から廃棄にいたるまでのタイヤの一生を5段階に区切ったライフステージで考えると、原材料調達、生産、廃棄の段階でのCO2排出量はそれぞれ1割にも届きません。最もCO2排出量が多いのは使用段階。車に装着され、走行することで排出されるCO2排出量が、全体の実に約9割をも占めているのです。こうしたデータからも、転がり抵抗を抑えてクルマの燃費を良くすることは環境負荷の低減に大きく寄与する、とブリヂストンは考えます。原材料・生産・流通・製品廃棄の各ステージでCO2排出量の削減をたゆまず追求することに加え、「つかう人も環境に貢献できる商品づくり」の活動も更に広げていきます。

タイヤのライフサイクルにおけるCO2排出量

乗用車用タイヤ185/70R14 にて各ステージでのCO2 排出量を計算
CO2 排出量合計:296.4kg-CO2 /本(データ出典:日本ゴム工業会)

世界中でタイヤをつかう人とともに。

タイヤの使用段階におけるCO2削減のために、ブリヂストンができること。それは製品の提供だけにとどまりません。全世界に向けた環境啓発活動「MAKE CARS GREEN」もその一つ。これはブリヂストングループが各国の自動車クラブと協力して、一般ドライバーに向けて地球にやさしい運転の啓発活動をグローバルに展開するものです。「環境にやさしいドライブと地球温暖化防止のための10のポイント」を用いて、ブリヂストングループの販売ネットワークやモーターショー、環境フォーラムなどさまざまなイベントを通じてエコドライブについての啓発活動を行っています。タイヤをつくり販売する会社の責任として、これからも環境にやさしい運転の仕方、タイヤの使い方をドライバーの方に届けていきます。

南アフリカ

転がりやすさ(転がり抵抗)の比較

従業員を対象としたエコドライブ・コンテスト「エコドライブチャレンジ」実施

ブラジル

止まりやすさ(ウェットグリップ性能)の比較

イベントでMAKE CARS GREENをアピール

コスタリカ

止まりやすさ(ウェットグリップ性能)の比較

エコドライブのポイントをまとめたリーフレットを配布するボランティアチーム

つかう人の選びやすさのために。 〜ラベリング制度〜

転がり抵抗性能の等級がA以上で、ウェットグリップ性能の等級がa〜dの範囲内にあるタイヤを「低燃費タイヤ」と定義。

「タイヤは低燃費のものを!」「雨の日でも安心なものを!」といっても、ひと目見てそうしたタイヤの性能を区別するのは難しいものです。そこでブリヂストンは一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)が策定した業界自主基準「低燃費タイヤ等の普及促進に関する表示ガイドライン(ラべリング制度)」に基づくグレーディング(等級制度)情報の提供を、低燃費タイヤのECOPIAから開始しました。

この制度は、タイヤの低燃費性を表す「転がり抵抗係数」と、濡れた路面での止まりやすさを表す「ウェットグリップ性能」の2つを共通の尺度で表示したもの。お客様は2つの性能を客観的に比較しながら商品を購入できるのです。ECOPIAはすべてのサイズにわたりラベリング制度の「低燃費タイヤ」要件を満たしています。ラベルをつけた商品のラインアップを更に拡大していく予定です。より多くのお客様に選ばれるよう、これからもブリヂストンはラベリング制度を積極的に活用して分かりやすい情報を提供していきます。

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世界に広がるブリヂストンの低燃費タイヤ

ECOPIAのグローバル展開

低燃費タイヤECOPIAが、世界各地で注目を浴び始めています。ECOPIAは未来の子どもたちへ「幸せなクルマ社会」を受け継いでもらうため、進化をつづけていきます。

