CSR

社外団体への加盟

産業と社会・環境の持続可能な未来をつくるグローバルな取り組み

wbcsd

ブリヂストングループは、持続可能なサプライチェーンの実現に向け、長期的に環境・社会・経済を良くするための調達活動を、着実に推進しています。この活動は自社だけで取り組めるものではなく、多様なステークホルダーの皆様との協力が必要不可欠です。ブリヂストングループは、持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)タイヤ産業プロジェクト(TIP)を通して、世界のタイヤ生産能力のおよそ65%を占めるタイヤメーカー11社で協力し、グローバルな取り組みを展開しています。

2年に一度タイヤメーカーのCEOが会合を持ち、TIPの活動の進捗を確認し、さらに新規および継続する研究の今後の活動計画を設定しています。その一つとして、持続可能な天然ゴム供給を実現していくための検討に注力していきます。これまでに、天然ゴムの責任ある調達のためのベストプラクティスについて多くの検討がなされてきていますが、TIPはこの業界共通のゴールを達成していくための最も効果的な道筋を見出していこうと考えています。その中で、持続可能なベストプラクティスの決定、適切なガバナンス構造とプラットフォームの選定を実施していきます。

TIPでは、タイヤがそのライフサイクルにおいて、人体の健康や環境に及ぼし得る影響を特定し、解決することを目的として活動しています。

「タイヤ産業プロジェクト」

TIPは、タイヤが環境や健康に与える影響の研究と課題解決に向けた取り組みを実施しています。

タイヤ産業プロジェクト10周年記念誌
タイヤ産業プロジェクト
10周年記念誌
  1. 1タイヤ摩耗粉塵が環境と生態系に与える影響を研究
    タイヤ使用時に発生する摩耗粉塵について、これまでの実証試験では環境や健康に対するリスクは低いことが判明しています。
  2. 2効果的な使用済みタイヤ管理システムのグローバル展開
    国や地域により取り組み方法・レベルが異なる使用済みタイヤの管理に関し、2010年に廃タイヤ管理マニュアル「廃タイヤの効果的なマネージメントシステム」を発行しました。効果的な使用済みタイヤ管理システムをグローバルに展開する活動を継続的に推進しています。
  3. 3ナノマテリアルが環境と生態系に与える影響を研究
    経済協力開発機構(OECD)との共同プロジェクトにより、カーボンブラックやシリカなどの原材料がタイヤに使用されることによる社会・経済に対する貢献度や、それらの原材料がタイヤの開発・製造段階で使用される際に環境や人体に与える影響に関するリスクアセスメント・防護措置の最適方法などが研究され、OECDよりレポートが公表されました。また、これらの原材料が作業者の健康に影響を与えるリスクは低いと考えられています。

持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム

ブリヂストンは、TIPの一員として、天然ゴムのサプライチェーンにおける社会・経済・環境パフォーマンスの改善を目指す新たなプラットフォームの設立に積極的にかかわってきました。

天然ゴムのおよそ7割をタイヤ産業が消費すると推定される中、2019年3月、持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム「Global Platform for Sustainable Natural Rubber(GPSNR)」がシンガポールを拠点に始動しました。GPSNRは、タイヤメーカーや他の天然ゴムのユーザー・サプライヤー・加工業者、自動車メーカー、NGOなど、多様なステークホルダーによる協働を目指しています。

GPSNRは、その独立性や広範な協力関係などを確保するため、ステークホルダーの代表グループが運営しており、さまざまな市民社会組織の声もより大きく反映されるようになります。また、持続可能な天然ゴム経済の確立という共通目標に向けて、小規模農家の参加を積極的に求め、天然ゴムの生産・供給における持続可能で責任ある取り組みの創出・導入を加速させます。

「サーキュラー・エコノミー100」プログラム

ブリヂストンは2018年から、エレン・マッカーサー財団の「サーキュラー・エコノミー100」プログラム(CE100)に参加しています。CE100は、持続可能な経済・自然・社会資本の形成を推進するもので、サーキュラー・エコノミーに関する知見の獲得、能力開発、ネットワークの構築、他の企業や政府、研究機関との連携を図ることを目指しています。

サーキュラー・エコノミー(循環型経済)とは、従来の消費型経済ように経済成長と共に限られた資源の消費が増大していくのではなく、経済活動と資源消費が徐々に切り離されていく(デカップリング)という経済の考え方です。循環型経済モデルは、再生可能な資源への移行を通じて、経済資本、自然資本、社会資本を構築します。これは、廃棄物や汚染を出さないようにする、製品や材料が使用され続けるようにする、自然システムを再生するという原則に基づいています。

ブリヂストングループは、運送事業者様を対象とした新品タイヤとリトレッドタイヤ※1、サービス、ITツールを組み合わせた運送ソリューションビジネスを展開しています。CE100を通じて、エレン・マッカーサー財団の豊富な知見や他社ベストプラクティスを学ぶことで、サーキュラー・エコノミーのコンセプトをビジネスモデルに取り入れ、リサイクルや資源・エネルギー・情報の有効活用を含めたタイヤのライフサイクル全体で、新たな顧客価値、社会価値の創造を目指しています。

※1 トレッドタイヤとは、使用済みのタイヤのトレッド部分を取り除き、新たなゴムを加硫・圧着して再使用できるようにしたタイヤのことです。新品タイヤに比べて、環境面で下記の利点があります。
1. 天然ゴムなどの原材料の使用量が減少し、天然資源の使用量が削減される
2. タイヤ生産におけるCO2排出量が削減される
3. タイヤの寿命が延びるため、廃タイヤの削減につながる

W-BRIDGEプロジェクト

発表会の様子
発表会の様子
シンポジウムの様子
シンポジウムの様子

W-BRIDGE(Waseda-Bridgestone Initiative for Development of Global Environment)は、地球環境保全に貢献するために、2008年に学校法人早稲田大学とブリヂストンが設立した産学民連携プロジェクトです。従来の「産」(企業)と「学」(大学)の連携に、「民」(地域の生活者)との連携を加えた二つの架け橋、つまりダブルブリッヂに基づいた実践的な研究・活動を支援しています。

W-BRIDGEでは、特定の地域課題の解決にとどまらず、他の地域にも活用いただけるような課題解決モデルを構築していくことを目指しており、毎年ブリヂストンが定める重点テーマおよび研究領域を対象に、大学と一般の方々が連携して取り組む研究・活動を募集し、優れた研究・活動に対して、資金提供、研究・活動に対する助言等を行っています。

研究や活動の成果については、多くの方々に活用していただけるよう、WEBサイト等を通じて広く世の中に発信しています。

CSR研究会

ブリヂストンは、一般財団法人企業活力研究所がCSRの諸課題について調査研究を行う「CSR研究会」に2016年度から委員として参画しています。

2018年度の研究会は「新時代のビジネスと人権のあり方」を議題に、ビジネスと人権に関する国際的な動向、企業における実態等を整理した上で、ビジネスと人権のあり方等の提言に向けて研究を進めました。ブリヂストングループはグローバル企業としての視点を当研究会に活かすべく、委員として積極的に議論に参加しています。

サステナビリティに関連する社外団体とのパートナーシップ

ゴムおよびタイヤ業界

環境面での連携