ニュースリリース

ブリヂストン、東京2020オリンピック・パラリンピックにおいて、夢を追いかけるアスリートの挑戦と安心・安全な大会運営をサポート

ブリヂストンが培うイノベーションとソリューションで大会運営を支え、社会価値・顧客価値を創出

2021年07月22日

  1. 東京にグローバル本社を置く唯一のワールドワイドパートナーとして、夢を追いかけるアスリートの挑戦と安心・安全な東京2020オリンピック・パラリンピックの運営をサポートします。
  2. ブリヂストンがこれまで培ってきた技術とそのイノベーション、それらをベースとするソリューションをもって社会価値・顧客価値の創出を推進します。
  3. 東京2020の大会公式車両約3,000台の安心・安全な移動を支えるタイヤとタイヤメンテナンスサービスを提供します。また、アスリートやスタッフのための自転車と自転車メンテナンスサービスを提供、会場施設には地震の揺れを軽減する免震ゴムや水回りの樹脂配管システムなどが使用されています。
  4. 「CHASE YOUR DREAM」をメッセージとして、様々な活動を通じてアスリートたちの挑戦を支えるだけでなく、様々な困難を乗り越えながら夢に向かって挑戦するすべての人の挑戦・旅(Journey)を応援しています。

 株式会社ブリヂストンは、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催地に本社を置く唯一のワールドワイドパートナーとして、「最高の品質で社会に貢献」という使命のもと、夢を追いかけるアスリートの挑戦と安心・安全な大会運営をサポートします。

 株式会社ブリヂストンの取締役 代表執行役 Global CEOの石橋秀一は次のように述べています。
 「ブリヂストンは、『平和な社会の確立』というオリンピック憲章の考えに賛同し、安心・安全が確保された大会の開催と、夢を追い続ける世界最高峰のアスリートの皆さんを支えたいと考えています。すべての人がより活き活きと安心して暮らせる社会の実現を目指している企業として、東京2020オリンピック・パラリンピックがこの困難な時期にも人々の心を支え、そして互いに支えあう力となることを期待しています。」

◆技術とイノベーション、それをベースとするソリューションで安心・安全な移動を支える

 ブリヂストンは、東京2020の公式タイヤサプライヤーとして、乗用車、競技支援車両、スタッフの移動をサポートするコンセプトカーなど、約3,000台の大会公式車両にタイヤとタイヤメンテナンスサービスを提供します。ブリヂストンがタイヤ事業で培ってきた技術とイノベーション、それをベースとするソリューションで、東京2020でのより安心・安全な移動をサポートします。

 概要は以下の通りです。

オリンピック・パラリンピック選手村で使用される自律走行BEV「e-Palette」に装着される専用タイヤ
  1. -  オリンピック・パラリンピック選手村で走行するトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車)の自律走行BEV(Battery Electric Vehicle)「e-Palette」に専用タイヤを提供します。
  2. -  メインプレスセンター(MPC)やテニス競技会場で使用されるトヨタ自動車の歩行領域BEVに、特殊形状の樹脂スポークで荷重を支えタイヤの空気充填を不要とする技術「エアフリーコンセプト」を採用したエアレスタイヤを提供します。空気圧管理などのタイヤメンテナンスが不要になり、パンクの心配もなくなります。また、樹脂を使用することで、リサイクルも容易になります。
  3. -  マラソン競技の先導車であるトヨタ自動車の燃料電池自動車(FCEV、Fuel Cell Electric Vehicle)「MIRAI」には、市販の新車装着タイヤとは異なる東京2020専用の特別仕様タイヤが装着されます。低転がり抵抗と静粛性に優れるこのタイヤは、「MIRAI」など電動車の課題である航続距離と快適性の両立に貢献します。
  4. -  同じく、マラソン競技の先導車に使用されるトヨタ自動車のBEV「LQ」には、「ECOPIA EP500 ologic (エコピア イーピーゴヒャク オロジック)」を提供します。「ologic」は、タイヤを狭幅・大径化することで従来の転がり抵抗に加え、空気抵抗も低減する技術です。総合的な走行抵抗の低減によりBEVの電費向上にも貢献するソリューションです。
  5. -  オリンピック・パラリンピック会場内、選手村などで使用されるトヨタ自動車の短距離・低速型BEV「APM(Accessible People Mover)」には、ブリヂストンのエコタイヤ「ECOPIA」が装着されます。

