安全面・経済面で輸送業界全体を足元から支えるソリューションをさらに強化・推進
- 小型トラック・バス用タイヤ「DURAVIS R207」を2021年3月発売開始 -
2020年12月24日
株式会社ブリヂストン、およびグループ会社であるブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社は、輸送業界全体を足元から支えるソリューションビジネス「Tire Solution(タイヤソリューション)」を2021年よりさらに強化します。
この度、小型トラック・バス用タイヤ「DURAVIS R207」を2021年3月より発売します。これは、昨今Eコマースの拡大により宅配ニーズが増加する中、新型コロナウイルス感染症の影響等でネットショッピングの需要増加にさらに拍車がかかり、その小口配送を行う運送事業者様の「安心・安全な定期配送」「タイヤメンテナンスの負担軽減」「経費削減」をサポートすることを志向しています。
■タイヤ情報
商品名 | |
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発売サイズ | 23サイズ(85~60シリーズ) |
発売日 | 2021年3月1日(月) 全国一斉発売 |
新商品「DURAVIS R207」は、長年好評だった従来品「DURAVIS R205」の性能を維持するとともに、ウェット路面での発進時のグリップ性能に配慮し安全性を確保しています。また、運送事業者様の稼働をサポートするため、従来品「DURAVIS R205」対比耐偏摩耗性やウェット性能を同等に保ちながら、摩耗ライフを25%※1向上しています。
「Tire Solution」は、運送事業者様のニーズとビジネスを見据え、安心・安全につながる高品質な商品とサービスを追求し、運送事業者様の本質的な課題を解決する最適な組み合わせを提案しています。ソリューションビジネスのベースとなる「断トツ商品」※2として、「DURAVIS R207」の他にもトラック・バス低燃費用タイヤ「ECOPIA M801Ⅱ」※3やトラックのリアタイヤ2本を1本で装着できる「GREATEC M829」※4などを2020年3月より発売しています。また、お客様が使用されたタイヤのすり減ったトレッド部分を貼り替え、再び使用可能となったタイヤをお届けするリトレッドサービスや、2020年12月より導入したタイヤの内圧を遠隔モニタリングできる「Tirematics(タイヤマティクス)」※5などのデジタルツールの活用、適切なメンテナンスの提供を通じ、お客様の困りごとを解決するソリューション事業を推進・加速しています。当社はタイヤをライフタイム全体で最大限活用する「断トツソリューション」※6を通じて、安全性・環境性・経済性・生産性といった社会価値・顧客価値を両立します。
当社グループは、コア事業である「断トツ※7のブランド力・商品力・サービスネットワーク」を活かした収益性および効率性の向上を実現しつつ、当社独自のプラットフォーム「Bridgestone T&DPaaS」の展開を加速し新たな価値共創パートナーと共に最終顧客に直接つながるサステナブルなソリューション事業を創造していきます。そして、社会価値および顧客価値を最大化するとともに、安心・安全なモビリティ社会に貢献します。
- ※1 詳細は添付資料をご参照ください。
- ※2 企業としての目標を指します。
- ※3 ニュースリリース『運送事業者の安全運行・経費削減・環境経営に貢献するトラック・バス用低燃費タイヤ「ECOPIA M801Ⅱ」を発売』を参照ください。
- ※4 ニュースリリース『超偏平シングルタイヤ「GREATEC M829」を3月より国内販売開始』を参照ください。
- ※5 ニュースリリース『タイヤの内圧を遠隔モニタリングするデジタルソリューションツール「Tirematics」を12月より国内で本格的に提供開始』を参照ください。
- ※6 企業としての目標を指します。
- ※7 企業としての目標を指します。
【資料】「DURAVIS R207」に採用した技術と商品の特長は次の通りです。
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1. 採用技術と商品の特長
(1)搭載技術
搭載技術 | 内容 | 効果 | |
パタン | ローエナジーパタン | ブロック形状を立体的に最適化することで、駆動時に発生するブロックの変形を低減 | ・耐偏摩耗性の確保 ・摩耗ライフの向上 |
ショルダー部の接地面積増加 | トレッド幅と溝ボリュームを最適化し接地面積を増やし、接地圧を低減・均一化 | ・摩耗ライフの向上 ・ウェット性能の確保 |
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サイレントACブロック | ブロック表面を三次元的にうねらせることで接地圧を均一化し、局所的な摩耗を抑制 | ・摩耗ライフの向上 ・耐偏摩耗性の確保 |
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ラグ残数/サイプ深さ の最適化 | 剛性を確保しつつブロック個数を増やしエッジ成分をアップし、サイプ深さを最適化することで、摩耗末期でのウェット性能に配慮 | ・摩耗ライフの向上 ・ウェット性能の確保 |
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形状 | 接地形状の最適化 | 多様な使用条件下の小型トラック・バスに配慮し、接地形状の変形を抑制 | ・摩耗ライフの向上 ・耐偏摩耗性の確保 |
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(2)性能評価結果
摩耗ライフ性能比較
- ・ 車両:いすゞ自動車 エルフ(型式TKG-NMR85AR、排気量1,999cc)
- ・ タイヤサイズ:(R207)195/85R16 114/112N、(R205)195/85R16 114/112L
- ・ 試験内圧:(FRONT)600kPa、(REAR)600kPa
- ・ 試験距離:39,750km
- ・ ローテーション:約5,000km走行毎に実施
- ※ 上記テスト条件に関する更なる詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。
- ※ タイヤの表示に関する公正競争規約に定められた試験方法で試験を行っております。
- ※ 試験結果はあくまでもテスト値であり運転の仕方によっては異なります。
- 2. 発売サイズ
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- ※ 全サイズチューブレスタイヤとなります。
本件に関するお問い合わせ先
<報道関係> 広報第2課 TEL:03-6836-3333
<お客様> お客様相談室 TEL:0120-39-2936
以上