ニュースリリース

経営革新や競争力強化のためのIT活用に積極的な企業として「攻めのIT経営銘柄」に4年連続で選定されました

2018年05月31日

 株式会社ブリヂストンは、経済産業省と東京証券取引所が共同で紹介する「攻めのIT経営銘柄」に4年連続で選定されました。

 当社は、「2017中期経営計画」で重点課題の一つである「グローバル企業文化の育成」の中で「技術/ ビジネスモデル/デザインのイノベーション」を掲げています。その一つとして、商品単体の販売に終わらない「お客様の困りごとを解決する」ソリューションビジネスを提供するため、現在戦略的にIT活用を推進しています。

 この取り組みを加速させるため、2017年にCDO(チーフ・デジタル・オフィサー)を設置し、そのもとでソリューションビジネスをリードするデータサイエンティストを育成するための研修プログラムを開始しました。このような当社の企業価値向上の取り組みが評価され、本年も「攻めのIT経営銘柄」として選定されました。

 当社のITを活用した具体的な取り組みは下記の通りです。

1. ITを活用した新たな運送ソリューションビジネス
 ICTや最先端技術を積極的に活用したソリューションビジネスを通じて、運送事業者様の安全運行とタイヤに関するコストの最小化に貢献しています。
 具体的には、「Toolbox」(お客様の基本情報やタイヤに関する情報を管理するデジタルプラットフォーム)の活用により、より高い精度で最適なタイヤ及びその使用方法をお客様へ提案します。さらに、「Toolbox」を、「BASys」(リトレッドタイヤ※の製造、品質、在庫管理システム)や「Tirematics」(センサーを用いてタイヤの状態を遠隔でモニタリングするシステム)と連動して運用することで、タイヤライフサイクル全体でのデータ管理・分析が可能となります。

2. ITを活用した鉱山ソリューションビジネス
 鉱山で使用されるタイヤ、コンベヤベルト、高圧ホースといった製品やそのメンテナンスを提供するとともに、センサーやソフトウェアなどのITツールを組み合わせたソリューションを提案します。高度な分析技術を用いてタイヤの交換時期の予測や作業スケジュール、予算管理の精度を高めることで、鉱山事業における安全性、生産性、収益性といったお客様の課題解決に貢献するビジネスをグローバルに展開しています。2017年にオーストラリア・ピルバラ地域に設立した鉱山ソリューションの新拠点では、当社グループが開発したデジタルツールを活用し、センター内に配備したITルームでデータを蓄積・解析してお客様のオペレーションをより最適化し、生産性・資産価値向上等に貢献していきます。

 当社は今後もITの積極的な活用を通じ、お客様に新たな付加価値を提供するビジネスモデルの開発を推進し、企業価値の向上を目指していきます。

※リトレッドタイヤとは、使用済みタイヤのトレッド部分を取り除き、新たなゴムを加硫・圧着して再使用できるようにしたタイヤです。

攻めのIT経営銘柄について
「攻めのIT経営銘柄」は、東京証券取引所の上場会社の中から、経営革新や競争力の強化のためにITの積極的活用に取り組んでいる企業が選定されます。経済産業省と東京証券取引所は、中長期的な視点から企業価値の向上を重視する投資家にとって魅力ある企業としてこれらの企業を紹介し、「攻めのIT経営」を促進します。

本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> 広報第1課   TEL:03-6836-3333
<お客様>  お客様相談室 TEL:0120-39-2936

以上