ブリヂストングループは、被災された地域の皆様への支援を社会的使命の一つと考えています。改めて、災害により亡くなられた方々へ哀悼の意を表すると共に、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。今後も、災害の状況及び被災地ニーズを踏まえ、様々な復興支援を実施していきます。被災された方々が一日でも早く平穏な生活を取り戻されることを祈念いたします。
ブリヂストングループの主な災害復興支援
時期 | 災害 | ブリヂストングループの支援内容 |
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2020年 | 新型コロナウイルス感染症(COVID-19) | ・ブリヂストングループ:約1億3,800万円※1 |
2020年7月 | 令和2年7月豪雨 | ・800万円 |
2019年10月 | 令和元年台風第19号 | ・1,000万円 |
2018年10月 | インドネシア スラウェシ島地震 | ・ピーティー ブリヂストン タイヤ インドネシア、ピーティー ブリヂストン マイニング ソリューションズ インドネシア:2億8千万インドネシアルピア |
2018年8月 | インドネシア ロンボク島地震 | ・ピーティー ブリヂストン タイヤ インドネシア:2億インドネシアルピア ・ピーティー ブリヂストン マイニング ソリューションズ インドネシア:テント15張りを寄贈 |
2018年7月 | 平成30年7月豪雨 | ・1,000万円 ・物資(寝具、水等)約400万円分を提供 |
2017年9月 | 米国ハリケーン | ・ブリヂストン、ブリヂストン アメリカス インク:100万ドル |
2017年7月 | 九州北部豪雨 | ・1,500万円 |
2016年4月 | 熊本地震 | ・2,000万円 ・被災地の皆様へ物資(食料等)を提供 |
2015年9月 | 東日本豪雨 (台風第18号など大雨) |
・1,000万円 |
2014年9月 | エボラ出血熱 | ・ブリヂストン:5,400万円 ・ブリヂストン アメリカス インク:50万ドル |
2013年11月 | フィリピン台風 | ・ブリヂストン:1,000万円 ・ブリヂストン アジア パシフィック ピーティーイー リミテッド:5万シンガポールドル |
2013年4月 | 四川地震 | ・ブリヂストン:1,500万円 ・普利司通(中国)投資有限公司:30万元 |
2011年10月 | タイ水害 | ・ブリヂストン:5,000万円 ・タイ ブリヂストン カンパニー リミテッド:120万バーツ相当の支援物資 |
2011年4月 | 東日本大震災 | ・国内、海外のグループ会社:約7,700万円 |
2011年3月 | ・ブリヂストン:2億円。1億円相当のグループ製品(自転車及び寝具)を寄贈 |
- ※11ドル=107円で換算
主な活動内容
被災地復興への支援活動(従業員ボランティア)
<熊本>

2016年、ブリヂストングループでは、「ボランティア活動を通じて被災地を少しでも支援したい」という多くの従業員からの声を受け、支援を必要としている被災者に対し、ボランティア活動を実施しました。
地震による土砂崩れがあった南阿蘇村立野地区の住宅で、ブリヂストングループ従業員10人が、土砂や瓦礫の撤去、家財片付けを行いました。
<東日本>

ブリヂストングループでは、震災発生直後から被災地のニーズや復興段階に合わせた支援活動(寄付、支援物資、ボランティア活動)を継続的に行ってきました。被災地での従業員ボランティア活動は2017年末までに計72回実施し、累計で約1,500人(延べ人数)を超えるグループ従業員およびその家族が参加しました。震災発生から7年以上が経過し、被災地が置かれている状況も、緊急支援期から、生活再建期、復興支援期へと移行しています。このような状況をふまえ、ブリヂストングループでは、「コミュニティ活動支援」や「まちづくり支援」に焦点を当てた活動へ協力を行っています。
「夢のつばさプロジェクト」(子どもたちへの長期支援プロジェクト)
ブリヂストンは、被災地復興支援活動の一環として、2011年から「夢のつばさプロジェクト」の趣旨に賛同し、協賛を続けています。このプロジェクトは、東日本大震災によって保護者を亡くした子どもたちの長期的な支援を目的に、NPO法人お茶の水学術事業会や学生ボランティアチームを中心に進められているものです。宿泊型のキャンプを通じて、スポーツや施設見学などの様々な活動を共有・経験する中で、仲間をつくり、自らを育ててもらうことを目指しています。
COVID-19感染拡大への対応
2020年はCOVID-19の感染拡大によって世界中の学校が遠隔授業の実施を余儀なくされました。当社グループは、技術的な環境不備によって学習が遅れた子供たちを支援しました。
- メキシコでは、ブリヂストン アメリカス インクがAmelia B de Casas幼稚園の子供たちにタブレットと学用品を寄贈し、勉強の継続を支援しました。また、コスタリカのBandera Blanca財団にはパソコンを寄贈し、恵まれない子供たちを支援すると共に、子供たちの保護者に対してデジタル機器の使用方法に関するワークショップを実施しました。
- ロシアでは、ブリヂストン ヨーロッパ エヌヴィー エスエーがCompSharingチャリティープログラムと提携して、COVID-19の感染拡大下でパソコンを必要とする家族向けに、ロシア赤十字社を通じてパソコンの寄贈を行いました。
ヨーロッパ、アジア、南北アメリカの各国で個人用保護具(PPE)を提供、また、中南米、米国、日本ではフェイスシールドを製造し、病院等の医療施設に寄贈しました。2021年5月には、インドにおける急速な感染拡大に対して、日本、米国、欧州の当社グループ会社が連携して、人工呼吸器56台、酸素濃縮器120台、N-95型マスク1万枚の支援を決定しました。
その他のCOVID-19の感染拡大への対応に関する支援活動をご紹介します。
- スペインとフランスでは、医療従事者の皆様向けに24時間無償で緊急タイヤ修理サービスを提供しました。南アフリカでも、運搬車両向けにタイヤ修理サービスを提供しました。
- ハンガリー、メキシコ、コスタリカ、コロンビア、ドミニカ共和国、グアテマラでは、緊急車両用向けにタイヤを提供しました。
- アイルランドでは対応の最前線で働く皆様の車両向けに、またタイではお客様の車両向けに、消毒を行う支援をそれぞれ行いました。
- インドでは、高速道路で立ち往生したトラック運転手用の食料等の必需品をNGOや車両パートナーに提供しました。
- スペインでは、仮設病院に対して車両2台と毛布100枚及び患者の所持品保管用のバッグを寄贈しました。
- コスタリカ、フランス、ドイツ、イタリア、メキシコでは、従業員が生活必需品を収集し、必要な家庭に寄贈しました。
- シンガポールでは、Food Bank Singaporeと連携し、食料寄付キャンペーンを実施すると共に、食料を運搬する車両向けのタイヤを提供しました。
- タイと台湾では、「Be Heroes Together」運動として献血活動を実施し、490人以上の従業員が20万cc以上を寄付しました。
- タイでは、7つの病院と一つの学校、また国立チュラロンコーン大学医学部のワクチン研究活動を支援しました。