CSR

人権・労働慣行

働きがいと誇りの追求

働きがいと誇りの追求に関する考え方と取り組み

ブリヂストングループは、働きがいと誇りの追求に関する考え方を以下のように定めています。

働きがいと誇りの追求

ブリヂストングループは、働きがいと誇りの追求に関する当社の考え方に基づき、グループ各社で人材育成プログラムの改善計画を進めるとともに、改善を推進する人材コーディネーターの育成を行っています。当社の人事・処遇制度や教育研修の整備を着実に進め、グループ全体での統一性を確保しています。

次世代経営層の継続的な育成

ブリヂストングループの人事方針の一つに、グループ全体で人材の最適な活用を行うことがあります。将来のグループ経営を導き、支える能力を備えた重要な人材の育成を目的とした、中長期的な選抜育成を継続的に行っています。

グループ全体でのモノづくり人材の育成

「グローバル・モノづくり教育センター(Global Manufacturing Education Center:G-MEC)」は、「ブリヂストン流モノづくりを実践できる人材の育成」をミッションとして、2007年に開設されました。G-MECは、「人材育成標準プログラムの開発」「プログラム推進者の育成」「仕組みへの落とし込み」を3本柱に、グローバルなモノづくり人材育成活動を展開しています。

現在、ブリヂストングループの海外生産比率は約7割を占めており、規格に沿った高品質な製品を製造・販売し、自律して高いレベルのモノづくりができるように、全ての製造拠点で製品の質を維持・向上させることが重要であると考えています。このため、各地域に推進組織として、C-MEC (中国)、AP-MEC(アジア)、E-MEC(欧州)、BRISA-MEC(中東)、NA-MEC(北米)、SA-MEC(南米)を立ち上げました。戦略的事業ユニット(SBU)/事業所ごとに推進者(マスター)を育成・配置し、各事業所で教育や教育後の活動をリードし、より精力的に取り組みを進めています。

マスター人数(2018年12月末現在)

(単位:人)

地域 種別 日本 米州 欧州
中東
中国 アジア
合計
製造マネジメント 14 3 4 9 11 41
標準技能インストラクター 14 0 13 15 18 60
保全マネジメント 18 12 20 17 22 89
合計 46 15 37 41 51 190

従業員の能力開発と教育研修

ブリヂストンでは「仕事を通じての成長のみならず、教育・研修を積極的に実施し、企業戦略に合致した人材を育成する」ことを目標に研修体系の充実に努めています。

2002年からは、部門や職能にかかわらず、全従業員に共通して必要な能力(職務遂行力・マネジメント力)を強化することを目的とした研修体系「人材育成カレッジ」を構築し、運営しています。

また、「事業体経営ができる人材の育成」「マネジメントができる人材の早期育成」に焦点を当てた研修プログラムの拡充や、「若年層の早期戦力化」を狙いとした各種研修も整備しています。

こうした全社研修に加えて、各部門で必要とされる「研究開発」「生産技術」「安全防災」「品質」「環境」「販売」「財務」「知的財産」「広報」などに関するスキルや知識を習得するために、各部門の職能専門研修担当部署による研修なども実施しています。

ブリヂストン全体での効率的・効果的な研修の実施、新たなニーズの定期的な確認と研修体系への反映を目指し、全社研修事務局と職能専門研修担当部署が連携して取り組んでいます。 ブリヂストングループの人事方針の一つに、グループ全体で人材の最適な活用を行うことがあります。将来のグループ経営を導き、支える能力を備えた重要な人材の育成を目的とした、中長期的な選抜育成を継続的に行っています。

