【こんな所にもブリヂストン】~免震ゴム~ もうすぐ100周年の大阪市中央公会堂に!

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以前、ブリヂストンの免震ゴムが使われている建物を紹介しましたが、もうひとつご紹介します。

こちらが2018年に開館100周年を迎える大阪市中央公会堂です。

大阪市中央公会堂は、1913年に着工し、1918年(大正7年)に竣工されました。以来、国際的な一流アーティストによるオペラやコンサートの他、各界著名人の講演会も数多く開催されるなど、大阪の文化・芸術の発展に深く関わってきました。その間度重なる改修などにより創建時の意匠が損なわれ、老朽化が進んだことから1999年(平成11年)に保存・再生工事に着手し、3年を超える歳月を経て、2002年(平成14年)9月にリニューアルされました。そして同年12月、その美しい外観と内部意匠が歴史的建築物として極めて重要であるとの高い評価を受け、公会堂建築物として西日本で初めて国の重要文化財に指定されました。

この公会堂の保存・再生工事の際に採用された工法こそ、以前ご紹介した「レトロフィット」という既存の建物の地下を掘り、免震ゴムを設置する工法です。文化的に価値の高い歴史的建造物に必要とされる耐震性を持たせながらも、建物外観や内部意匠の改変を最小限に抑えることができました。

※レトロフィットについては当ブログのこちらの記事をご覧ください。
⇒https://www.bridgestone.co.jp/blog/2017042701.html

大阪市中央公会堂には当社の免震ゴムが62基使用されており、静かに建物を支えています。免震ゴム1つあたりが支える重さは、なんと約800~1000トン。軽自動車1000台くらいをひとつの免震ゴムで支えているイメージです。

ちなみにこの62基の免震ゴムはすべて同じ免震ゴムが使われているのではなく、それぞれの柱や構造によって異なるサイズやシリーズを組み合わせて設置されています。

62基の内訳としては、高減衰ゴム系積層ゴムの直径800mmの免震ゴムが16基、鉛プラグ入り積層ゴムの直径1000mmの免震ゴムが6基、同じく鉛プラグ入り積層ゴムの直径900mmの免震ゴムが40基となっています。

※免震ゴムの詳しいラインアップについてはこちらをご覧ください。
https://www.bridgestone.co.jp/products/dp/antiseismic_rubber/product/index.html

100年の時を刻む重要文化財でありながら、貸館として広く利用されている生きた重要文化財、大阪市中央公会堂。その安全をこれからも当社の免震ゴムが足元から支え続けます。

この公会堂で、今年8月に建物の仕組みを探る小学生向けの探検イベントを実施予定です。このイベントのために、ブリヂストンの免震体験車が大阪に向かいます。ぜひこの機会に免震の効果をご体験ください。

■大阪市中央公会堂開館100周年記念プレイベント中之島知っとこ探検隊
~公会堂を守るひみつの仕組みを探ろう!小学生隊員募集!~
開催日時:2017年8月8日(火)
1回目10:00-12:00(9:45集合)
2回目14:00-16:00(13:45集合)
隊員数:小学生各回24名(事前申込制)
参加費:無料
応募方法:ハガキにて7/19(水)必着でお申込みください
※1枚のハガキで小学生4名様までとその保護者の方々がご応募いただけます
※応募多数の場合は抽選とし、当選された方のみ代表者様に参加証を発送します(7月20日予定)

お問い合わせ:大阪市中央公会堂06-6208-2002
※受付時間9:30~21:30休館日(第4火曜日)を除く
詳細:URL http://osaka-chuokokaido.jp/news/2017/06/20/post_154.html