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幾度となくケガを乗り越えた、不屈のウェイトリフター。16年越しの夢を掴むまで

  • オリンピックチャンネル

番組シリーズ:Against All Odds presented by Bridgestone
逆境を乗り越えて頂点にたどり着いたアスリートたちの、不屈の物語

ウェイトリフティング、コロンビア代表のオスカル・フィゲロア選手。初めて出場したアテネ2004オリンピック以来、ケガや手術を乗り越え、4度目の出場でようやく掴み取ったオリンピックの金メダル――。それは「何度も諦めそうになった」と語るフィゲロア選手が、ずっと心に抱いていた夢を叶えた最高の時間でした。

アテネ2004オリンピックでの5位入賞。次のオリンピックでの金メダルへの期待はさらに高まります。しかし、そんなフィゲロア選手をひとつめの不幸が襲います。期待された北京2008オリンピックも、結果はケガによる途中棄権。医師の診断では重度の頸部ヘルニアで四肢マヒの恐れもあったといいます。コロンビア国内では、フィゲロア選手の引退を思った人も少なくなかったでしょう。

幾度となくケガを乗り越えた、不屈のウェイトリフター。16年越しの夢を掴むまで

高度な技術を要する手術で、失敗すれば選手としては引退。成功しても長期のリハビリが必要となり長く辛い時間を過ごすことになります。それでも、フィゲロア選手は「このまま引退したら何も残らない」と、手術を受けることを決意します。神経が入り組んでいる部位のため、リスクの高い手術ながら結果は成功。「術後わずか3時間で、ロンドン2012オリンピックにいけると確信した。金メダルを獲得するだろう!ってね」。フィゲロア選手は振り返ります。

血のにじむようなリハビリ生活から這い上がり、「次はメダルを」と意気込んで臨んだロンドン2012オリンピック。フィゲロア選手は見事銀メダルを獲得します。しかし、その結果に彼は満足しませんでした。「金メダルが欲しかった」――故郷のコロンビアに帰国後、彼はそんなコメントを残し、そして次のリオデジャネイロ2016オリンピックへ向けて再び歩き出します。「金メダルを取る」。彼の頭にあるのは、ただそれだけ。自分を信じて、とにかく挑戦を続けます。

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しかし、そんなフィゲロア選手をまたしても不幸が襲い、再び選手生命の危機に見舞われてしまいます。練習のさなかに突如感じた背中の痛み。夜はその痛みで目が覚めてしまうほど。次のオリンピックが約6ヶ月後に迫り、出場を諦めかけた彼に対し整形外科のドクターが背中を押します。「オスカル、手術しよう。金メダルじゃなきゃ」。フィゲロア選手は手術を決意。その後も辛い痛みとの闘いに耐え、懸命なリハビリの結果、わずか半年後のリオデジャネイロ2016オリンピックの舞台に立ってみせました。

フィゲロア選手が見据えるのはただひとつ、金メダルを取ることのみ。決勝では、3人の選手との闘いとなります。インドネシア代表、カザフスタン代表、そしてオスカル・フィゲロア選手です。

幾度となくケガを乗り越えた、不屈のウェイトリフター。16年越しの夢を掴むまで

これを挙げることができれば金メダル。2回目となる176キロにフィゲロア選手は見事成功します。こうして、4回目のオリンピックでコロンビア初となる金メダルを獲得。その勝利までの道のりは非常に険しいものでした。「信じること。信頼すること。望むこと。自分に厳しくあること。そして練習し続けること。それが必要です」フィゲロア選手は語ります。逆境や困難に何度襲われても、夢や目標を持つことで人生は輝く。諦めずに挑戦し続けることの大切さを、フィゲロア選手は教えてくれています。

オスカル・フィゲロア
62キロ級ウェイトリフティング、コロンビア代表。21歳で迎えたアテネ2004オリンピックにて、オリンピック初出場を果たすも5位に終わる。北京2008オリンピックではケガにより棄権。ロンドン2012オリンピックでは銀メダル。2015年、リオデジャネイロ2016オリンピックを7ヶ月後に控え再手術を受ける。
そして、自身4度目となるリオデジャネイロ2016オリンピックにて念願の金メダルを獲得。大会後、競技人生にピリオドを打ったものの67キロ級に階級を変えて復帰。現在は、東京2020オリンピック出場と2大会連続の金メダル獲得を目指している。

幾度となくケガを乗り越えた、不屈のウェイトリフター。16年越しの夢を掴むまで
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