ニュースリリース

エレン・マッカーサー財団「サーキュラー・エコノミー100」に参加

- サーキュラー・エコノミー推進に向けた取り組み -

2018年04月26日

 株式会社ブリヂストンは、サーキュラー・エコノミー※1に関する知見の獲得、他の企業や政府、研究機関との連携を目的として、エレン・マッカーサー財団の「サーキュラー・エコノミー100」プログラム(以下、CE100)に参加します。

CE100ロゴマーク※2

 エレン・マッカーサー財団は、企業や政府、研究機関と連携して、サーキュラー・エコノミーへの移行を推進することを目的に2010年に設立された団体です。CE100は、参加組織のサーキュラー・エコノミーに関する能力開発や実践の支援を目的としたイノベーションプログラムです。

 当社グループは、運送事業者様を対象とした新品タイヤとリトレッドタイヤ※3、サービス、ITツールを組み合わせた運送ソリューションビジネスを展開しています。CE100を通じて、エレン・マッカーサー財団の豊富な知見や他社ベストプラクティスを学ぶことで、サーキュラー・エコノミーのコンセプトをビジネスモデルに取り入れ、リサイクルや資源・エネルギー・情報の有効活用を含めたタイヤのライフサイクル全体で、新たな顧客価値、社会価値の創造を目指します。

 エレン・マッカーサー財団でCE100を指揮するキャスパー・ジョルナ氏は次のように述べています。「CE100には、サーキュラー・エコノミーのアプローチから生じる新たな成長の機会を切り開くため、世界中のリーダーやイノベーターが参加しています。このダイナミックで多様性に富んだコミュニティでの連携により、参加メンバーはこれまで以上に大きな成果をより早く達成することが可能となるでしょう。日本企業唯一の参加メンバーとして、ブリヂストンが新たな知見をもたらすことを期待しています。」

 当社グループは、「環境」を、グローバルCSR体系「Our Way to Serve」の重点領域の1つとして位置付けています。持続可能な社会の実現を目指し、2050年を見据えた「環境長期目標」を掲げ、グループ全体で事業と環境保全の両立に取り組んでいます。サーキュラー・エコノミーの実現はその目標を達成するための重要な要素であると考えています。

※1 サーキュラー・エコノミー(循環型経済)とは、従来の消費型経済のように経済成長と共に限られた資源の消費が増大していくのではなく、経済活動と資源消費が徐々に切り離されていく(デカップリング)という経済の考え方です。循環型経済モデルは、再生可能なエネルギー資源への移行を通じて、経済資本、自然資本、社会資本を構築します。これは、廃棄物や汚染を出さないようにする、製品や材料が使用され続けるようにする、自然システムを再生するという原則に基づいています。

※2 株式会社ブリヂストンは、エレン・マッカーサー財団のCE100のメンバーです。

※3 リトレッドタイヤとは、使用済みのタイヤのトレッド部分を取り除き、新たなゴムを加硫・圧着して再使用できるようにしたタイヤのことです。新品タイヤに比べて、環境面で下記の優位性があります。
1. 天然ゴムなど原材料の使用量が減少し、省資源となる
2. タイヤ生産におけるCO2排出量削減が可能となる
3. タイヤの寿命が延びるため、廃タイヤの削減にも寄与する


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