ニュースリリース

ブリヂストン物流株式会社の株式譲渡について

2025年06月30日

 株式会社ブリヂストン(以下、ブリヂストン)は、ブリヂストンの100%子会社であるブリヂストン物流株式会社(以下、ブリヂストン物流)の株式の内、66.6%をSBSホールディングス株式会社(以下、SBSホールディングス)に譲渡する契約を締結致しました。

 ブリヂストンは、激動の事業環境において、「変化をチャンスへ」変えることで、グローバルでビジネス体質の強化に取り組み、「質を伴った成長」に向けた基盤の構築を加速しています。日本事業においては、「断トツ商品」の強化を中核として、タイヤ開発から生産、物流、販売までバリューチェーン全体において生産性・創造性の向上を軸に事業再構築を推進しています。今回の株式譲渡はその取り組みの一環として実施するものです。

 物流業界は、カーボンニュートラル(脱炭素)化や持続可能なサプライチェーンの構築、構造的な労働力不足といった社会問題の影響により、大きな変革期を迎えています。このような環境において、物流業界のリーダーであり、環境変化を一歩先の成長ステージ(Next Stage)への転換点と捉え、さらなる飛躍に向けた取り組みを進めているSBSホールディングスへ一部株式を譲渡することで、経営資源を強化し、ブリヂストン物流のさらなる成長を目指してまいります。

 ブリヂストン物流は、デジタル技術を活用した次世代配送管理システムの導入、共同物流による積載率の改善、モーダルシフト(輸送手段を環境負荷の少ない鉄道や船舶などに転換すること)を通じて、タイヤ物流の効率化とサステナビリティへ向けた取り組みを推進しています。今後も、これらの活動を推進し、SBSホールディングスが目指されている「さまざまな『もの』を最適な環境で安全・安心に、かつよりサステナブルな方法で運び届ける」ことに貢献してまいります。

 さらに、SBSホールディングスが推進するEVをはじめとした次世代自動車の導入、LT(Logistics Technology)・ITを活用した効率的な物流施設や輸配送体制の整備、高度な専門的知見や先進的なノウハウ、幅広いネットワークとのシナジーを深めることで、外販機会の拡大や、サステナブルなタイヤ物流の構築による新たな社会価値・顧客価値の創造を進めてまいります。また、SBSホールディングスの人財力・組織力を高める活動とも連動し、従業員の人的創造性向上と活躍の場の拡大を図ります。

 本件は、ブリヂストンにおいて、中期事業計画(2024-2026)に沿って実行している事業再編・再構築(第2ステージ)の一つです。

1. ブリヂストン物流株式会社の概要

社名 ブリヂストン物流株式会社
本社所在地 〒187-8531
東京都小平市小川東町3-1-1 B-Trinityビル6階
設立 1995年7月1日
資本金 4億円
代表者 代表取締役社長 三好 由浩
従業員数 987名(2024年12月末現在)
事業内容 貨物自動車運送事業
貨物利用運送事業
倉庫業
通関業 など

2. SBSホールディングス株式会社の概要

社名 SBSホールディングス株式会社
本社所在地 〒160-6125
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー25階 
設立 1987年12月16日
資本金 39億20百万円
代表者 代表取締役 鎌田 正彦
従業員数 23,513名(うち正社員10,712名、2024年12月末現在、連結)
事業内容 1987年の創業以来、物流ならびに物流に付帯するサービスを充実させ、ワンストップの物流サービスをご提供することで、お客様の利益創造に貢献。グループ内には、食品から超重量物までさまざまな商品を扱う企業群、路線、区域、即日配送まで多様な配送形態に応える企業群、そして、物流施設開発、環境物流などの専門的な企業群を有する

3. 日程

契約締結日 2025年6月30日
株式譲渡実行日 2025年10月1日(予定)

4. 今後の見通し
 本件が当期の連結業績予想に与える影響は軽微です。

本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> 国内広報部 TEL:03-6836-3333
<お客様> お客様相談室 TEL:0120-39-2936

以上