第20回審査風景

環境や自然への思いを絵にしよう！第19回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール

第20回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール審査会の様子、
審査員の感想、選評をご紹介いたします

最終審査
2次審査
1次審査

最終審査

審査風景

ブリヂストン大賞審査員コメント

選出作品「つかまえたミヤマクワガタ」河村悠衣

東正浩株式会社ブリヂストン　代表執行役 Joint Global COO

絵全体の力強さ、色彩や技術の高さに非常に惹かれました。これだけの迫力が出せるのは、河村さんがしっかりとミヤマクワガタに向き合い、自然に対する思いを込めて描かれているからだと感じられました。

選出作品「ひみつきち」鈴木隆介

吉森裕株式会社ブリヂストン　BSJP経営・サステナビリティ戦略推進・管理統括部門長

自然がいっぱいで幸せそうな暮らしを感じさせてくれる絵でした。山と木々、花に囲まれて、鳥や蝶がいきいきとした自然の世界で、絵の主人公が靴も脱いでしまってメルヘンの世界に打ち解けていることがよく伝わってきました。色合いも美しく、動物が映えて調和していて、大変きれいな絵だと思いました。

選出作品「かきいっぱいの秋」黄珈菲

ヒサクニヒコ様漫画家

とにかく「おいしそう！」と思わせてくれました。「おいしい柿を毎年食べたい！」という思いがとても伝わってくる絵でした。

選出作品「大笑い！マテ貝とり。」仲川綾人

ミロコマチコ様画家・絵本作家

ぱっと目に飛び込んできたとき、爽やかな空気や明るくみんなで大笑いした瞬間が絵から伝わってきて、小さな絵なのに、もっともっと大きく感じました。私もマテ貝とりに行きたくなりましたし、そういう風に思わせてくれる力のある絵だと思いました。

選出作品「まどから見えたなかよしすずめ」田之岡幸輝

細矢芳様公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館教育普及部学芸員

雪の白色がとてもきれいに描かれているところに惹かれました。静かな絵の中から、すずめたちのおしゃべりの声や体温の温かさも感じられて、とても優しくて温かい絵だと思いました。

ブリヂストンスポーツ・サイクル賞、ターナー色彩特別賞審査員

磯部正博

ブリヂストンサイクル株式会社　代表取締役社長兼ブリヂストンスポーツ株式会社代表取締役社長

今回のコンクールも数々の素晴らしい作品を鑑賞させていただき私自身とても純粋な気持ちになりました。自然を、そこに生きる動物たち、植物、そして兄弟への愛が一生懸命描かれている、その思いが作品から発せられているからだろう、と感じました。感動しました。

根津宏一郎

ブリヂストンスポーツ株式会社　取締役専務執行役員

どの作品からも書き手の皆さんの、湧き上がってくる自然や動植物たちへの温かな感情やそれを描く事の楽しさや力強さが、とても素直に、とても沢山溢れ出てきています。絵から発せられる大きなエネルギーを感じ私自身がとても豊かで楽しい気持ちに浸ることができました。

松村隆様

ターナー色彩株式会社　代表取締役社長

今回も、自然や植物、生き物と一緒に生きることで感じる幸せやありがたさ、慈しみが伝わってくる、本当に見応えのある作品ばかりでした。作品から想いや気持ちがあふれてきて、心がほっこり温かくなりました。素晴らしいテーマ「しぜんがいっぱいしあわせなくらし」にふさわしい作品たちです。

全体講評

ヒサクニヒコ様漫画家

子ども達が時間をかけて、思いを込めて一生懸命描いてくれたその時間が、一枚一枚の絵に感じられました。今回の応募53,963作品はすごい点数ですが、その絵を描いた約5万人の子ども達の背後には、ご家族や先生など何十万人もの人達がいて、皆で「自然てなんだろう」「自然とどう関わりあって、どう未来に残したら良いのだろう」と考えてくれたことが、すごいことだと思います。人間の暮らしの中で、人間の感性の中で、自然をどう捉え、どう暮らしたら良いか。自然と自分との関わり合いを、それぞれの絵に感じることが、毎年の楽しみであり、また、絵を選ぶ時には苦しみでもあります。今回も、どの絵が選ばれてもおかしくない、非常にレベルの高い絵ばかりでした。継続は力と言いますが、このようなコンクールが20回続いてきたことは本当に素晴らしいことだと思います。