東京ドーム約500個分!ブリヂストン・アメリカスが自然保護エリアを寄付(アメリカ・カンバーランド高原)
アメリカ南東部に広がるカンバーランド高原チェストナット山。ここにブリヂストングループが所有していた5,763エーカー(東京ドーム約500個分)の自然保護エリアを、2018年6月に自然環境保護団体に寄付しました。
環境保護もやっぱりアメリカンサイズ。ブリヂストンのアメリカ子会社であるブリヂストンアメリカスは、テネシー州ナッシュビルにあります。そこから東に130kmほど行ったチェストナット山に所有していた土地を「ブリヂストン自然保護区」として環境保護NPOに寄付し、森林とそこに住む動植物の生息地を守る活動を進めていきます。
このチェスナット山は、高さは600メートルほどですが、広葉樹と針葉樹が混在し、湖や小川、洞窟や断崖など多彩な地形が広がっています。ハヤブサや足のないトカゲ(ヘビではない)、ホエアマガエルなどの希少種のほか、七面鳥やボブキャットといったアメリカらしい動物など、多くの貴重な生物が生息しています。
さて、今回対象となった5,763エーカーですが、これは東京ドームに換算すると約500個分。まるで実感がつかめませんが、この森のCO2を吸収する能力は、1000人以上が働くブリヂストンアメリカスの本社ビルの数年分の使用電力を作るために排出されるCO2に相当する量とのこと。
ブリヂストンは過去にも10,000エーカーの土地をテネシー州に寄贈していて、今回、これに隣接するエリアも寄付することで、貴重な生態系を将来にわたって守るとともに、気候変動にも貢献していきたいと考えています。
【カーボンオフセットとは】
環境省HPによると、「経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方」です。
ブリヂストンの自然と共生する取り組みはこちら。
https://www.bridgestone.co.jp/csr/environment/reduce_co2/index.html