ニュースリリース

第5回ブリヂストン環境活動大賞を決定

2011年6月22日
No.98
 株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)は、国内ブリヂストングループのあらゆる環境活動を対象とした「環境表彰制度」に基づき、優れた環境活動を行った団体や個人を毎年表彰しています。本年度は、49件の応募の中から環境貢献度などについての審査を行い、7つの団体と6名の個人を選出し、6月20日に表彰式を行いました。

 「環境表彰制度」は、従業員一人ひとりの環境活動に対する参画意識を高め、環境活動への関心と意欲を啓発することを目的として2007年に創設された制度です。第5回を迎えた本年度は、活動評価項目に当社の長期的な環境活動の方向性である「3つの社会(自然共生社会、循環型社会、低炭素社会)の実現」への貢献度を加えました。

部門
表彰名
件数
団体部門 「ブリヂストン環境活動大賞」
「ブリヂストン環境活動奨励賞」
「ブリヂストン環境活動特別賞」
2件
2件
3件
個人部門 「ブリヂストン環境活動個人賞」
「ブリヂストン環境活動努力賞」
2件
4件

<表彰式の様子>


 当社は「環境表彰制度」を通じて、国内ブリヂストングル-プの全従業員に対して、新たな挑戦を促すと共に、身近な取り組みをグループ内で共有・展開することで、環境に寄与する活動の更なる促進を図ってまいります。受賞団体と個人及びその活動内容は以下の通りです。

【ブリヂストン環境活動大賞】
受賞団体
活動内容
新事業開発本部
化工品技術本部
中央研究所
「電子ペーパー”AeroBee”の開発」

独自の技術「電子粉流体」により、使用時の電力消費が非常に少ない環境対応型のディスプレイを開発。消費電力を大幅に削減でき、紙の代替により森林破壊を防ぐといった低炭素社会・循環型社会の実現に寄与。

甘木工場 「廃棄物の資源化及び低減推進活動」

タイヤ生産過程において排出される廃棄物の3R(リデュース・リユース・リサイクル)活動を積極的に推進しており、今回特にリデュース・リサイクルの取り組みにより下記廃棄物の資源化及び排出量低減を推進。あわせてコストダウンも実現。

  • タイヤの原材料であるカーボンの使用済梱包袋を、樹脂パレット原料としての再利用用途を開発、売却ルートを確立し廃棄物の資源化を実現すると共に、当社他工場にも水平展開。
  • 熱回収ボイラーにて発生する焼却灰は、搬出時に飛散防止のため加水搬出していたが、搬出方法の改善により、加水せずに処理を可能とし、焼却灰排出量を20%低減。

【ブリヂストン環境活動奨励賞】
申請部門
件名
横浜工場 「柏尾川を中心とした環境活動の推進」
  • 24年にわたり柏尾川の清掃を実施中。「元気で明るい横浜工場づくり」を目指しプロジェクトを立ち上げ、花壇づくりコンテストなどを実施。
  • 「柏尾川の魅力づくりフォーラム」として市民団体、企業、学校等で相互に連携しながら柏尾川の魅力づくりを推進。
免震・制振開発部
化工品材料開発部
化工品生産技術部
横浜工場製造第1部
「鉛代替プラグ入り積層ゴムの開発」

自然環境や生態系への影響を軽減するため、鉛材料を一切使用しない安心・安全で環境にやさしい次世代型積層ゴムの開発に成功。従来品同等レベルの性能(減衰特性)を実現した。


【ブリヂストン環境活動特別賞】
受賞団体
件名
ブリヂストンエラステック
株式会社
「有機溶剤を用いた洗浄の廃止による環境負荷低減」

従来から溶接前金具の洗浄に有機溶剤を用いる必要があったが、環境負荷の低減を図り、アルカリイオン水による新しい洗浄方法を確立、量産化を実現。

  • 2010年12月にはアルカリイオン水洗浄に全面移行し有機溶剤洗浄を廃止。
  • 新洗浄方法はクローズドシステムで行っており、洗浄液を再生しながら用いているので、廃棄物がほとんど発生せず老朽化したアルカリ廃液も自社の排水処理施設で処理可能。
量産設計部 
小型タイヤ量産設計ユニット
「受信FAXのPDF化と意識改革によるオフィス紙削減活動」

オフィスエコのため、使用頻度の高い受信FAXをPDF化しただけでなく、部署内にて個人ごとの印刷用紙配布ルール(月50枚/人)を導入するなど、ペーパーレスへの意識改革を行い、紙使用量を75%削減。

※2010年7月~11月までの平均対比
ブリヂストン物流株式会社
上尾事業所
「”カルガモ”を立派に巣立ちさせよう!」

事業所内に飛来するカルガモを無事巣立たせるため「守る会」を結成。カルガモの生活環境の確保、外敵(カラス、猫、カメ等)からの保護などに取り組み、巣立ちするカルガモ数が増加。地域のコミュニケーションにも役立っている。


【ブリヂストン環境活動個人賞】
受賞者
件名
彦根工場
従業員(1名)
「荒神山美化活動」

彦根工場近くにある荒神山内の林道や宇曽川沿いの美化を目的に有志で「荒神山を愛する仲間の会」を発足、2003年より活動を継続。

久留米工場
従業員(1名)
「エコセンターの社会貢献活動」
  • 久留米市の呼びかけに賛同し、工場内の廃棄物管理施設「エコセンター」メンバーとともに不法看板撤去に協力。通学路を中心に安全と景観確保に努める。
  • コード工場前から筑後川付近までの道路清掃を定期的に実施。
※廃棄物管理体制の強化と排出量削減を目指して、2005年久留米工場に設置。
※他、「努力賞」4件。
※会社名の無い部門はすべて株式会社ブリヂストンの部門です。

one team, one planet ブリヂストンが世界共通の環境メッセージとして掲げた「One Team, One Planet」。
その意志は、グローバルに展開する一企業として、またその枠をこえてあらゆる人々と、地球のために、ひとつになること。
未来のすべての子どもたちが「安心」して暮らしていくために。

eco-Activities ブリヂストンが推進する環境経営活動を表すマーク
Ecologyの頭文字「e」を環境活動の土台として位置付け、そこから生まれた活動の成果 (芽) を「澄み切った空」や「生い茂る木々」としてシンボライズしています。


本件に関するお問い合わせ先
<報道関係>広報第1課TEL:03-3563-6811
<お客様>お客様相談室TEL:0120-39-2936
 
以上