
タイヤの設計開発を高度化・効率化するブリヂストンのタイヤ基盤技術。
※「DONUTS®」とは、Driver Oriented New Ultimate Tire Scienceを略した名称です。

GUTT(ガット)
【自動進化設計法】
スーパーコンピューターで最適化を判断しながら自動進化させて設計する手法。

O-Bead(オー・ビード)
【真円性向上ビード】
リム組み後のタイヤの真円性を高めるビード形状により、直進安定性、操縦安定性、快適性を向上。

L.L.Carbon(エルエルカーボン)
【長連鎖カーボン】
ゴムの強さを補強するカーボンを長く連ねて、ゴムを切れにくくし、耐摩耗性を向上、転がり抵抗も低減。AQドーナツにも採用。
ドーナツ技術に摩耗時の性能低下を抑制するコンセプトを追加。
新品時の性能を高めるとともに摩耗などによる性能低下を抑制。
※「AQ DONUTS®」とは、Advanced Quality of DONUTSを略した名称です。
※「摩耗時の性能低下抑制」とは、タイヤの残り溝が1.6mm以下になっても使用できるという意味ではありません。

【GUTTII】(ガット・ツー)
ドーナツの[GUTT]を進化させたコンピューターによる自動進化設計法。接地性、操縦安定性、静粛性がさらに向上。

【リブレットウォール】
溝の壁に微細加工を施し水流の抵抗を低減
従来のタイヤの溝の平らな壁面では、水流により発生した乱流渦を「面」で受けるため、抵抗が大きくなっていました。しかし、ハイドロシミュレーションを駆使して溝の壁にさらに微細な溝を刻んだ[リブレットウォール]は、乱流渦と「点」で接触、抵抗を低減しトレッド溝内のスムーズな流れを実現、耐ハイドロプレーニング性能向上を果たしました。

【O-BeadII】(オー・ビード・ツー)
ホイールを締め付けるビードワイヤの構造を強化した技術。コーナリング時のタイヤの変形が抑制され、操縦安定性が向上。
【ACブロック/サイレントACブロック】
ブロックを3次元曲面化、本質的なまるさを追求
平らなブロックは、平らな路面に接地しても、ゴムの変形により接地圧がばらつき、グリップを阻害していました。そこで自動進化設計法GUTTIIを応用し、路面に接地した時に接地圧が均一になるよう、ブロックの表面を3次元的にうねらせた形状、[ACブロック(Adaptive Contact ブロック)]を開発。[ACブロック]は接地圧がより均一なため、グリップが向上し、操縦安定性を高めることができます。また局所的な摩耗、つまり偏摩耗も防げると考えられます。[サイレントACブロック]はノイズ低減に効果のある部分をとくにうねらせることで、路面とブロックの接地により発生するノイズを吸収し、摩耗時の静粛性までも向上します。

【新L.L.カーボン】
新技術でさらに長連鎖化し、耐摩耗性が向上
カーボンは、長く繋げるほど強さが増しますが、長くなるほど絡みつくポリマーが多くなり、ゴムが硬化します。そのポリマーの絡みつきを抑える技術を開発することで、カーボンをさらに長く繋げることができ、耐摩耗性が向上しました。

【アクアパウダー】
ウェット性能効果を高める充填剤
少量添加でウェット性能向上効果が大きい充填剤[アクアパウダー]を開発。補強効果の高い[新L.L.カーボン]と組み合わせることでウェット性能向上と耐摩耗性の両立が可能になります。

【AQコンパウンド/AQコンパウンドII】
ゴムの硬化を抑制し、ウェット性能の低下を抑制
AQコンパウンドはゴムの表面の硬化を抑え、ウェット性能の低下を抑制するものです。AQコンパウンドIIはブロック全体の硬化を新たに抑制し、ゴム硬化抑制とウェット性能低下抑制をさらに高めています。

【トレッド・イン・トレッド/トレッド・オン・トレッド】
摩耗してくると新しいゴムが現れるトレッドゴムの2重構造
トレッド・イン・トレッドは摩耗してくると新しいゴムが現れるトレッドゴムの2重構造です。トレッド・オン・トレッドは、摩耗してから出てくるハイグリップのベースゴムを、新品のときから一部表面に露出させ、新品時のウェット性能を高めるとともに、摩耗時の性能低下抑制の効果をさらに高めています。
WEBカタログにて掲載しているピクト(絵文字)をご紹介します。
走りのため、快適さのため、そして安全のため、数々の技術が注がれています。
ここでは、ブリヂストンのタイヤに採用されている代表的な技術を紹介しています。

シリカ
ウェット・低温を中心に高温までのグリップを高め、同時に耐摩耗性を両立。
シリカはポリマーと結合し、ウェット・低温での柔軟な特性を生み出します。シリカだけでは補えない、高速・サーキット走行時の剛性・耐摩耗性は、[L.L.カーボン][新L.L.カーボン]によって補強できることから、ウェット・低温からドライ・高温まで広範囲でのグリップ向上と、耐熱・耐摩耗性を両立することができます。

高気密インナーライナー
空気を通しにくい新素材。
タイヤの内側に貼り付けたゴム層(インナーライナー)の素材にブロモブチルゴムという空気を通しにくい素材を最適活用することで空気圧の低下を抑制しました。

