Bridgestone World Solar Challenge (ブリヂストン・ワールドソーラーチャレンジ)は太陽光を動力源として、約5日間をかけてオーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまでの約3,000kmを走破する世界最高峰のソーラーカーレースです。
世界一速いソーラーカーを決めるチャレンジャークラス、実用性を競うクルーザークラス、そして順位よりも大会を楽しむアドベンチャークラスの3クラスが設定されています。世界各国から集まった大学生を含む40以上のチームが5~6日間をかけて広大なオーストラリア大陸を走り抜けます。
走行可能時間は8:00~17:00までとされており、夜間は各チームが広大な砂漠の中でそれぞれキャンプを張って過ごすというサバイバル要素なども特徴的な大会です。ソーラーカー開発には空気力学、電気工学、電子工学など様々な科学分野の知識が必要とされるため、分野を超えたエンジニア育成の場として世界的にも注目を集めています。
また、レース参戦にあたっては学生自身が学業の傍ら車体開発だけでなく資金調達からチームマネジメントまでこなすチームもあり、参加する学生自身にとって大きな学びと成長の機会となっています。