サイト内検索

「あすチャレ!School」で触れて、
楽しむパラスポーツ

  • イベント

子どもたちにパラスポーツのスゴさやカッコよさを伝え、障がいに対する理解を深めてもらいたい。そんな思いからブリヂストンが2021年度よりサポートを始めたのは、日本財団パラリンピックサポートセンターが主催するパラスポーツ体験型出前授業プログラム「あすチャレ!School」。子どもたちがパラスポーツと直接触れ合うことができる場をつくり、多様性の尊重や共生社会への理解に向けた新たな学びを応援することを目的に、パラアスリートが講師となって全国の小・中・高等学校へ出向いて行われるこのプログラムは、2016年から始まり、2020年度末までに全国で1096回実施し、約16万人の児童、生徒が受講しています。4月15日、その記念すべき本年度第一回目が、ブリヂストンの技術センターなどの拠点がある東京・小平市の東京都小平市立第六小学校にて行われました。

講師は車いすバスケットボール元日本代表キャプテン!

天候にも恵まれた「あすチャレ!School」当日。体育館の中にキラキラとした自然光が射し込む気持ちのよい環境の下、6年生90名が広々とした館内に間隔を空けて揃うと、いよいよ授業のスタートです。講師を務めるのは、シドニー2000パラリンピック男子車いすバスケットボール日本代表キャプテンの根木慎志さん。司会進行を務める児童が名前を紹介すると、6年生が事前に演奏して録音した楽曲「威風堂々」が響く中、根木さんが車いすを走らせて颯爽と登場しました。

まずは根木さんが自らの経歴や、日本財団パラリンピックサポートセンターのこと、「あすチャレ!School」の目的などについて説明します。そして、自身がなにより大切にしているという“出会った人と友達になる”ために、「パラスポーツを通じて、体育館にいるすべての人たちと友達になりたい」と挨拶をすると、体育座りで聞いていた児童たちが拍手で応えました。

車いすバスケットボールの
生の迫力が児童たちを魅了!

根木さんは、オリンピック、パラリンピックの歴史にも触れ、オリンピックが、いろいろな国がスポーツで競い合うことで、お互いの国を認め合い、仲よくなるために始まった平和の象徴であることや、パラリンピックが戦争で怪我をして落ち込んだ人たちを元気にするために、病院の中で始まったスポーツ大会がきっかけであることを紹介。だからこそ、今日の授業を楽しもうと児童たちに呼びかけました。

「あすチャレ!School」の意義や目的などについて学んだ後は、パラスポーツの体験です。まずはお手本として、根木さんがドリブルやシュートを披露。体育館を車いすでドリブルしながら走る根木さんの姿を、真剣な眼差しで見つめる児童たち。根木さんのデモンストレーションを通して、みんなが車いすバスケの魅力にぐいぐい引き込まれていきます。そして、ゴールにめがけてシュート! 見事に決まると「おおーっ!」と、どよめく声が体育館に響きました。

次はレベルをあげて、ゴールに遠い場所から3ポイントシュートに挑戦。根木さんのコートネームである“ネジー”コールが巻き起こる中、根木さんの放ったボールがゴールに吸い込まれると、会場全体が拍手と歓声に包まれました。根木さんが両手をあげて喜ぶ姿を通して、車いすバスケの魅力がダイレクトに伝わります。ここで根木さんは児童たちにこんなことを語りかけました。「応援してもらえた分だけ頑張れることをみんなが知っているから、頑張っている人にも応援できる。みんなが応援の力や意味を知っている素晴らしい人たちだってことがわかりました。次は僕がみんなを応援する番です」。

