ニュースリリース

ブリヂストンのソーラーカー用低燃費タイヤ「ECOPIA with ologic」装着チームが世界最高峰のソーラーカーレースで優勝

2019年10月30日

 株式会社ブリヂストンが、世界最高峰のソーラーカーレース「2019 Bridgestone World Solar Challenge(ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ、以下BWSC)」にて、ソーラーカー用低燃費タイヤ「ECOPIA with ologic」を供給しているチーム、#8「Agoria Solar Team」 (ベルギー)/チャレンジャークラス※1、#40「Solar Team Eindhoven」 (オランダ)/クルーザークラス※2が優勝しました。

チャレンジャークラス 優勝チーム「Agoria Solar Team」のソーラーカー
チャレンジャークラス 優勝チーム「Agoria Solar Team」のチーム関係者

チャレンジャークラス 優勝チーム「Agoria Solar Team」のソーラーカーとチーム関係者

クルーザークラス 優勝チーム「Solar Team Eindhoven」のソーラーカー
クルーザークラス 優勝チーム「Solar Team Eindhoven」のチーム関係者

クルーザークラス 優勝チーム「Solar Team Eindhoven」のソーラーカーとチーム関係者

ソーラーカー用低燃費タイヤ「ECOPIA with ologic」は、ブリヂストンの低燃費タイヤ技術「ologic」のコンセプトを採用し、耐久性を確保しながら転がり抵抗の低減を図ったタイヤです。「ologic」は狭幅・大径のタイヤ形状により、低燃費と安全性を高次元で両立する技術で、タイヤの大径化により接地部分の変形を抑制し、車両の燃費向上に関わるタイヤの転がり抵抗を低減するとともに、狭幅化により走行時の空気抵抗も低減しています。

「ECOPIA with ologic」
ソーラーカー用タイヤとして供給した「ECOPIA with ologic」

BWSCは、2年に1度オーストラリアで開催され、オーストラリア北部の都市ダーウィンから南部の都市アデレードまでの約3,000 kmを走破します。また、日本から4チーム※3がチャレンジャークラスに参戦しており、#10「東海大学ソーラーチーム」が2位に入り、5位に入った#88「工学院大学ソーラーチーム」は、特別賞の1つ『テクニカルイノベーションアワード』を受賞しました。

チャレンジャークラスで2位となった「東海大学ソーラーチーム」のソーラーカー
チャレンジャークラスで2位となった「東海大学ソーラーチーム」のチーム関係者

チャレンジャークラスで2位となった「東海大学ソーラーチーム」のソーラーカーとチーム関係者
(画像:学校法人東海大学より提供)

テクニカルイノベーションアワードを受賞した「工学院大学ソーラーチーム」のソーラーカー
テクニカルイノベーションアワードを受賞した「工学院大学ソーラーチーム」のチーム関係者

テクニカルイノベーションアワードを受賞した「工学院大学ソーラーチーム」のソーラーカーとチーム関係者
(画像:学校法人工学院大学より提供)

当社は、BWSCのタイトルスポンサー契約を更新し2030年まで大会をサポートするとともに、CSR体系「Our Way to Serve」の中で、「モビリティ」「一人ひとりの生活」「環境」を3つの重点領域として掲げています。BWSCは、「ソーラーカーの開発への貢献」と「若きエンジニアのサポート」「太陽光という新たな動力源を活用することによる環境への貢献」を主目的とし、当社の思いを体現できるものと考えています。当社は、イノベーションと先進技術を通じて、事業と環境保全を両立し、「持続可能な」社会の実現を目指すとともに、人々が快適に移動し、生活し、働きそして楽しむことに貢献していきます。

  1. Mr. Willem-Jan Claes (「Agoria Solar Team」チームマネージャー) コメント
    「今年のBWSCは、毎日新しいチャレンジが繰り返されるレースとして、そのレース名を証明するものとなりました。ブリヂストンに供給頂いた『ECOPIA with ologic』の低い転がり抵抗と信じられないほどの耐久性で、私たちは最後の2日間で3番手から1番手になることができました。19人の学生グループが15か月かけてデザインし、作り上げた太陽光エネルギーで動くソーラーカーで、34時間でダーウィンからアデレードに到着できたことはチーム努力のたまものです。」
  2. Mr. Evan Quadvlieg (「Solar Team Eindhoven」テクニカルマネージャー) コメント
    「『ECOPIA with ologic』を装着できたことは大変うれしく思っています。今回のレースでは、時速30km/hを超える向かい風が吹く中、長距離を走行する必要がありました。ブリヂストンの転がり抵抗の低いタイヤがなければ、乗り越えられなかった可能性が高かったと考えています。」
  3. 大山 和俊 (株式会社ブリヂストン ブランド戦略・コミュニケーション本部長) コメント
    チャレンジャークラス、クルーザークラスで優勝した「Agoria Solar Team」と「Solar Team Eindhoven」の皆様に心からお祝い申し上げると共に、タイトルスポンサーとして、全てのチームの夢の実現をサポートできたことを大変うれしく思います。当社は今後もBWSCを通じて、「若きエンジニアのサポート」「新世代のモビリティ開発」「環境への貢献」を果たしていきます。
  1. ※1 チャレンジャークラスとは、『タイヤ4輪 / ドライバー1名』の条件の下、速度を重視したデザインの車両で目的地までの順位を競うレースです。
  2. ※2 クルーザークラスとは、『タイヤ4輪 / ドライバー1名+乗員1名以上』が乗車できる車両で、エネルギー効率や実用性を競うレースです。
  3. ※3 日本から参戦しているチームは、#10「東海大学ソーラーチーム」、#37「呉港高等学校」、#47「名古屋工業大学ソーラーレーシング」、#88「工学院大学ソーラーチーム」の4チームです。

本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> 広報第2課 TEL:03-6836-3333
<お客様>  お客様相談室 TEL:0120-39-2936

以上