 また、ブリヂストンは、安心・安全で円滑な大会運営をサポートするため、タイヤに加え、東京2020で使用される車両に、タイヤ点検、交換などのタイヤメンテナンスサービスを提供します。

◆アスリートやスタッフのための自転車と自転車メンテナンスサービスを提供

 ブリヂストンは、50年以上にわたり競技用自転車を開発してきた知見を活かし、公益財団法人日本自転車競技連盟との契約のもと、東京2020の自転車競技トラック日本代表にトラック用自転車を開発しました。
 ブリヂストンは、東京2020でトラック競技の「ケイリン」、「スプリント」、「オムニアム」、「マディソン」の4種目に出場する選手の自転車を供給します。本トラック用自転車は、ブリヂストンサイクル株式会社の競技用自転車開発のノウハウと、株式会社ブリヂストンのタイヤ開発で培ってきた解析技術や材料技術など、両社の技術力を結集して開発されました。

 また、ブリヂストンは、東京2020のスタッフ、ボランティア、アスリートの移動手段として、以下の通り総計800台以上の大会公式自転車を提供します。

左から「オルディナ F5B」、「ビッケ ポーラー」、「トートボックス ラージ」
  1. -  「オルディナ F5B」:軽快に走行できるスポーツタイプの自転車です。
  2. -  「ビッケ ポーラー」:前後に大型のバスケットを装備した、荷物を運びやすい自転車です。
  3. -  「トートボックス ラージ」:前後に大容量のコンテナ型バスケットを装備した、おしゃれに荷物を運べる自転車です。これらの自転車を約400台ご提供します。

 これに加えて一般的なブリヂストン製市販自転車を約400台ご提供します。これら総計800台以上の自転車は、東京2020終了後に地域の団体やプログラムに寄付され、役立てられる予定です。

◆安心・安全、快適な街づくりで東京を支える

  1. -  東京2020の水泳競技会場となる「東京アクアティクスセンター」、バレーボールと車いすバスケットボール競技会場となる「有明アリーナ」に、地震の揺れを軽減する免震ゴムが導入されています。
  2. -  選手村、仮設施設、競技会場(有明体操競技場)などに、軽量で耐久性に優れた樹脂配管システムを納入し、東京2020の建物の安全性と快適性を支えています。

◆夢に向かって挑戦するアスリートとすべての人を支える

 ブリヂストンは、「CHASE YOUR DREAM」をテーマに、世界最高レベルのアスリートたち含め、夢に向かって挑戦するすべての人を支えています。2017年にはチームブリヂストンを立ち上げ、その活動の輪を世界に拡大、現在では世界中の20以上の地域から70名以上のアスリート・アンバサダーを任命しています。
 また、ブリヂストンがこれまで培ってきたタイヤや自転車の技術を結集し、パラアスリートが使用する義足用ゴムソールや車いすテニス用のタイヤなどの機材開発を通じて、夢に向かって挑戦するパラアスリートをサポートしています。

 ブリヂストンは、このような東京2020の取り組みを通じて、多様性を尊重し、人々がより快適に移動し、生活し、働きそして楽しむことに貢献します。

ワールドワイドオリンピック・パラリンピックパートナーについて
 株式会社ブリヂストンは、2014年にワールドワイドオリンピックパートナー、2018年にワールドワイドパラリンピックパートナーに就任し、東京2020、北京2022、パリ2024まで大会をサポートします。今後も、当社の持つ商品やサービス、ソリューション、革新的・先進的な技術を通じてアスリートの挑戦や安心・安全な大会運営を支援していきます。
 ブリヂストンは、人々がより快適に移動し、生活し、働きそして楽しむことに貢献する商品やサービス、ソリューションを提供しており、当社のオリンピック・パラリンピック・ムーブメントへの取り組みは、100年以上続くスポーツやイノベーションの歴史を引き継ぐものです。当社のワールドワイドオリンピック・パラリンピックパートナーとしての活動は、様々な困難を乗り越えながら夢に向かって挑戦し続けるすべての人の挑戦・旅(Journey)を支えていくという想いを表現したメッセージ「CHASE YOUR DREAM」に基づいています。

本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> パブリックリレーション部門 商品・技術広報課 TEL:03-6836-3333
<お客様> お客様相談室 TEL:0120-39-2936

以上