ブリヂストンの研修体系
ブリヂストンの研修体系

主な研修内容

事業体経営のできる人材の育成 管理職を対象に、経営戦略やビジョンの構築など、事業を経営していく上で、必要な能力を強化するための研修を実施しています。
マネジメントができる人材の早期育成 管理職候補層を対象に、将来管理職になった際に必要とされるリーダーシップ、部下の指導・育成、意思決定など、基本的なマネジメント力を向上させるための研修を実施しています。
定期新入社員の育成 新卒採用者を対象に、入社してから各部署に配属されるまでの導入期間に2.5カ月の研修を実施しています。最初の2週間の集合研修では、企業理念や会社概況などブリヂストングループについての基本知識とビジネスマナー、社会人としての心構えを学びます。その後、工場実習では実際の生産業務や改善活動を体験し、また、販売実習では、グループ販売会社で販売第一線について現場を学びます。
キャリア採用者の早期適応支援 キャリア採用者を対象に、ブリヂストングループの企業理念や会社概況など、新しい環境への適応を支援する約1週間の集合研修を実施しています。
定期新入社員・キャリア採用者育成の支援 職場における新入社員とキャリア採用者の育成と定着を図るため、配属先所属長を対象に「OJTガイダンス」を実施し、また、指導を行う社員を対象に指導のポイント・スキルを習得する「指導社員研修」を配属直後に実施しています。

トレーニー・留学制度

ブリヂストンは、若年層の従業員の視野拡大や様々なスキル形成を目的に、海外事業所で2年間の業務研修を行うトレーニー制度を設けています。また、主に技術系従業員を対象にした海外大学への留学制度も設けています。

また、海外グループ会社でも、若手従業員を育成するグローバルトレーニー制度を設けています。

人事評価制度

ブリヂストンは、仕事の達成度や成果に応じて公平に評価・処遇する人事評価制度の確立と、その公正な運用に努めています。上司と部下との対話を重視した評価プロセスにより、公平で納得性の高い評価の実現を目指しています。

C&D(キャリア&デベロップメント)面接

自己の能力開発とキャリアパスの希望をC&Dカードで自己申告し、上司と面談することで、ジョブローテーションや能力開発に役立てています。

社内公募制度

ブリヂストンでは、2010年に社内公募制度を導入しました。これは、意欲のある従業員へのチャンスの提供と、適材適所な人材配置を目的としたもので、各部署が求める人材を社内で公募し、従業員はこれに自由に応募することができます。

従業員満足度調査

ブリヂストングループが事業を行う4つの主要な地域(日本、米州、欧州・ロシア・中近東・インド・アフリカ、中国・アジア大洋州)では、年1回または2回、地域ごとに従業員のエンゲージメント・満足度調査を実施しています。

米州では、コーン・フェリー社のエンゲージメント調査を、欧州・ロシア・中近東・インド・アフリカと中国・アジア・大洋州では、デニソン社の組織文化サーベイを活用して行っています。

ブリヂストンでは契約社員を含むすべての従業員に対し、仕事・職場・処遇を含めた人事施策など幅広い項目に関する「従業員満足度調査」を毎年実施しています。この調査結果は、経営層へ報告されると共に、各部門へもフィードバックされています。

同調査の2018年の回答率は93.2%で、「職場の総合的魅力」への評価は5点満点で平均3.20点(前年と同じ)、「会社の総合的魅力」への評価の平均は3.26点(前年は3.27点)でした。これらの調査を継続し、調査結果を新たな施策の立案・策定に反映させ、今後の職場内でのコミュニケーションの充実に向けた改善努力につなげていきます。

(単位:点)

 
分野 2015年 2016年 2017年 2018年
職場の総合的魅力 3.22 3.19 3.20 3.20
会社の総合的魅力 3.35 3.27 3.27 3.26

功績表彰

ブリヂストンでは、著しい功績を上げた組織や個人を、創立記念日である3月1日に、全社表彰はCEO・COOより、地区表彰は事業所長より毎年表彰しています。創立記念日は、ブリヂストンの歴史と創業以来の理念を更に深く理解し、今後進むべき方向性を改めて確認する日ですが、この表彰を併せて行うことにより、企業活動への従業員の意識向上を図っています。

特許報償制度

ブリヂストンは、従業員の開発意欲を高めると共に、技術戦略の進展に寄与する発明を奨励するために「特許報償制度」を設けています。会社が従業員から特許などを受ける権利や特許権などを承継する場合は、この制度に基づき対価を支給することとしています。

福利厚生

ブリヂストングループは、従業員に対して幅広い福利厚生を提供しており、退職に関しては、世界各国・地域に応じた多様な選択肢も用意しています。国内では、社宅や保養所、育児・介護支援制度、グループ保険制度を利用できます。また、日本の従業員は、従業員持株会に加入し、会社の長期的な将来とともに自分自身の将来にも投資することが可能です。