ブリヂストングループは、ステークホルダーの皆様とのコミュニケーションを通じて、ブリヂストングループやその取り組みに対する理解を促進すると共に、皆様からの意見や評価、期待などを広く収集し事業活動に活かすことで、持続的成長に向けた継続的改善を行っています。
主な ステークホルダー |
主な課題/Key topics | 主な対話の活用と方法・機会 | 頻度 |
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お客様 |
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■当社活動の認知拡大、共創機会の創出 ■お客様の声を製品・サービスの改善に反映 |
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お客様相談室でのお問い合わせ対応 | 毎日 | ||
お客様の声の分析・データ化及び社内への展開 | 随時 | ||
「Bridgestone Innovation Park」の「Bridgestone Innovation Gallery」でのブリヂストンの歩みやDNA、事業活動、未来に向けた活動のご紹介 | 随時 | ||
Webサイトやソーシャルメディアでの情報発信 | 毎日 | ||
日々の営業・サービス活動(小売店、ディーラー、オンライン取引) | 毎日 | ||
市場調査等による顧客満足度調査 | 随時 | ||
モーターショーなどのイベント、展示会への出展 | 随時 | ||
株主様・投資家様 |
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■対話を重視したIR活動や適時・適切な情報開示 ■経営やIR活動への株主・投資家の視点・ご意見反映 |
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「定時株主総会」の開催 | 毎年 | ||
「コーポレートガバナンス・コードに関するレポート」発行 | 2回/年 | ||
「コーポレート・ガバナンス報告書」発行 | 毎年 | ||
「決算説明会」の開催 | 随時 | ||
中期事業計画(2021‐2023)の進捗報告 | 随時 | ||
投資家情報ホームページでの情報開示 | 毎日 | ||
統合報告のフレームワークに基づいた報告 | 毎年 | ||
投資家とのスモールミーティング、個別面談、ESGに関するダイアログ | 随時 | ||
「2030年 長期戦略アスピレーション(実現したい姿)」の策定、説明会開催 | 2022年8月 | ||
サステナビリティ関連イベントでの講演 | 随時 | ||
お取引先様 |
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■サステナブル調達の実現に向けた対話と相互理解の促進 ■現場環境の改善に向けた対話と働きかけ ■小規模農家との対話・教育によるキャパシティビルディング、収量収入向上支援 |
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日々の調達活動 | 毎日 | ||
「調達方針説明会」及び持続可能な調達のためのセミナーの開催 | 2回/年 | ||
「グローバルサステナブル調達ポリシー」の展開 | ー | ||
従業員 |
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■従業員との相互理解を通したエンゲージメント向上 ■調査結果の客観的な分析と対話に基づく職場環境改善に向けたアクションプランの策定・実施 |
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「行動規範」「グローバル人権方針」「グローバル贈収賄防止ポリシー」の策定 | ー | ||
従業員エンゲージメントサーベイ |
毎年 |
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人事評価制度、キャリア&デベロップメント面談 |
随時 |
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人財マッチング制度の運用(オープンポスティング制度、ジョブマッチング制度) |
随時 |
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The Valuable 500への加盟、女性基幹職登用・外部採用強化 |
随時 |
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労使協議会 |
随時 |
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社内報やイントラネットでの情報発信・共有 |
毎日 |
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経営者と従業員の対話集会 |
随時 |
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「ブリヂストングループアワード」他功績表彰制度 |
アワード:毎年 |
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オリンピック、パラリンピックに関連した社内向けイベント | 随時 | ||
地域社会、NGO |
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■地域社会に寄り添った課題把握と解決支援および信頼醸成 | |
寄付や社会貢献活動 | 随時 | ||
地域の皆様を対象とした工場見学会 | 随時 | ||
環境、安全啓発活動 | 随時 | ||
地域イベントの主催、協力 | 随時 | ||
災害援助、復興支援 |
随時 | ||
NGOとの対話、連携 |
随時 | ||
官公庁 業界団体 教育機関 |
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■業界標準の策定に向けた推進・支援 ■社会、業界動向を踏まえたポリシー・ガイドラインの改訂 |
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業界団体、委員会、会議への参加 | 随時 | ||
経済団体・業界団体との対話、連携 | 随時 | ||
各国政府担当者との対話 | 随時 | ||
持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)傘下のタイヤ産業プロジェクト(TIP)及び「持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム」(GPSNR)、「エレン・マッカーサー財団」(EMF)、「ビジネス・フォー・ネーチャー」など、サステナビリティ・環境関連のグローバルイニシアティブへの参画 | 随時 | ||
地域自治体との交流・意見交換 | 随時 | ||
産官学連携のための対話・調整・支援 |
随時 |

