BWSC SUPPORTERS BWSC サポーターズ

様々なフィールドで活躍する幅広いクリエイターや
表現者が、
“BWSCサポーターズ”として
大会の魅力をご紹介します。

大村卓

プロダクトデザイナー。普段は生活雑貨や文具など身の回りのもののデザイン、自社オリジナル製品開発などに取り組んでいる。その傍らTwitterで発信している「#企業のノベルティを勝手に作る」がしばしば話題に。

虫眼鏡でソーラーエネルギーアメ工作に挑戦! 大村卓さんの体験レポート

この度BWSCサポーターズの一人として、この大会を盛り上げるコンテンツ制作の依頼をいただいたデザイナーの大村卓と申します。普段はプロダクトデザインを中心に活動しつつ、Twitter で「#企業のノベルティを勝手に作る」という奇妙な創作活動(企業ロゴなどを3 次元化して機能を持たせる)を発信しております。
今回お声掛けいただいたときも「Twitter見ています! “勝手にノベルティ”見ています!」とのことだったので、これはもしや大会の主催者であるブリヂストンさんのロゴを用いて何か作ってほしい、ということなのか!と震えが走ったのですが、やはりロゴをいじるのはいろいろ難しいみたい。そりゃそうですよね。
では何を作ったらいいのか…

身近なソーラーエネルギー

ソーラーカーの大会なのでソーラーカーのデザインを提案するという選択肢もあるのだが、いかんせんその方面に知識も経験もない…というわけで、ぼくがよく知っている、いや誰もが知っているソーラーエネルギーを用いたもので考えてみることにした。

ふっと浮かんできたのは、子どもの頃によくやった虫眼鏡で紙を燃やすという遊び。

この強烈なエネルギーを何か他のことに転用できないかとアレコレ思索した結果、砂糖を溶かして自由自在な形の飴にできるのでは? と思いついた。誰もがやったことあることの延長だから、もしかしたら新しい遊びとして定着できるかもしれないし。

とはいうものの、やってみるとけっこう大変!
これからやってみようと考えている人はどうぞ参考にしてください。必要な道具や砂糖の種類は後半にまとめておきます。

まずは練習してみよう!

太陽光が砂糖面にできるだけ垂直に降り注ぐように角度をキープ。
そして紙を燃やした経験を思い出しながら光を集めて…溶け出したら少しずつ動かしていく。

砂糖が溶けてカラメルの香ばしい香りが漂ってきますよ!
※動画はタイムラプスですので実際はもっとゆっくりです。

いろいろ作ってみよう!

BWSCの開催国であるオーストラリア
多少ボソボソするのは仕様です。気にしないように。

大会スポンサーのブリヂストンさんのロゴ

棒と一体型のペロペロキャンディー
視力検査のアレにしか見えない(涙)

自分の名前
直線ばかりなのでわりとやりやすい

クモの巣
大会期間がハロウィンの時期ということで。
ちょっと形状はイマイチだけど息子にもウケた!

溶接だってできる!

実はここからがこの虫眼鏡ソーラーエネルギーアメ工作の本領発揮。
砂糖を太陽光で溶かせるということは、すでに作ったパーツどうしを溶接して一体化させることもできるということだ。うまくやれば3次元の形状だってOK。

というわけでわかりやすいものとして、まず花を作ってみた。
花びら、茎、葉の3パーツをそれぞれ溶接。

「どうだ、太陽パワーでこんなものまで作れるんだぞ」と得意気に妻に見せたところ、「ナウシカの腐海に生えてそうな花だね」との評価。的確な表現じゃねーか(涙)

で、もう少し進化系。
やはりソーラーカーの大会ということなのでソーラーカーのボディを作ってみよう。
溶接の際にはパーツを砂糖に埋め込んで支えられるので、意外と理にかなった作り方でもある。

ここで注意。丁寧に扱わないと落としたりしてそれまでの苦労が水の泡。
子どもらのおやつになってしまいます…何度失敗したことか(涙)

これをソーラーカー本体に装着する。

うーん…クラッシュを繰り返したオフロード車みたい…
まあ気にしないことにする!

ここで悲報!
このソーラーカー本体が非力だったため、ボディを載せたら走らないというトラブル発生。
しかしめげないぼくは、台そのものを傾けてスイスイ走っているように見せることに成功!

ソーラーアメ工作に向いている砂糖とは?

結論から言うと、おすすめは「さとうきび粗糖」です。
他の砂糖はどうなのかというと…
・白い砂糖は紙と同じで光を反射して溶けない。
・三温糖はきれいな飴色に溶けるが、周りもくっついてきてうまく形が作れない。
・ザラメ(中双糖)は茶色っぽいのでイケるかと思いきや全然溶けない。光が通過する。
※すべての種類を試したわけではないのであしからず

必要な道具類

虫眼鏡(ルーペ)
・レンズ径5 センチくらい→ほぼ溶けない
・レンズ径8~10 センチくらい→けっこういい感じで溶ける(オススメ!)
・レンズ径13 センチくらい→パワーはすごいが焦点距離が長すぎて手がプルプルしちゃう。思い描いた形状にできない

※レンズが大きいほど強力だが光を一点に集めるのが難しいので、あまりオススメしません。

ここで朗報!
このちょうどよいサイズの虫眼鏡、某100 円ショップで100 円+税で買えてしまうのだ。在庫は各店舗に確認されたし。

溶接用メガネ
わりと長い時間光を当てないといけないので目を保護しないとやられます。
普通のサングラスではダメです。買うのであれば電気溶接用(遮光度#8くらい)のものにしてください。
※ガス溶接用だと色が薄すぎて効果薄いです。

ここで朗報!
100 円ショップの濃いめのサングラスを2枚重ね、結束バンド留めでもなんとかなりました。
ただし目に良いかどうかはわかりませんので、自己責任でよろしくです。

見た目は完全に怪しい人になるので、自宅でやるか仲間と集まってやりましょう。

容器
砂糖を入れておくためのもの。
そのまま太陽光を当てるのでステンレスなど溶ける心配のないものが望ましい。
フタ付きだとさらによし。

ピンセット、刷毛(筆)
出来上がった飴を取り出したり掃除したりするのに便利。
必須ではないけどあれば作業が効率化します。

まとめ

このプロジェクトを思いついたはいいものの、遂行するのはとても大変でした。
というのもまず作業できるのが晴れた日の昼間だけ。予定した日が晴れるとは限らないし、晴れてても少しでも雲がかかるともう砂糖は溶けない。週間天気予報を見て予定を立てるも全然予報当たらないし! しかし、BWSC 参加の各チームはそんな太陽の状況を常に気にしながら効率よく走らせることにシノギを削っているわけです。ソーラーカーと虫眼鏡工作を一緒にしてはいけないけれど、太陽光の持つエネルギーのすごさとそれを利用する難しさを改めて実感するよい機会となりました。

このアメ工作をぜひ皆さんもやってみてください。
ポリポリして香ばしくて意外と美味しいですよ!

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13-20 Oct. 2019

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