ニュースリリース

ロシアで乗用車用タイヤ新工場の鍬入れ式を実施

2014年04月02日
No.30

 株式会社ブリヂストンは、ロシアに新たに建設する乗用車用ラジアルタイヤ工場の建設予定地で、現地時間4月1日(火)に鍬入れ式を実施いたしました。

 新工場は、2016年上期に生産を開始いたします。生産品目はロシア・CIS※1市場向けのウィンタータイヤをはじめとする乗用車用ラジアルタイヤで、生産能力は2018年下期に日産約12,000本となる予定です。

 鍬入れ式には、工場建設地であるウリヤノフスク州のセルゲイ・モロゾフ州知事および連邦・州政府関係者、工業団地関係者、今回の新工場建設にご尽力いただいている三菱商事株式会社(以下、三菱商事)をはじめとする関係者の皆様をお招きしました。

 式典でははじめに当社代表取締役COO西海和久より挨拶を行い、「ロシア・CIS市場の需要の伸びに現地生産で対応し、高品質で安全な製品を提供することで、ロシアのモータリゼーションに貢献したい」と述べました。続いて新工場の運営を担うBridgestone Tire Manufacturing C.I.S. LLC(以下、BMCIS)社長の谷川裕己が、今後の工場建設、事業立ち上げに対する意気込みを述べた後、参加者の皆様と意見交換を行い、親睦を深めました。

 ロシア・CIS地域は、人口が約3億人にのぼる大きな市場です。また新車販売も堅調に伸長しており、今後更なるタイヤ需要の伸びが見込まれます。その中で、今回の新工場は、現地での需要拡大に対応することを目的に建設されるものです。当社グループはこれまでにも小売チャネル網「Pole Position」の拡充など事業展開を進めてきましたが、今回の新工場建設により、市場に近いところで商品を生産しタイムリーにお客様にお届けする体制を実現してまいります。

  1. ※1CIS: Commonwealth of Independent States (独立国家共同体)の略で、ソビエト社会主義共和国連邦の崩壊後、旧ソ連諸国により結成されているゆるやかな国家連合体。
三菱商事 垣内常務執行役員(写真左から2人目)
ウリヤノフスク州知事 セルゲイ・モロゾフ氏(写真中央)
当社代表取締役COO 西海 和久(写真右から2人目)
在ロシア連邦日本国大使館 道井公使(写真右端)

BMCISの概要は以下の通りです。

1.会社名 :Bridgestone Tire Manufacturing C.I.S. LLC
2.工場所在地 :ウリヤノフスク州ザヴォルジェ工業団地(モスクワの東南東約900 km)
3. 出資比率 :当社 : 90%
三菱商事 : 10%
4. 代表者名 :谷川裕己
5.生産品目 :乗用車用ラジアルタイヤ
6. 敷地面積 :約81ha
7.生産開始 :2016年上期(予定)
8.従業員数 :約800人(2018年下期予定)
9. 生産能力 :約12,000本/日(2018年下期予定)

関連リンク:
・2013年4月12日発表ニュースリリース
ロシアに乗用車用タイヤ工場の建設を決定

本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> 広報第1課  TEL:03-6836-3333
<お客様>  お客様相談室 TEL:0120-39-2936

以上