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トッププレイヤーが伝える「上手くなるために大切なことって?」

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世界トップレベルの選手が指導する
車いすテニスの練習会を開催!

2020年2月1日、ブリヂストン小平屋根付きテニスコートにて、20歳以下の経験者を対象にした「車いすテニス練習会」が開催されました。参加したのは、小学生から高校生までの男子3名、女子3名の計6選手。講師として、この日の時点で車いすテニス女子・世界ランキング15位の田中愛美選手、同ランキング24位の高室冴綺選手、そして、岩野耕作コーチが登場し、ともに2時間の練習に汗を流しました。

高室冴綺選手、岩野耕作コーチ、田中愛美選手
左から、高室冴綺選手、岩野耕作コーチ、田中愛美選手。

練習内容は、田中選手、高室選手が普段から行なっているメニューと同じもので、田中選手は「少しでもみなさんの上達のお手伝いをしたいと思います」と挨拶。世界のトッププレイヤーから直接指導を受けられることもあり、参加選手たちの期待がふくらみます。

トスアップは簡単そうに見えて難しい!

トスアップは簡単そうに見えて難しい!

準備体操を終えると、まずはラケットを使わない練習から始まりました。ボールを真上に上げてキャッチするトレーニングです。ボールに慣れ親しむだけでなく、サーブを打つ時の要となるトスアップの技術を磨くための練習でもあります。左右の手でそれぞれ3回連続で成功したら終了というルールで行いましたが、なかなかうまくできません。それもそのはずで、実はトスアップは、一流選手でも試合で緊張すると、上手にできないこともあるほど繊細な動作。それにつながるこの動きも、簡単そうに見えて難しいのは当然なのです。さらには2つのボールを交互に上げてキャッチする練習、3つのボールをお手玉のように順番に上げてキャッチする練習を行いました。さすがに3つのボールをすぐに扱えるようにはなりませんが、基本の大切さを学ぶいい機会となりました。

車いすを自在にコントロールするために。

車いすを自在にコントロールするために。

続いて行ったのは、車いすで走ったあとにくるっと回転するチェアトレーニングです。特に屋外の試合の場合は、風の影響でボールとの距離感がつかみにくいこともあり、想定外の場所にボールが飛んできた時でも素早く回転して対応できるようになるための練習になります。重要なのは、ターンする時に体の軸をぶらさないこと。全力で車いすを漕ぐと前傾姿勢になりがちなので、そうならないように気をつけながら、同じ動作を繰り返し行います。

田中愛美選手

チェアトレーニングのあとは、その応用編とも言える練習です。コートのラインに沿って進み、角にきたら270°ターンするラインターンを行いました。ひとりずつ挑戦しましたが、みなさんターンに手こずり、回転が足りなかったり、回りすぎてしまったり、はたまた逆方向に回転してしまったり。でも、講師の丁寧な指導で少しずつコツをつかんでいき、最後はほとんどの選手が上手にできるようになりました。

厳しい練習が選手のレベルを向上!

厳しい練習が選手のレベルを向上!

車いすでコートの上を自在に動くための練習が終わると、いよいよラケットでボールを打つ練習が始まりました。まずは講師とボールを打ち合うショートラリーから。参加選手にとっては、田中選手や高室選手と実際に対峙できる嬉しい時間です。それが終わると2班に分かれ、ロングラリーと、岩野コーチが出すボールをコーンにめがけて打ち返す球出し練習を行いました。球出し練習では、ストレートをクロスに、クロスをストレートに打ち返すのですが、しだいにコーチからのボールがきわどい場所に飛んでいきます。コーチから「コートは広いんだよ! もっと急げ!」「戻れ!」など厳しい声を浴びながら、必死にボールに食らいつく参加選手たち。一方で「惜しい!」「ナイスショット!」など参加選手の闘志を讃え、エールを送るシーンも。後半にはスピンやスライスがかかったボールを打ち返す、レベルの高い練習にも挑戦しました。

具体的なアドバイスでサーブがめきめき上達。

具体的なアドバイスでサーブがめきめき上達。 具体的なアドバイスでサーブがめきめき上達。

ボールを打ち返す練習のあとはサーブの練習です。参加選手がサーブを打つ姿を講師が見ながら、ひとりひとりにアドバイスを送ります。例えば、トスは前のほうに投げるとサーブがネットに引っかかりやすくなるので、自分の頭の上に投げたほうが良いとか、パワーの分散を防ぐために、ボールを上に投げたあと、ポジションが動かないように一度静止した状態を作ることが大切など、具体的かつ論理的なアドバイスに参加者も納得。それまでうまく入らなかったサーブが入るようになるなど、ぐいぐい上達していくのがわかりました。

試合では参加選手が講師の選手から
ポイントを奪うほどの熱戦に。

試合では参加選手が講師の選手からポイントを奪うほどの熱戦に。 試合では参加選手が講師の選手からポイントを奪うほどの熱戦に。

ひと通り練習が終わると、最後はその成果を試すべく、講師たちを相手にシングルスとダブルスの試合を行いました。世界トップレベルの選手を相手に、参加選手が鋭いショットでポイントを奪う場面も見られるなど、プレーは白熱。試合後には講師から「できればリターンはワンバンで突っ込んでいけたらいいかな」とか「相手の打ってきそうな場所などポイントを意識してプレーしてみよう」など実践的なアドバイスをたくさんもらうことができました。

練習を終えた高室選手は「今日の経験を糧に、これからも練習や試合を頑張ってください」と挨拶。田中選手は「アドバイスされた内容を忘れず、ぜひ普段の練習に活かしてください。次の練習会の時に、今日指摘したことが直っていたら私たちも嬉しいです」と話し、とても楽しい時間だったと笑顔を見せました。

試合では参加選手が講師の選手からポイントを奪うほどの熱戦に。

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