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特集3地域社会

地域社会と協力し課題を解決

世界各地で事業を展開しているブリヂストンは、そこで生活する人々とともに事業を行う企業の責任として、さまざまな活動に取り組んでいます。特に地域社会だけでは解決が難しい問題に対して、国やNPO・NGOなど多くのステークホルダーの方々と力を合わせて立ち向かっています。

リベリア | 子どもたちに無料で手術を!

NPOとの協働による医療支援

リベリア共和国

リベリア共和国

1957年、西アフリカのリベリアに拠点を持つファイアストンナチュラルラバー(FSNR)が従業員とその家族のために開設したデューサイド病院。激しい内戦によって一度は壊滅的なダメージを受けましたが、2008年にFSNRが地域全体に総合医療を提供する病院として再建しました。

そして2010年1月、このデューサイド病院で、FSNRは子どもたちにボランティアで手術を行うNPO法人であるChildren's Surgery International(CSI)と協力して、経済的に恵まれない子どもたちや若者たちに無料で手術を実施しました。

手術の対象となったのは、臍ヘルニア※1や口唇口蓋裂※2などの治療。高度な技術を必要とするため、リベリアはもちろん、西アフリカ全体でも例が少ない手術です。一人でも多くの子どもたちを助けたいという強い熱意のもと、CSIの医師たちをデューサイド病院の医師がサポートする形で、5日間で142件という、CSIとしても過去最大規模の手術が行われました。

更に、100人を超えるFSNRの従業員も、患者の搬送や患者とその家族への宿泊提供に協力。FSNRの持ち株会社であるブリヂストン アメリカスの従業員も一緒になって、おもちゃや児童書などを子どもたちに寄付しました。

CSIの医師から技術を学んだデューサイド病院の医師たちは、ミッション終了後も120件の無料手術を行いました。大きな反響を呼んだ協働プロジェクト。2011年1月には第2回が開催され、6日間で194件の手術を成し遂げました。

FSNRでは、一人でも多くの子どもたちが笑顔を取り戻すことを願って、これからも活動を続けていきます。

※1 主にへその下の腸が盛り上がることにより、へそを押し上げている症状。ごく稀に腸が血行障害を起こすことがある。
※2 上唇や上あご(またはその両方)が、生まれつき裂けている症状。

リベリアの孤児救済・支援機関のディレクターの声

子どもの人生が変わりました!
デブ・ディザッター

デブ・ディザッター

子どもたちは人生を変える手術を無料で受けさせていただきました。手術の当日は、たくさんの人が手術のために並んでいたので、自分の子どもが手術を受けられるのか不安でした。ドクターは一人ひとり丁寧に診察してくださり、結果7人のうち3人が手術を受けられました。そして残り4人も、来年優先的に手術を受ける人のリストに入れていただきました。その喜びはもちろんのこと、初めてエレベーターや水洗トイレを体験できたことが嬉しかったようです。CSIとFSNRの皆さんには本当に感謝しています。

ブリヂストンの協力なしには実現できないプロジェクトです

ティム・ランダー医師

CSI医師
ティム・ランダー

FSNRの社長であるダン・アドミティス氏とFSNRの多大なサポートを受けて、このたびリベリアで無料手術が実現できました。デューサイド病院というすばらしい施設を提供していただき、取り組みは大きな成功を収めました。また、CSI史上最大規模の手術が行えたのは、ハードなスケジュールの中、懸命に手術のサポートをしてくださったデューサイド病院の医師や看護師たちの努力、そしてFSNRの従業員の皆さんの献身的な協力のおかげです。今後も協力して活動を続けていきたいと考えています。

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アメリカ | 生物多様性を尊重するために

ウォーレン工場での生態系保存

アメリカ合衆国

アメリカ合衆国

ブリヂストン アメリカスでは、我々の生活の基盤である自然や生態系を保護する目的で、広大な土地を保有しています。その一つがテネシー州ナッシュビル郊外にあるウォーレン工場です。ウォーレン工場は、環境に配慮した工場としてタイヤ工場では世界で初めてLEED認証※1を受けました。また工場内だけでなく、ここでは敷地内の680エーカー(約2,750km2)もの広大な森を自然保護区域に設定。アメリカ野生動物生息地審議会の認定を受けた方法で、野生生物の生息地として維持するための管理を行っています。

また、この自然保護区域を活用して、テネシー州野生生物資源機構(TWRA)と協力し、子どもたちに野外授業などの環境教育(BEECH※2)を実施。地域の学校より大変高い評価をいただいています。およそ50名の従業員が、こうした環境教育のサポートや野生生物生息地保存にボランティアとして参加しています。

