環境 | 資源を大切に使う

アクション1:そもそもの原材料使用量を削減

考え方

ブリヂストングループでは、人口増加・経済成長と、資源消費・環境負荷の因果関係を切り離す「デカップリング」の実現に向けた取り組みが重要と考えており、これを実現するために、資源生産性の向上を図っています。また、各製品の原材料使用量を削減する新たなビジネスモデルや技術開発も進めています。

原材料の使用量削減技術

商品設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」

「ENLITEN(エンライトン)」は、乗用車用タイヤにおいて「EV 時代の新たなプレミアム」、トラック・バス用タイヤにおいては「循環ビジネス時代の新たなプレミアム」と位置付ける商品設計基盤技術です。

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航空機用タイヤの最新ラジアル構造RRR(トリプルアール)

ラジアル構造の断面図

ブリヂストンは、最新ラジアル構造(RRR(トリプルアール)=Revolutionarily Reinforced Radial)を航空機用タイヤに採用しています。内部に高弾性・高強力繊維を用いてより高い安全性を確保するとともに、高い弾性を持ち、より強力なコードを用いた新しいベルト構造により、7〜10%のタイヤの軽量化を実現し、燃料消費量を減少させることもできます。耐摩耗性の向上による着陸回数の増加や、省エネルギーに貢献しています。

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タイヤの省資源化と低燃費性能向上を目指すゴム複合体の研究

タイヤの各部材をより薄くすることで、タイヤ重量を低減し、タイヤ使用時の低燃費性に貢献するとともに、使用する原材料の削減による省資源化にもつながります。しかし、部材を薄くするためには十分な耐久性能の確保が必要で、既存技術の枠を超えた強靭な材料の開発が必要です。ブリヂストンは、内閣府が主導する革新的研究開発推進プログラム「ImPACT」に参画し、「超薄膜化・強靭化『しなやかタフポリマー』の実現」の一環として取り組んだ研究成果を2018年に発表しました。

本研究により、タイヤの燃費特性に寄与する材料物性を15%向上するとともに強度を約5倍に向上した全く新しい「ダブルネットワーク構造」を持つゴム材料を実現できました。現在、新規ゴム材料を用いたタイヤの試作・評価を行っており、省資源化や低燃費性能の向上を通して、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

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