ルール紹介

技術の進化や社会の環境ニーズの変化を踏まえ、
また常にチームが限界に挑めるよう、
専属の技術部隊が18か月毎にルールを見直しています。
複雑なルールですが、レースをより楽しめるよう、
分かりやすく紹介します。
チャレンジャークラス

スピードレース
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世界一速いソーラーカーを決める!
前回の2017年度大会はソーラーパネルが更に縮小された一方で(第1回大会の半分の大きさ!)車両の大きさ制限は緩和され、各チームとも大幅にデザインを変えて参戦しました。今年度は誰が先に3,000kmをゴールできるのでしょうか?

ソーラー パネル |
2.64㎡~4㎡ (素材によって制限サイズが異なる) イメージ…タタミ1.5~2畳程度 |
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車両 | 4輪、縦5m×横2.2m×高さ1.6m以内 イメージ…大きめの乗用車程度 |
乗車人数 | 1人乗り(2人以上のドライバーを設定し交替で運転)ドライバー体重+重りで80kg以上になるよう調整 |
動力源 | ソーラーエネルギーのみ |
クルーザークラス

実用性評価
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未来の自動車を創る!
今年度のルール改正では、指定された3か所のコントロールストップを通過しなければいけない時間帯が設定されました。これらの地点では日没から23:00の間に外部充電ができます。最終評価はゴールした順位ではなく、総合的なスコア評価となります。評価時にはソーラーカーについての3分間プレゼンテーションを行うことが新たに義務付けられています。いかに実用的な車両をデザインし、いかにエネルギー効率良く安定的に走ることができるか? 技術と知恵の戦いです!

ソーラー パネル |
3.3㎥~5㎥(素材により制限サイズが異なる) イメージ:タタミ2~3畳程度 |
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車両 | 4輪、縦5m×横2.2m×高さ1.6m以内 イメージ:大きめの乗用車程度 |
乗車人数 | 4人まで(ドライバー含む) |
動力源 | ソーラーエネルギー+外部からの充電 (指定場所で計2回可能) |
評価基準エネルギー効率と実用性の両面から評価
エネルギー効率:乗車人数×走行距離÷使用エネルギー量
実用性:8項目について審査員が評価
- ・デザインの先進性
- ・操作しやすさ(運転/充電)
- ・環境への配慮
- ・汎用性
- ・乗降しやすさ
- ・デザイン性と好ましさ
- ・乗車スペースの快適さ
- ・大会目的への適合性
アドベンチャークラス

誰でも参加可能
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競わずに大会を楽しむ!
全員がレースに参加できるよう、順位を競わず楽しむことを目的としたクラス。ユニークな形やデザインのクルマが魅力的です。


その他共通ルール

走行時間
8:00(初日のみ8:30)よりスタートし、17:00までの1日9時間のみがレースの走行時間として決まっています。時間をオーバーした場合には、ペナルティが発生します。
車両検査
出走前に「静的車検」と「動的車検」(テスト走行)を実施します。
本番のレースで走行するためには、現地での2つの車検に合格することが必須となります。
レース中の車両点検
コントロールストップ(前回大会では7か所に設置)ごとに、全てのチームが30分間停車して車両点検を実施します。車両点検にて、60km/h以上で走行できないなど安全面に問題があると判断された場合や、時間内でゴールにたどり着くことが不可能と判断された場合には、トレーラーで適切な場所まで牽引することがルールとなっています。その後コースに復帰することはできますが、その場合は残念ながら順位はつきません。
安全面に関するその他ルール
サポートカーが前後を挟んで並走することや、熱中症予防のために飲用水を確保すること、法定速度遵守、また前後左右の視野確保、ライト / ウィンカー装備、運転時の適正な姿勢確保、シートベルト / ヘルメット着用など、限界に挑む各チームの安全を守るため、様々なルールが定められています。