デザイン案を3Dで確認!タイヤの溝(トレッドパターン)のデザインができるまで

真っ黒なのでパッと見ただけではどれも同じに見える…かもしれませんが、タイヤに刻まれたあの溝のデザイン(トレッドパターンデザイン)は、目的や用途に応じて、練りに練られて生み出されています。なぜなら、タイヤはクルマの様々な機能を支える重要な部品なので、しっかりとした性能を発揮しつつ、それをブランドとして伝える外観(見た目)も大事になるからです。本日は、そんなパターンデザイン開発をご紹介します!

まず、商品コンセプト(ターゲットとなるお客様、目標性能等)を踏まえて、デザインコンセプトを決定します。

ここでは、商品目標を達成するために、タイヤパターンとしてどのような技術課題があり、それをパターンでどう解決していくかを開発部門と見極めることが重要となります。

次に、デザインコンセプトを元に2Dデザイン案を考えます。この時点で、だいたい50~100案ほどを出します…ボツになった案は数知れず…。 さらに、2Dデザイン案に基づいて、3Dデザイン案を10~20案ほど考えた後、最後にモックアップという実物に似せた模型を1~5案ほど作成します。

この絞り込みの段階では、まず性能シミュレーションにより十分に目標性能を達成しうる仕様にベースを仕上げ、その上で商品の魅力を表現する外観に仕上げるのがデザイナーの腕の見せ所となります。

そして、様々な部門のメンバーが勢ぞろいしたパターンデザイン選考会議を経て、めでたくデザインが決定します。

デザイン決定後、タイヤ開発グループでの材料や構造の検討が始まります。パターンデザイン決定後も、新商品開発の道のりはまだまだ続いていきます。

と、このような感じでパターンデザイン開発は進められるのですが、デザイン案を素早く分かり易く共有するための秘密の作戦会議室があります。こちらです!

その名も、デザインプレルーム!!
こちらでは、あっという間に、その場で書いたデザイン案を3D画像にして、立体的に見ることができます。

さらに、単なるタイヤの3D画像だけではなく、車に装着した状態のタイヤの3D画像も見ることができるため、実際の使用状況を踏まえてデザイン案を確認することができます。
こちらでは、その立体感をお伝えすることができないのが残念です…。

タイヤのパターンデザイン開発はいかがでしたでしょうか?
これからも、ブリヂストンは、お客様のモビリティを支えるタイヤのパターンデザインの開発を進めてまいります!

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