ニュースリリース

アジアにおける航空機用リトレッドタイヤ生産拠点集約

中期事業計画(2021-2023)に基づく生産拠点再編の進捗について

2022年07月11日

 株式会社ブリヂストンは、中期事業計画(2021-2023)において、「稼ぐ力の再構築」へ向けて、タイヤ、多角化、内製などの全ての事業で、グローバル生産拠点再編について中長期的なスパンで検討を継続していくことをお伝えしました。

 その一環として、株式会社ブリヂストンはアジアにおける航空機用リトレッドタイヤの生産拠点の一部を下表のとおり集約することを決定しました。

品目 生産拠点集約の概要
航空機用
リトレッドタイヤ
Bridgestone Aircraft Tire Company (Asia), Ltd.
(以下「BAA」)での生産を2023年6月末に停止
Bridgestone Aircraft Tire Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.
(以下「BAMT」)にBAAでの生産を集約
<BAA概要>
所在地 :中国 香港
設立年 :1991年
従業員数:102人(2022年4月末現在)
事業内容:航空機用リトレッドタイヤの生産および販売
<BAMT概要>
所在地 :タイ チョンブリ県
設立年 :2017年
従業員数:94人(2022年4月末現在)
事業内容:航空機用リトレッドタイヤの生産

 ブリヂストングループは創立以来90年余の歴史の中で、それぞれの時代、社会、お客様のニーズに応え、支えるため、グローバルで、コア事業であるタイヤ生産拠点の最適化を行ってきました。

 アジアにおける航空機用リトレッドタイヤの生産拠点についても、中期事業計画(2021-2023)の中で、伸長する航空需要の中心地であるアジアでの供給体制最適化、競争優位性、生産・物流過程でのCO2排出量削減などサステナビリティの観点、地域社会への影響などあらゆる要素を検討した結果、BAAでの生産を停止しBAMTに生産を集約するという判断に至りました。BAAでの生産停止によって影響を受ける従業員、および、当該地域社会に対しては、その影響が最小限になるよう十分考慮した上で、各種法規制や労働協約に従って適切に手続きを進めてまいります。なお、BAAの販売機能についてもBAMTへ移管し、お取引先様に対しては、従来同様に高品質な商品・サービスを提供してまいります。

 ブリヂストングループは、ビジョン「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして、持続的に社会価値・顧客価値を提供している会社へ」の実現へ向けて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」※1を制定しました。これを未来からの信任を得ながら経営を進める軸として、変革を加速していきます。

 なお、本件が当期連結業績予想に与える影響は軽微です。

  1. ※1 ブリヂストングループは、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向けて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を制定しました。これを未来からの信任を得ながら経営を進める軸とし、ブリヂストンらしい「E」で始まる8つの価値(Energy、Ecology、Efficiency、Extension、Economy、Emotion、Ease、Empowerment)を、ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員・社会・パートナー・お客様と共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットしていきます。
    https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2022030101.html

本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> コーポレート広報課 TEL:03-6836-3333
<お客様>  お客様相談室 TEL:0120-39-2936

以上