産業用防振ゴム

産業用防振商品|防振ゴム

保守管理

[1]防振ゴム取付け上の注意事項

防振ゴム取付け上の注意事項図1~5
  1. 1.各部のたわみ量が均一となるよう配置すること。
  2. 2.防振ゴムを取付け時に異常変形を生じさせないこと。次のような点に注意してください。
    (ア) 防振ゴムが圧縮されすぎないこと。
    適正な圧縮量になるよう選定されていても、図1のように取付けの架台が曲っていると、異常な圧縮状態となります。異常な圧縮状態とは、一般に静的な状態でゴム厚さの20%以上の変形を生じることです。
    (イ) 防振ゴムに静的状態で引張りがかからないこと。
    選定上は引張りがかからなくとも、架台の曲りや不平行状態の取付け方法により、図2のように引張状態となることがあります。
    (ウ) 防振ゴムが図3、図4のように取付け時に、異常に捩られたり、せん断変形された状態にならないこと。
    異常変形とは、捩りの場合は外周の捩り変位量がゴム厚の20%以上の変形を生じること、せん断の場合は変位量がゴム厚の20%以上の変形を生じることです。
  3. 3.防振支持する機械と原動機は、共通架台に載っていること。図5のようにVベルトで駆動された機械を防振ゴムで支持することは、さけて下さい。
  4. 4.防振ゴムが取付けられた機械の配管は、可撓部をもった構造とすること、コンプレッサー・送風機・ポンプなど配管のある機械は、配管の一部に可撓美がないと配管を伝わって振動が伝達されたり配管の剛性によって振動が大きくなることがあります。
  5. 5.防振パッド、クッションゴム等のゴム部を床や壁面等に直接設置した場合、ゴム内の薬品が移行して設置面を変色させることがあります。変色をさける場合は、直接触れさせずに、金属板(SUSなど)を間にはさみこむよう設置して下さい。

[2]使用上の注意事項

  1. 1.防振ゴム保管、輸送中の注意事項を遵守して使用すること。
  2. 2.使用中に許容荷重を超えないようにすること。
  3. 3.油脂類あるいは酸アルカリ等の有害薬品の附着を避けること。
  4. 4.使用中の雰囲気温度及び伝達熱は60℃を超えないこと。
  5. 5.
    下記のネジ締め付けとトルク推奨値の範囲内でネジを締め付けること。
    ネジ径 M6 M8 M10 M12 M16 M20
    締め付けトルク
    N・m
    (kg・m)
    4.2~5.2
    (0.4~0.5)
    11~13
    (1.1~1.3)
    20~25
    (2~2.5)
    35~44
    (3.5~4.5)
    86~105
    (9~11)
    173~214
    (18~22)
  6. 6.水中及び海水にさらされる場所を避けること。
  7. 7.定期点検を必ず実施し、異常の有無を確認すること。
    (異常とは、金具とゴムの剥離、ゴムの割れ、金具の腐蝕及び割れ等を指します) 

[3]防振ゴム保管、輸送中の注意事項

  1. 1.直射日光にあたらないようにするとともに通風の少ない冷暗所に保存すること。
  2. 2.保管及び輸送中の温度は40℃以下とすること。
  3. 3.油脂類あるいは酸、アルカリ等の有害薬品にふれないようにすること。
  4. 4.オゾンの多い場所に放置しないこと。
  5. 5.水分の多い環境に放置しないこと。
  6. 6.過度の積荷等の外部からの力により損傷しないようにすること。
  7. 7.なるべく納入後1年間以内に使用すること。

[4]防振ゴムの交換

防振ゴムはその使用方法により交換基準は一様ではありませんが、次のような状態になったときは交換の目安として下さい。

  1. 1.ゴムに深さ5mm以上の亀裂が生じた場合または亀裂により空気が漏れてしまう場合。
    (エアーダンパー・ハイブリッドエアダンパー)
  2. 2.金具とゴムの剥離が生じたとき。
  3. 3.ゴムのへたりが生じたとき(へたり量が初期の変形より進行し、ゴム厚の30%以上になったとき)。
  4. 4.ゴムが油などで膨張した(ふくらんだ)とき。