地図

ヨーロッパ | 性能比較テストで最高評価を獲得

ゲルト・メイルマンズさん

ブリヂストン ヨーロッパ
エヌヴィ/エスエー
ゲルト・メイルマンズさん

ADACで評価されたECOPIA EP150

ADACで評価されたECOPIA EP150

ADAC (Allgemeiner Deutscher Automobil Club)はドイツの自動車連盟で、約1,500万人の会員数を誇る、ヨーロッパ最大の自動車連盟です。ADACが行う商品性能比較テストの結果は、EU全体で消費者が商品を購入する際の指標とするほど信頼が高いもの。2011年2月、ADACのタイヤ性能比較テストの結果が公表され、「ECOPIA EP150」は最高位である「特に推奨する」にランクされました。評価のポイントは「非常に性能のバランスがよく、安全に関連するすべての基準において優れている」点。環境性能、安全性能両面に厳しいヨーロッパでもECOPIAは高く評価されています。

※タイヤサイズ195/65 R15V、試験車両シュコダ・オクタビア

中近東・アフリカ | ECOPIAを通じて環境保全に取り組む姿勢を

ローリス・メンドーザさん

ブリヂストン ミドルイースト アンド
アフリカ エフゼットイー
ローリス・メンドーザさん

オマーンでのタイヤ紹介の様子

オマーンでのタイヤ紹介の様子

2011年2月から6月にかけて、アラブ首長国連邦、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビアで、交通安全と環境への意識向上を推進するイベント「タイヤセーフティー&エコステーション」を開催しました。会場ではタイヤのエコと安全に関するお役立ち情報やタイヤ点検方法などのほか、ECOPIAをはじめとするブリヂストンのタイヤを紹介。エコや安全をテーマとした子ども向けのお絵描きコーナーも設け、ご家族で楽しみながら参加いただけるイベントとなりました。

アジア・大洋州 | 商品発表会でエコドライブ講義

サーカリン・チェラパーサウォーンさん

ブリヂストンセールス・タイランド
サーカリン・チェラパーサウォーンさん

ECOPIA発表会でのエコドライブ講義

ECOPIA発表会でのエコドライブ講義

ブリヂストンセールス・タイランドでは、2010年9月、ECOPIA発表会を行いました。商品説明で転がり抵抗やウェットグリップ性能の実験を行った後、エコドライブの講義を実施。参加者の皆様には、環境にやさしい運転について熱心に学んでいただきました。

アメリカ | 三輪車試乗会で魅力をアピール

エリザベス・ルイスさん

ブリヂストン アメリカス
エリザベス・ルイスさん

ブレーキ性能の比較実験の様子

ブレーキ性能の比較実験の様子

ブリヂストン アメリカスは、2011年3月、アリゾナ州フェニックスで開催した新商品発表会の場で、ECOPIAのイベントを行いました。ECOPIAと当社従来製品とを用いた転がり抵抗やブレーキ性能の比較実験を実施。また、参加したメディアの皆さんに直接商品の性能を体験してもらうため、ECOPIAを装着した三輪車の試乗会を行いました。「こぎ始めが大変軽く、転がり抵抗が小さいことが実感できた」「魅力が明確に実感できた」など、大変好評でした。

日本 | 「B・フォレスト エコピアの森」を子どもたちの未来のために

里村達哉さん

株式会社ブリヂストン
里村達哉さん

間伐した木の枝切り(山梨県・道志)

間伐した木の枝切り(山梨県・道志)

日本では、ブリヂストンがECOPIAの売上の一部を森林整備活動に生かしています。2005年より、エコ・プロジェクトの一環として那須塩原(栃木県)の森林整備を行ってきました。2010年からは「B・フォレスト エコピアの森」というプロジェクトを立ち上げ、活動を拡大。新たに、道志(山梨県)における横浜市水道局の「水源エコプロジェクト」に参加しています。また、久留米(福岡県)において「企業の森づくり」協定を結ぶとともに、下関(山口県)においても「深坂自然の森」の一部の保護を行っています。整備費の負担や森林教室の開催など、それぞれの場所にあった活動を通じ、野生の動植物の生息地確保(生物多様性保護)と、子どもたちへの環境教育に取り組んでいます。