高級ミニバンの広い車室内は、移動の間に家族や仲間と大人数で音楽や映像を楽しむエンタテインメント空間としても最適だが、タイヤをREGNO GRVに変えることで静粛性が向上し、より快適にCDやDVDを楽しむことできるのではないか。REGNO GRVは様々な音域でタイヤから発生する音がおだやかで、音楽を聴く上で妨げになるノイズや、会話をするうえで耳障りな領域のノイズも同じように低く抑えられているように感じる。
それは一般道を走りだした瞬間に如実に感じることができた。最も印象的なのは、中〜高音域のヒュ〜、シャ〜っという高周波ノイズがほとんど気にならなかったこと。実は低音域のゴォ〜っというノイズもおだやかだが、最初に感じたのは高周波ノイズの静かさ。さらに高速道路を走行すると、そのノイズ抑制効果の大きさに誰もが驚くことだろう。「ノイズ抑制グルーブ」というトレッドパターンで、ノイズを音響工学的に吸収しているのは、オーディオ的にも面白い発想だと思った。
運転席やセカンドシートでの騒音の少なさも印象的だが、リヤタイヤの真上に座るサードシートでの静かさにはちょっと驚かされた。サードシートに座る人は、タイヤノイズの影響で知らず知らずに疲労感を覚えるものだが、REGNO GRVのノイズ抑制効果で車内は静粛に保たれ、その効果はサードシートで特に顕著と感じた。長距離ドライブが今まで以上に楽しくなるだろう。

「オートサウンド」の初代編集長。カーオーディオ専門誌のジャンルを確立する。現在はフリーのジャーナリストとして自動車雑誌やカーオーディオ誌を中心に活躍中。

REGNO GRVの様々な音域にわたるノイズ抑制効果は、カーオーディオの再生音を確実にレベルアップさせるはずだ。従来のタイヤでは、ノイズにマスキングされて聴き取りにくかった微細な音までが明瞭に聴こえてくるから、音楽の表情ががぜん豊かになる。たとえばヴォーカルでは、声のツヤやしっとりした雰囲気が見事に再現されるようになるし、ライブ会場の興奮までが伝わってくる。
しかも静粛性だけでなく、ダイナミックな運動性能の向上も果たしているところがすごい。急激なレーンチェンジでも車体のふらつきが抑えられている。タイヤのリニアリティがいいから、収束が早く、安定している。普段運転している自分のミニバンでは、レーンチェンジで車体後部がワンテンポ遅れてついてくるような感覚があったが、タイヤをREGNO GRVにすると、まるでボディが小さくなったように感じた。ミニバンの運転が楽しくなるタイヤだ。