エココンパウンド/LT専用エココンパウンド/VAN専用エココンパウンド
転がり抵抗改良剤の新配合により、耐摩耗性、ウェット性を高次元で確保しながらヒステリシスロスを抑制、転がり抵抗を低減。

フラットフォース・ブロック
タイヤ周上のブロック剛性とトレッド厚を均一化。
タイヤ表面のブロックの強さと厚さを、より均一に近づける技術。直進安定性が向上。

リムガード
縁石などのダメージから、ホイールをガード。
(※すべてのダメージから保護するわけではありません。)
ホイール(リムフランジ部分)を縁石等によるダメージから保護。同時にサイドビューをいっそうシャープに引き締めます。

サイドプロテクト
タイヤ側面を、路肩や縁石とのコスレから保護。
(※すべてのダメージから保護するわけではありません。)
バンやトラックに使用されるタイヤでは、タイヤ側面が路肩や縁石によって擦られていることが多くあります。そのため、タイヤサイドの擦れやすい部分にあらかじめプロテクターを設けることで、ダメージから保護。

エネルギーセイビングライン
自動進化設計法[GUTT]によるケース形状設計で、タイヤ転動時のケース形状変化で生じる歪エネルギーの損失を抑制し、転がり抵抗を低減。

非対称形状
段差やうねりなど、不整路でのタイヤの横力変動を抑制。
路面変化によるタイヤへの横方向の入力変動を予測。最適化された、タイヤのIN側とOUT側のサイド形状が異なる非対称形状。

エコ形状
タイヤが転がる時に発生するエネルギーロスを緩和するためにタイヤのサイド部を最適化した形状。

非対称エコ形状
段差やうねりなど、不整路でのタイヤの横力変動を抑制した非対称形状にエネルギーロスの緩和を図ったエコ形状を融合したもの。

ノイズ吸収シート
新素材の採用で、静かな走行を実現。
ベルトの外側にあるキャップ&レイヤー部に、振動しにくい新素材「PEN」(ポリエチレンナフタレート)により生みだされた[ノイズ吸収シート]を採用。路面で発生するノイズを減らし、静かな走行を実現します。

ジョイントレス・キャップ&レイヤー
高速耐久性・高速走行時の安全性の大幅な向上を実現。
従来のキャップやレイヤーとは異なり、ワイヤー状のコードを連続して巻きつけたもの。接合部がないため、トレッド部の周方向剛性の均一化を実現。高速耐久性、高速走行時の安定性を大幅に向上します。

非対称構造
IN側とOUT側で異なる構造を採用し、走行性能を最適化。
タイヤIN側とOUT側で異なる構造を採用し、二律背反の関係にあるタイヤへの要求性能を高次元でコントロールし、走行性能を最適化。

カギ穴サイプ
ウェット性能を高め、それを長期間持続。
排水性に大きく寄与する横方向サイプを鍵穴型の断面形状に加工。ウェット性能の向上を図るとともに、走行によって摩耗が進んだ場合でも、初期の排水性を維持し、優れたウェット性能を長く持続します。

フレアサイプ
摩耗後エッジ長が長くなり、ウェット性能低下を抑制。
フレア形の形状でサイプエッジの段差(ヒール&トー)を減少、接地性を高めウェット性能を向上。摩耗後は、水膜をきるエッジ長が長くなり摩耗後のウェット性能低下を抑制。

3D-サイプ
ウェット性能を向上して偏摩耗も抑制する。
横方向サイプを2本1組で間隔が広まるように加工。ウェット性能を向上しながらも優れたブロック剛性を確保し、ハンドリング性能向上と偏摩耗の抑制を両立。

ユニディレクショナルパタン
ドライ&ウェットに高運動性能を発揮。
ドライ&ウェットでの高性能を追求したパタン。高い排水性を備えているため、トレッドのネガティブ率(溝面積比率)を抑え、ドライでの高い運動性能と優れたウェット性能を実現しました。

5ピッチランダムバリエーション・ブロック配列
パタンノイズを抑え、静かでスポーティーな走りを実現。
各ブロックのピッチ(周方向長さ)を5種類ランダムに配列し、運動性能を犠牲にすることなく、パタンノイズの大幅低減を実現しました。

3Dノイズ抑制グルーブ/ノイズ抑制グルーブ
耳障りな高周波ノイズを抑制。
特定周波数が分散され減音効果のある音響工学の技術を利用したグルーブデザインをパタンに施すことで、タイヤのストレート溝が路面と接する時に発する耳障りな高周波ノイズを抑制。

リーフスロット/ラウンドスロット/D-スロット
耐偏摩耗性向上とロードノイズ低減を両立。
偏摩耗が発生しやすいミニバン専用タイヤの内側に、丸や台形の穴を搭載し、回転方向の剛性を確保。耐偏摩耗性向上と同時にロードノイズ低減を両立。

ステルスパタン
コーナリング時の接地性を向上させ、排水性も確保。
F1™やGP2™のウェットタイヤ用に開発された技術を市販タイヤにも応用。リブの間に3D化した見え隠れする溝(ステルスグルーブ)を継ぎ目なく配置し、パタン剛性を強化。スポーツ走行でのコーナリング時に適確に路面を掴みます。また、排水性にも配慮しています。