産業用防振ゴム

産業用防振商品|防振ゴム

機能

防振ゴムとは振動の伝達波及を防止するために用いられるゴムのことですが、ゴムの特性として緩衝、防音の面にも優れた効果を兼ねそなえていますので、防振ゴムは「防振、緩衝、防音」という三つの目的に用いられます。

[1]防振

防振とは、機械から発生する振動が外部に伝達するのを少なく、あるいは外部からの振動伝達を少なくすることです。
そのためには、防振支持した振動系の固有振動数を加振振動数に対し適当に低く選ぶ、すなわち、適度に軟らかいバネで支持することが必要であり、弾性体で適当に支持することにより振動伝達を少なくすれば、防振の目的を達することができます。
以上の防振目的を達成する材料としてゴムが非常に適した材料である理由は、

  1. 1.部品が簡単かつ小型、1個の部品で「3方向」のばねとして使用できること。
  2. 2.共振時の振幅が金属ばねと比べ小さいことなどの特長をもつからです。

[2]緩衝

緩衝にゴムを用いる理由は、以下のとおりです。
第一に、ゴムの弾性を利用することによって、衝撃を受けた瞬間、その衝撃を加えたものの速度の急変を緩和することができるという点です。
第二に、ゴムは圧縮された場合、始めは比較的容易にたわみますが、一定の限度を過ぎるとたわみにくくなり、換言すれば、急激にバネ定数が大きくなる性質を与えることができる点です。これにより、大きな衝撃エネルギーを吸収することができます。
第三に、ゴムが衝撃後の振動をできるだけ早く減衰させるという、減衰効果を有する点です。この減衰性能は金属バネに対し、高い減衰性能を持っております。

[3]防音

音の伝達径路は、音源から直接空気中に伝わる空中音と固体部分を伝わって伝達される固体音に二大別されますが、防振ゴムは一般に固体音を遮断する防音効果を有します。
これは金属板からゴムに音響エネルギーが入ろうとする場合、両者の間に大きな音響抵抗の相異があるためその大部分が反射されてしまうからです。

主要単位のSI単位への換算係数

SI単位 従来単位 簡易換算表 SIへの換算係数
N(981N) kgf
(100kgf)
1kgf≒10N 9.80665
バネ定数 N/mm
(981N/mm)
kgf/mm
(100kgf/mm)
1kgf/cm
≒1N/mm
ねじり剛性 N・m/deg
(981N・m/deg)
kgf・m/deg
(100kgf・m/deg)
1kgf・m/deg≒10N・m/deg
吸収エネルギー J(N・m)
(9.81J)
kgf・cm
(100kgf・cm)
1kgf・cm
≒0.1J

( )内の数字は変換例

※SI単位とはInternational System Unitsの略で国際的に統一された単位。

N (ニュートン)、Pa (パスカル)、J (ジュール)、Hz (ヘルツ) 等を使用。