タイヤの溝とウェットグリップ 【Hara's Eyes】

※この記事は2016年6月24日にブリヂストンの企業サイト上で公開された記事です。肩書き等は当時のものとなります。

こんにちは。ブリヂストン技術スポークスパーソンの原です。
今回は、ブリヂストンのプルービンググラウンド(テストコース)から、タイヤの溝と濡れた路面でのグリップ性能(ウェットグリップ性能)の関係をご紹介します。

乾いた路面と比べて濡れた路面は滑りやすいですよね。なぜ濡れた路面が滑りやすいかというと、路面の上に水の膜があるために、私たちの靴や車のタイヤがしっかりと路面を掴むことができないからなんです。 タイヤに溝があると、路面とタイヤの間にある水を溝の隙間から逃がすことで、濡れた路面でもしっかりと捉えて、高いグリップ性能を発揮することができるんです。

それでは実際に、水が撒かれたテストコースを使って、溝が十分にあるタイヤと溝がほとんどないタイヤのブレーキ性能の違いを見てみましょう。 比較すると新品タイヤを装着した車の方が、停止距離が短いことがわかります。これは溝のあるタイヤの方が溝のないタイヤよりもウェットグリップ性能が高いことを表しています。

タイヤの溝、トレッドパターンは、今回ご紹介したウェットグリップ性能だけでなく、様々なタイヤ性能に関わる重要な要素です。 タイヤを選ぶ際にはぜひお店で店員さんと相談しながら見比べてみてください。

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