ルール紹介
技術の進化や社会の環境ニーズの変化を踏まえ、
また常にチームが限界に挑めるよう、
専属の技術部隊が18か月毎にルールを見直しています。
複雑なルールですが、レースをより楽しめるよう、
分かりやすく紹介します。
チャレンジャークラス
スピードレース
＝
世界一速いソーラーカーを決める！
他クラスと比べて車両のエネルギー効率性が求められ、ゴール地点 であるアデレードに最も早く到着したチームが優勝となります。
| ソーラー パネル |
最大4㎡ イメージ…タタミ1.5～2畳程度 |
|---|---|
| 車両 | 3輪以上、縦5m×横2.2m×高さ1.6m以内 イメージ…大きめの乗用車程度 |
| 乗車人数 | 1人(3~6人のドライバーを設定し交替で運転)ドライバー体重＋重りで80kg以上になるよう調整 |
| 動力源 | ソーラーエネルギーのみ |
クルーザークラス
実用性評価
＝
未来の自動車を創る！
最終評価はゴールした順位ではなく、総合的なスコア評価となっており、評価時にはソーラーカーについての3分間プレゼンテーションを行います。いかに実用的な車両をデザインし、いかにエネルギー効率良く安定的に走ることができるか?技術と知恵の戦いです!
| ソーラー パネル |
最大5㎡ イメージ：タタミ2～3畳程度 |
|---|---|
| 車両 | 4輪以上、縦5m×横2.2m×高さ1.6m以内 イメージ：大きめの乗用車程度 |
| 乗車人数 | ドライバーを含み2人以上(3~6人のドライバーを設定し交替で運転) |
| 動力源 | ソーラーエネルギー＋外部からの充電 （指定場所で計2回可能） |
評価基準エネルギー効率と実用性の両面から評価
エネルギー効率：乗車人数×走行距離÷使用エネルギー量
実用性：8項目について審査員が評価
- ・デザインの先進性
- ・操作しやすさ(運転/充電)
- ・環境への配慮
- ・汎用性
- ・乗降しやすさ
- ・デザイン性と好ましさ
- ・乗車スペースの快適さ
- ・大会目的への適合性
アドベンチャークラス
誰でも参加可能
＝
競わずに大会を楽しむ！
全員がレースに参加できるよう、順位を競わず楽しむことを目的としたクラス。ユニークな形やデザインのクルマが魅力的です。
その他共通ルール
走行時間
8:00（初日のみ8:30）よりスタートし、17:00までの1日9時間のみがレースの走行時間として決まっています。時間をオーバーした場合には、ペナルティが発生します。
車両検査
出走前に「静的車検」と「動的車検」（テスト走行）を実施します。
本番のレースで走行するためには、現地での2つの車検に合格することが必須となります。
レース中の車両点検
コントロールストップ（前回大会では7か所に設置）ごとに、全てのチームが30分間停車して車両点検を実施します。車両点検にて、60km/h以上で走行できないなど安全面に問題があると判断された場合や、時間内でゴールにたどり着くことが不可能と判断された場合には、トレーラーで次のコントロールストップまで牽引することがルールとなっています。
安全面に関するその他ルール
サポートカーが前後を挟んで並走することや、熱中症予防のために飲用水を確保すること、法定速度遵守、また前後左右の視野確保、ライト / ウィンカー装備、運転時の適正な姿勢確保、シートベルト / ヘルメット着用など、限界に挑む各チームの安全を守るため、様々なルールが定められています。