CES 2023:持続可能なモビリティのビジョンを発表

CESはテクノロジー分野の市場を席巻する企業が集う世界有数の展示会であり、当社グループは2023年に本展示会に出展しました。モビリティソリューションを通じて、より持続可能な未来を創造するという当社ビジョンを来場者の皆様と共有し、将来に向けた共創機会の創出につなげました。
持続可能なモビリティを実現するには、タイヤ及びゴム製品の製造、使用段階から、メンテナンスや使用済タイヤのリサイクルに至るまで、製品のライフサイクルにおける各段階で適切なプロセスとツールを検討する必要があります。会場では未来のカーボンニュートラルな輸送を見据えたタイヤのライフサイクル全体を通じた当社独自のビジネスモデルの考え方や、車両管理のデモンストレーションを体験いただきました。
展示会全体を通じて、現在のビジネスパートナーやお客様、今後パートナーやお客様になりうる方々と対面し、当社のサステナブルソリューションを通じた事業ニーズへの対応や、持続可能なモビリティの未来に向けた連携など、社会価値・顧客価値の両立を実現していくための議論につなげることができました。当社グループは未来のモビリティを率いていくために、共有・連携・学習・共創を続けていきます。
業界組織との積極的な連携
当社は、タイヤ業界が環境や社会に与える影響を重視し、業界全体が抱える課題への対応レベルを高めていくために知見の構築や業界標準の策定において主導的な役割を果たしています。
当社が加盟する社外団体やその取り組みについてはこちらのページをご覧ください。
対話を重視したIR活動や適時・適切な情報開示
当社グループは、ビジョン「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社」の実現に向け、サステナビリティを経営の中核に据えた中長期事業戦略の実行を進めており、定期的に中長期事業計画の進捗を四半期毎の決算説明会等で報告しています。アナリスト・投資家との対話を通じて得たさまざまな示唆を経営戦略やIR活動に活用し、当社とアナリスト・投資家の相互信頼関係を構築することが大切であると捉えています。
当社においては、経営戦略、事業活動、企業文化とサステナビリティの統合を推進する「Gサステナビリティ統括部門」に加え、2022年に「IR 財務サステナビリティ報告企画課」を設置し、サステナビリティ課題への考え方や当社が社会やお客様と共に持続的に成長していくための経営戦略について機関投資家との対話を深めています。
2022年6月には当社としては初の統合報告書を発行し、サステナビリティとビジネスを両立させる当社独自の価値創造ストーリーを通して、適時・適切な情報開示を推進したことにより、ESG 投資の視点にとどまらず、当社グループがサステナブルなソリューションカンパニーとして成長していく上での機関投資家視点での要請や期待についての意見交換を行うことができました。当社の持続的成長の確からしさを示すストーリー発信が求められていることを受け、事業戦略とサステナビリティのつながりの中で進化し続ける当社独自のビジネスモデルについての情報発信をさらに強化しています。
機関投資家からの要請や期待については、経営や取締役会へのフィードバックを行い、将来に向けた価値創造に結び付けていくための議論や実際の事業活動につなげています。個別投資家との打合せにおいてもIR活動の改善への評価、そして今後への期待が寄せられています。継続的な改善が、こうして社外からも客観的な評価を得られたことは、変化に対応できる“強い”ブリヂストンへの進化が進んでいることの証と捉えています。
お客様、一般の方とのダイレクトコミュニケーション
お客様相談室では、お問合せやご意見といったお客様からいただいた生の声や、インターネット上でのブリヂストンに関する評判を逐次収集・分析し、社内の各役員に情報展開しています。これにより製品やサービスの改善につなげると共に、グループ報などを通じて社員のモチベーション向上を図っています。また、インターネットやデジタルサイネージ上などでのコミュニケーションに動画や画像を多く活用し、ブリヂストンの活動をわかりやすくお客様、一般の方に伝えていくことにも注力しています。
工場見学会の開催

ブリヂストンでは、地域の皆様に開かれた工場を目指し、一般の方々を対象としたWEB公募の工場見学会を定期的に開催しています。各地の工場では、タイヤを生産する様子を実際にご覧いただくと共に、環境への負荷を軽減するための取り組みなどをご紹介しています。今後も、地域の一員としてより良い地域社会の発展に寄与すべく、地域の皆様と積極的にコミュニケーションを図っていきます。