ある学校ではBEECHプロジェクトがきっかけとなり、独自の環境学習としてリサイクルプログラムがスタート。このプログラムによる働きかけの結果、地域のリサイクルセンターの収集用コンテナ、更には収集品目が増やされるなど、地域と一体となった活動へと発展しました。

※1 環境に配慮した建築デザイン、利用方法に与えられる全米グリーンビルディング評議会による認証。既存の工場に与えられるのは稀。
※2 Bridgestone Environmental Education Classroom and Habitat

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中国 | 教師や資源の足りない地域で子どもたちに心のケアを

四川大地震で心に傷を負った子どもたちへの情操教育への取り組み

中華人民共和国

中華人民共和国

2008年に発生した四川大地震により子どもたちが負った心の傷。それを癒していくために、音楽や美術、体育などの情操教育は大変重要です。しかし、四川省のある中国西部の農村には、教師や設備・教材などが足りず、情操教育が満足に行えない小学校が少なくありません。そこでブリヂストン チャイナは、中国の有力紙「南方週末」と協同で「ブリヂストン・ハッピータングラム」という活動を開始しました。初年度の2009年は、被災地区の小学校を対象に、音楽や美術などの授業やその教室建設を支援。また、心理カウンセリングなども行い、子どもたちやその父母から大変喜ばれました。

この活動では、情操教育が受けにくい地方の学校の中から毎年4校を選び、それぞれ1週間程度の情操教育を支援しています。2010年は湖北省と重慶市で、地元NGOと協力して、情操教育に加えて環境教育や伝統文化についての授業なども開始しました。また、ブリヂストン チャイナの社員が毎回ボランティアとして参加し、活動を支援しています。「ブリヂストン・ハッピータングラム」を通じて情操教育を受けた子どもたちは、2010年までの2年間で8校2,700名を数えます。今後も子どもたちの成長のため、内容を充実させながら活動を継続していきます。

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双方向コミュニケーション

ブリヂストングループでは、地域社会とともに発展することを目指してさまざまな活動を行っています。どんな活動を行っていくか、ステークホルダーの皆様と確かめあいながら進めていくために、積極的な対話を進めています。

ブリヂストン横浜工場 | 信頼され、共感される企業活動を目指して

地域の皆様とのダイアログ

ブリヂストン横浜工場

ブリヂストン横浜工場では、2010年11月10日に地域の皆様(区役所、町内会、小学校、観光協会、市民団体の各代表5名)との座談会を実施しました。横浜工場が、「これまでの取り組みを振り返り、これからどのように地域社会とともにいきいきと活動していくか」を見出すことを目的としています。

参加者の皆様からは、「B・フォレスト エコピアの森」「こどもエコ総合学習」「柏尾川魅力づくりフォーラム」「キヤノンベルマーク運動」などこれまでの活動への評価とともに、「納涼祭やイルミネーションは地域の風物詩として喜ばれている」などのご感想をいただきました。一方、今後の課題としては、「子どもたちに地域の歴史や本物のモノづくりを伝えること」「区民の潤いの場である柏尾川を守っていくこと」などのご提案をいただきました。また、地域共生に向け、「地域とのつながりの中で、ブリヂストンの更なる活躍を期待する」とのご意見もいただきました。

ブリヂストンだからこそできる活動を継続することで、地域の皆様の期待に応えていきたいと考えています。

スペイン | ブルゴス市民がブリヂストン主催の「CSR会議」に参加

ブルゴス工場での地域社会とのコミュニケーション

スペイン

ブリヂストン スペインのブルゴス工場では、2010年10月、ブルゴス市民の皆様を対象に「CSR会議」を開催しました。4回にわたって行われたこの会議には、延べ800名ほどの方が参加しました。

会議では、持続可能な社会づくりに貢献するブリヂストングループのCSRコンセプトを地域の皆様にお話ししたほか、先進的なCSRの取り組みを行っている企業の活動を紹介しました。また、参加者からも意見をいただきサステナビリティを意識した経営について話し合いました。

この会議は、その内容がメディアに取り上げられるほどの注目を集めました。また、この会議をはじめとした地域への貢献が評価され、ブルゴス工場は「社会的責任を果たす企業」として、ブルゴス商工会議所より「The best company in Burgos」を受賞しました。

ブルゴス工場では今後も、地域社会や地域の企業の皆様及び従業員の意識向上のために、自らが取り組むCSR活動を紹介していきます。また、地域社会と一緒に今回のような会議を継続して開催し、地域の皆様とのコミュニケーションを深めていきます。