国内工場紹介
東京ACタイヤ製造所
航空機の安全・安心な運航を支える航空機用ラジアルタイヤを生産
操業開始:
2008年7月(新品タイヤ工場)
敷地面積:
417,982m2
生産品目:
航空機用タイヤ
※AC = Aircraft(航空機)の略
航空機用タイヤの専門工場
東京ACタイヤ製造所は、ブリヂストングループで2ヵ所目となる航空機用ラジアルタイヤ(新品タイヤ)の生産拠点です。
東京ACタイヤ製造所の前身は、1960年に乗用車用タイヤ工場として誕生した東京工場です。その後、小型トラック用タイヤやトラック・バス用タイヤの生産を開始し、1970年に航空機用リトレッドタイヤ、2008年には航空機用ラジアルタイヤの生産を開始しました。2016年に乗用車用、小型トラック用タイヤの生産を他工場へ移管したことにより、現在の航空機用タイヤの専門工場となりました。
高度な技術力を要する航空機用タイヤ
航空機用タイヤは航空機の高荷重を支えながら高速度で離着陸を繰り返すという過酷な状況で使用されるため、高い耐久性が求められます。また飛行中における燃費向上のためには、タイヤの軽量化も求められます。たとえば、エアバス社のA380では重量560tにもなり、この重量を全22本のタイヤで支えています。また、フライト時(高度10,000m程度)の気温はマイナス45度、一方、着陸時のタイヤ表面温度は250度以上の高温になります。航空機用タイヤは高温だけでなく、この温度差にも耐えることが要求されます。
こうした過酷な条件下で使用される航空機用タイヤは、タイヤメーカーの総合的かつ高度な技術力を反映した商品の1つです。


ブリヂストンの航空機用ラジアルタイヤ
ブリヂストンは、技術的に難しいとされている耐久性と軽量化を両立させたラジアル構造「RRR(トリプルアール:Revolutionarily Reinforced Radial)」を開発し、航空機用タイヤに採用しています。「RRR」は、異物を踏んでもダメージを受けにくく、より壊れにくい性能を実現しています。
同時に、軽量化による燃費向上や、バイアスタイヤの約2倍の耐摩耗性による着陸回数の増加、省エネルギー化など、経済面においても貢献しています。


環境にやさしいリトレッドタイヤ
リトレッドタイヤとは、すり減ったタイヤの表面(トレッド)を貼り替えて再使用できるようにしたタイヤのことです。新品タイヤと比べて、原材料使用量の減少、タイヤ生産におけるCO2排出量の削減、タイヤ寿命延長による廃タイヤの削減に寄与するといった環境面での優位性があります。ブリヂストンは、航空機用タイヤのリトレッド事業を1955年より展開しています。
航空機用タイヤは離着陸時の過酷な条件のためトレッド部分の摩耗が早く進みます。溝が無くなったタイヤは返却され、ブリヂストンのリトレッド工場で複数の検査を実施します。安全基準を満たしたタイヤはトレッド部分が貼り替えられ、再びお客様に提供されます。東京ACタイヤ製造所では複数回リトレッドできる耐久性を有した、新品タイヤを製造しています。
地域社会の一員として
近隣の小学校での出前授業や周辺地域の清掃活動の実施、体育館やグラウンドなどの地元への開放などを通じて、地域から愛される拠点を目指しています。


東京ACタイヤ製造所へのアクセス
所在地:
〒187-8531 東京都小平市小川東町3-1-1
電車でお越しの場合:
西武国分寺線 小川駅下車 徒歩約5分
中央線 国分寺駅下車 タクシー約15分
武蔵野線 新小平駅下車 徒歩約20分
電話番号:
042-342-8102
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