ニュースリリース

エアバス社より2023年サステナビリティ・アワードを受賞

航空機タイヤにおけるバリューチェーン全体でのサステナビリティの取り組みを評価

2023年11月21日

 株式会社ブリヂストンは、航空宇宙分野のパイオニアであるAirbus(以下、エアバス社)より、サステナビリティの分野で功績があったサプライヤーに贈られる、サステナビリティ・アワードを受賞しました。10月16・17日にはフランス トゥールーズにてGlobal Supplier Conference(表彰式)が行われました。今回の受賞は、当社の持続可能な社会の実現に向けた様々な取り組みを評価頂いたものです。

授賞式の様子

受賞盾

 ブリヂストンは、使命である「最高の品質で社会に貢献」の下、「Bridgestone E8 Commitment」※1を軸に「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向けて変革を加速しています。航空機用タイヤ事業においても、商品を「創って売る」「使う」、原材料に「戻す」というバリューチェーン全体でカーボンニュートラル化・サーキュラーエコノミーの実現、さらにはネイチャーポジティブ※2に向け取り組みを強化しており、今後もさらに進化させていきます。主な取り組みは以下の通りです。

1.カーボンニュートラル化に向けた取り組み※3
 太陽光発電や風力発電などをはじめとする、再生可能エネルギー由来の電力導入を推進し、航空機用タイヤを「創る」生産段階で排出するCO2の削減を進めています。また、タイヤの軽量化による航空機の燃料消費量の減少を通じて、タイヤを「使う」段階においてもCO2排出量削減に貢献しています。さらにグローバルサプライチェーンマネジメントの強化により、お客様へタイヤを供給するリードタイムを改善すると共に、輸送時のCO2排出量削減にも取り組んでいきます。

2.サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組み※3
 航空機用タイヤのビジネスモデルは、新品タイヤと、複数回のリトレッドタイヤ※4をご提供することで構成されています。新品タイヤにおいて天然ゴムなどの再生可能資源を最大限活用するとともに、複数回のリトレッド推進により資源生産性の向上を推進しています。航空機用タイヤの再生資源・再生可能資源率は、新品タイヤとリトレッドを含めたライフサイクル全体で約80%であり、今後も、サーキュラーエコノミーの実現に向けたビジネスモデルをより強化していきます。

3.航空機のライフサイクルにおける環境負荷の改善に向けた両社での取り組み
 ブリヂストンとエアバス社は、両社のサステナビリティへの姿勢に共感し、2021年より環境負荷改善に向けた協働を進めてきました。エアバス社が進めているサプライチェーン全体を対象とした航空機のライフサイクルにおける環境負荷の低減について、ブリヂストンが担うタイヤのサプライチェーンでの環境影響を定量化、可視化し、その影響を低減する活動により、エアバス社の取り組みへ貢献しています。

株式会社ブリヂストン 常務役員 G-MICA管掌(グローバル鉱山・産業・建設車両用・航空機用タイヤ・ソリューション) 田村 亘之のコメント
 「エアバス社の『サステナビリティ・アワード』を受賞し、大変光栄に思います。エアバス社と協働して推進してきた取り組みから多くの学びを得られました。これからもエアバス社をはじめとしたパートナーの皆様と共に、バリューチェーン全体での活動を進めていく事で、社会価値・顧客価値の向上を図ってまいります。」

 ブリヂストンは、パートナーの皆様と共に、航空機用タイヤのバリューチェーン全体におけるカーボンニュートラル化・サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを加速することで、「Bridgestone E8 Commitment」に掲げる「Energy カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支えること」、「Ecology 持続可能なタイヤとソリューションの普及を通じ、より良い地球環境を将来世代に引き継ぐこと」にコミットしていきます。

  1. ※1「Bridgestone E8 Commitment(ブリヂストンイーエイトコミットメント)」
    ブリヂストンは、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向けて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を制定しました。これを未来からの信任を得ながら経営を進める軸とし、ブリヂストンらしい「E」で始まる8つの価値(Energy、Ecology、Efficiency、Extension、Economy、Emotion、Ease、Empowerment)を、ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員・社会・パートナー・お客様と共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットしていきます。
    https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2022030101.html
  2. ※2自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性・自然資本の損失を止め、反転させることを意味しており、事業活動による生物多様性・自然資本への負荷を低減し、自然の恵みを維持し回復させ、自然資本を持続可能に利用する社会経済活動への変革が意図されています。
  3. ※3環境長期目標―2050年の世界を見据えて:
    https://www.bridgestone.co.jp/csr/environment/vision/2030/index.html
  4. ※4使用済みのタイヤの表面(トレッド部分)を取り除き、新たなゴムを加硫・圧着して再使用できるようにしたタイヤのこと。

本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> 国内広報部 TEL:03-6836-3333
<お客様> お客様相談室 TEL:0120-39-2936

以上