技術系
※内容は取材当時のものです。
相反する技術課題に取り組み
究極のカスタマイズを追求。
S.T.
次世代配合開発第3部 ケース配合第3課
理工学研究科 理工学専攻 化学領域修了
2021 年入社
Career Step
1年目:次世代配合開発第3部 ケース配合第3課
トラック・バス用タイヤの耐久技術向上開発に従事。
4年目:次世代配合開発第3部 ケース配合第3課
次期ENLITEN 向け配合開発を担当。
Question 01
入社した頃の印象を教えてください。
私は、ブリヂストンに2つの魅力を感じて入社しました。1つは、タイヤという主力製品が世界中の人々の移動を支えている点。2つめは、高品質なタイヤを、その大元である原材料から追及している点です。世界のお客様のニーズに応えながら、確かな基盤技術によるモノづくりに取り組むブリヂストンなら「広く社会に貢献したい」という私の夢をかなえることができると、入社を決めました。実際に入社して感じたのは、「面倒見の良い先輩が多い」ということ。新人の頃を振り返ると、周囲の先輩たちの手厚いフォローのおかげで、仕事を覚えていくことができました。同じ部署のOJTを担当してもらった先輩は、任された検証業務にてこずっていた私を、「一緒にやって、早く終わらせよう」とサポートしてくださいました。また、他部署の先輩方にも、よく助けられました。私を含めゴム配合の開発担当は、「考案したゴム配合で、ラボでは狙った性能を出せるけど、工場の実際の生産設備でつくるとうまくいかない」といった問題にしばしば直面します。そうした場面では、構造設計、生産などの部署の皆さんに、それぞれの観点からアドバイスをもらうことで、課題をクリアし開発を前に進めることができました。
入社した頃の印象を
教えてください。
Question 02
現在の仕事内容を教えてください。
ケース配合とは、ブリヂストンが製造するタイヤのうち、地面と接するトレッド以外のゴム配合を指します。その中でも私が所属する部署は、タイヤの足回り(ホイールに近い部分)付近のゴムの配合を開発しています。私が任されているのは、トラック・バス用タイヤの次期ENLITEN 向け配合開発です。 ENLITNというのは、ブリヂストンのタイヤに関する技術の粋を集めて、お客様に究極のカスタマイズを提供するプレミアム製品につけられる呼称です。私は、新たなゴム配合を工夫することによって、ENLITNの名前のもと、今までにない走行性能、耐摩耗性能、静粛性を持つタイヤの実現を目指しています。
ゴムの配合開発は、料理のレシピと似ています。少しの調整や、配合で結果が大きく変わってしまい、失敗することもあるのでまた新たに対策を施す必要が出てきます。タイヤのケース配合においても、材料を入れる量、他の材料を投入するタイミングや練り方などを変えると、性能Aは良くなっても性能Bは悪くなってしまうというように、一筋縄ではいかないことが多々あります。相反性を持つ課題を解決し、求められるすべての性能を担保できる配合を見つけられた時には、達成感があります。
現在の仕事内容を
教えてください。
Question 03
今後の目標、ビジョンを教えてください。
担当したケース配合が製品化されることが決まっているので、まずは自分の関わった製品が国内外の市場に出ていく日を楽しみにしています。当面は、配合開発に携わり続けるつもりでいますが、トラック・バス用だけにとどまらず、様々なタイヤに取り組みたいと思っています。
ブリヂストンは、世界でも限られた企業でしか作れない航空機、鉱山向けなどの大型タイヤも製造しています。トラック・バスよりも、各段に厳しい環境下で使用される大型タイヤのゴム配合に取り組むには、まだ私の知らない技術や知識を修得することが求められるでしょう。しかし、どんなに大変でも絶対に成し遂げたいと思います。なぜならば、就職の時に思い描いていた「広く生活を豊かにしたい」という自分の夢につながるチャレンジだからです。大勢の人々の移動に直接的に関わる乗用車向けではありませんが、鉱山用タイヤはいろいろな工業製品の素になる鉱石を掘り出します。また、トラック用タイヤは社会の物流の足元を担いますから、そのどれもが豊かな生活に欠かせない存在です。ブリヂストンで修得した技術を、世の中に不可欠なタイヤのさらなる革新に役立てていきます。
今後の目標、
ビジョンを教えてください。
Special Question
あなたにとって、
ブリヂストンの「旅」とはなんですか。
AI やIoT、IoE などの技術トレンドによって自分の周りが大きく変化する中で、タイヤを主軸としながらもゴムクローラーや免震ゴム、ソフトロボティクスなどの新領域に展開するブリヂストンのように、挑戦し続けるエンジニアを目指していく道が私にとっての「旅」です。