日本の棚田百選・福岡県東峰村で農地復旧活動

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2017年7月上旬に発生した九州北部豪雨により、九州北部を中心に大きな被害が発生しました。九州北部には、ブリヂストン発祥の地である久留米市や複数の工場があり、ゆかりの深い地域です。九州北部豪雨の被害については、被災発生直後から久留米工場と甘木工場を起点に支援活動を実施していますが、今回、福岡県東峰村で団体ボランティアのニーズがあることを知りました。12月2日、3日の二日間にかけて現地でブリヂストン従業員18名によるボランティア活動を行いましたので、その様子をご紹介します。

まず、東峰村について少しご紹介します。実は棚田で有名な村で、特に「竹地区」の棚田は、古くは室町時代に形成されたといわれ、とても美しく、「日本の棚田百選(農林水産省)」の一つに認定されています。毎年6月には田植えを終えた棚田で、約1,200本の手づくりトーチを燈す火祭りも行われています。

東峰村「竹地区」の棚田の様子

今回のボランティアは、その「竹地区」付近で行いました。とても美しい棚田がある東峰村ですが、まだ現地ではあちこちに被災の爪痕が残っていました。棚田についても、田んぼのなかに土砂や流木が入っていたり、用水路が泥で詰まっていたり、このままでは来年に田植えを始めることができない状況でした。今回のボランティアでは、その土砂や流木の運搬や用水路の泥の掻き出しなどの作業を実施しました。

ボランティアの様子

この二日間の活動では、8軒の農家さんのお手伝いをしました。ボランティアに参加した従業員からは、「現地に行ってみて、その深刻さを実感した。微力ながら村の方々のお役に立ててて良かった。」「なかなかハードな力仕事でしたが、村の方々から感謝の言葉を頂けて疲れも吹っ飛びました。」「一人ではなかなか参加できないが、気心の知れた会社の仲間と一緒に安心して作業ができた。」などの感想がありました。

ブリヂストンは、被災された地域の皆様への支援を社会的使命の一つと考えています。今後も、災害の状況及び被災地ニーズを踏まえ、様々な復興支援を実施していきます。