北米のブリヂストン研究開発拠点「アメリカス・テクニカル・センター」

ブリヂストンのグループ会社のひとつであるブリヂストン・アメリカスは、ブリヂストンのグローバル活動においてとても重要な役割を果たしています。同社では、グループの全従業員の約3分の1が働いており、米州域の売上高はグループ全体の約半分を担っています。タイヤの製造、販売を主たる事業としながら、空気バネなどを開発製造する工業用品事業、屋根材事業、タイヤ原材料の生産・加工など幅広い事業を展開しています。

ブリヂストン・アメリカスの事業においてその要となるのが優れた製品を生み出すための技術開発です。東京・小平、横浜、イタリアのローマ、タイのパトゥム タニー、中国の無錫とブリヂストンは世界各地に技術センターを有していますが、ここアメリカオハイオ州アクロンにも北中南米市場向けタイヤの技術開発を担う技術センター(アメリカス・テクニカル・センター)を持っています。アクロンはタイヤ開発およびタイヤ製造で100年以上の歴史がある町として知られ、ポリマー研究の中枢と言われている場所。タイヤ開発の聖地であるこの地にある技術センターでは多くのエンジニアがポリマーの基礎研究と開発、原材料開発、タイヤ評価、コンピュータ・シミュレーション/解析を行なっています。ここで培われた技術がブリヂストン・アメリカスで販売するタイヤの性能を支えているのです。

2012年に現在の新社屋となった技術センターにはBARTと呼ぶポリマーの基礎研究に特化した施設のほか、データセンターやタイヤの評価試験を行う施設などもあります。研究施設内は全技術センターの中枢である東京・小平の技術センターと同レベルの設備が整えられ、幅広い研究・開発ができるようになっています。また、シミュレーション技術においてブリヂストングループをリードしており、その高い技術力は世界各国の開発拠点での研究開発にも生かされています。

<テキサスのプルービンググラウンド>
<オハイオのプルービンググラウンド>

アクロンの技術センターで生み出された先進の技術は、北米・中南米4箇所に設置されたプルービンググラウンド(テストコース)でさらに磨かれ、市場の要求特性にあわせたタイヤづくりを実現させています。

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