車いすリレー体験で
あきらめないことを学ぶ。

根木さんのお話やデモンストレーションを目の当たりにして、車いすバスケに対する理解が深まった児童たち。次は車いすリレー体験です。まっすぐ走ってターンして、元の場所に戻ってきたら次の人に交代。数チームに分かれて行い、最後の児童がゴールする順番を競います。競技用車いすの操作に戸惑いながらも、一生懸命、前に進む児童たち。応援にも熱が入り、座っていたはずの児童が、いつの間にか立ち上がってエールを送る姿も。最後の一人がゴールするまで「がんばれー」の声は途切れることがなく、ようやくフィニッシュすると、全員で拍手して健闘を称えました。その様子を見ていた根木さんは「全員完走できたのがすごい! あきらめなかったよね!」と話し、満面の笑みを浮かべました。

車いすバスケットボール対決は
白熱の展開に!

参加した6年生全員が競技用の車いすを実際に体験したあとは、代表の児童たちによる車いすバスケットボール対決です。5人対5人に分かれ、初心者に合わせた特別ルールのもとで試合を行いました。

試合はゴール前の攻防やカウンター攻撃など、初めてとは思えないほど白熱の展開に。ゴールも決まるとボルテージは最高潮! 出場した児童たちは、試合を振り返り「難しかったけど、楽しかった」「パスが思うようにできなかったけど、おもしろかった」と話すなど、実際に挑戦することで車いすバスケットボールの魅力を体感することができました。

根木さんが語る、
チャレンジすることの大切さ。

最後は講師である根木さんによる講話の時間です。小学生の頃、跳び箱が苦手だったという根木さん。最終的に跳べなかったけど、みんなが応援してくれたおかげで、最後まであきらめず一生懸命やることができたという自身の経験を紹介。「もちろん、できることは良いことだけど、できてもできなくても、みんなで一生懸命楽しむことが素晴らしいんです。パラスポーツの選手たちは、できないことでも工夫すればできると思っている。みんながあきらめそうなことを楽しみながらやり続けるんですよ」と話します。そして、この日の授業で初めて競技用の車いすに乗った児童たちが、みんなに応援されることで最後まであきらめずにゴールできた経験を踏まえて「これからもいろいろなことにチャレンジしてください。できないと不安になったり、ドキドキして、時に涙が出そうになったりするかもしれませんが、その時に周りのみんなから、イケる、イケる! 大丈夫、頑張れ! と応援してもらうことで、きっとできるようになります」と根木さん。

最後まで大切なメッセージで満たされた
貴重な時間。

その後の質疑応答でも「緊張しない人はいない。一生懸命頑張ってきたからこそ不安な気持ちになる。そんな時は周りの友達とお互いに大丈夫か、頑張ろうぜと励まし合うことが重要」「人間にはみんなそれぞれ輝くものがある」「つらい時は自分の好きなことや大切なこと、大切な友達のことを考えるようにする」など、児童たちに人生の糧になるメッセージを次々と送る根木さん。

最後に児童たちからは「車いすでぐるっと回るところが一番難しかったし、根木先生が乗った車いすのスピードが速くて、すごいと思いました」や「大丈夫と声をかけてあげるだけで、みんなが元気になれたり、応援することでできるようになれたりすることが知れてよかったです」などの感想が聞かれたこの日の授業。車いすバスケットボールを通して、多くの知識や知見、新しいものの見方や価値観などを得られた、貴重な時間となりました。

これまでにもブリヂストンは様々な技術提供を通じてパラスポーツを支援してきました。そして、今回から協力をスタートした「あすチャレ!School」のように、パラスポーツの体験機会を作り出したり、その魅力を広く発信したりすることにも力を入れています。ダイバーシティやインクルージョンを実現した社会をつくるべく、ブリヂストンはこれからも取り組みを加速していきます。

写真提供:日本財団パラリンピックサポートセンター

    SHARE
    世界トップレベルの選手が指導!

    世界トップレベルの選手が指導!

    20歳以下の経験者を対象にした「車いすテニス練習会」が開催されました。

    SHARE このページをシェアする

      東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の公式ウェブサイトです。

      このページの先頭へ