国内工場紹介
下関工場
世界最大級のタイヤを生み出す建設・鉱山車両用タイヤ専門工場
操業開始:
1970年6月(国内タイヤ工場として5番目に操業開始)
敷地面積:
264,000m2
生産品目:
建設・鉱山車両用大型・超大型タイヤ
世界での需要拡大に対応
建設・鉱山車両用大型・超大型タイヤの専門工場である下関工場は1970年、国内で5番目のタイヤ工場として操業を開始しました。建設・鉱山車両用大型・超大型タイヤは、鉱物、エネルギーの需要が世界規模で増えていることなどを背景に、需要拡大が継続しており、下関工場では世界のお客様のニーズに応えられるよう努めています。
世界最大級のタイヤはここで生まれる
下関工場では、世界最大級となる外径約4m、幅約1.5m、重量約5.5tの世界最大級のタイヤも生産しています。これは露天掘り鉱山で活躍する400tダンプトラックに装着されるものです。こうした超大型建設・鉱山車両用タイヤの生産には高度な生産技術や、大型特殊設備を要するため、生産を行う工場は世界でも限られています。
より信頼されるタイヤづくりを目指して
建設・鉱山車両用タイヤは、使用条件や路面状況などにより求められる性能が異なるため、その構造、ゴム質、サイズは多岐にわたります。下関工場ではお客様の要求に適ったタイヤ品質を保証できるよう、高度な品質保証活動を実施しています。例えば、タイヤ一本ごとに履歴カードを付け、各製造ステップで点検と確認を行ったり、外観検査と併せてX線検査も実施したりすることで、信頼されるタイヤづくりを目指しています。
港に隣接する立地
下関工場で生産されるタイヤは非常に大型であるため、トラックなどによる陸上輸送が困難です。また、ここで生産されたタイヤのほとんどは海外(アメリカ、オーストラリア、中南米、アフリカなど)に輸出されています。そのため、下関工場は港に隣接する立地となっており、製品の大半は工場から直接船積みされ、輸出されています。
環境に配慮した工場を目指して
ブリヂストンは、国内の多くのタイヤ工場にコ・ジェネレーションシステム(注)を導入しており、下関工場には2004年8月に導入しました。
このシステムは、7260kW/hの電力と蒸気を工場に供給し、熱効率を良くしてCO2の排出量を減らすことで、地球温暖化防止に貢献しています。ブリヂストンは、環境保全を企業経営の重要課題の1つと位置付け、環境に配慮した工場づくりを行っています。
(注)1つの燃料から電気や熱などの2つ以上の有効なエネルギーを発生させるシステム。ブリヂストンでは、発電時に発生する廃熱を利用して蒸気を発生させて、エネルギーを効率的に利用しています。
地域社会の一員として
下関工場では、市民の皆様が親しめる森づくりの推進を図る、「エコピアの森 下関」の活動に2010年から取り組んでいます。
下関市と山口県西部森林組合と協力し、森林整備のボランティア活動及び森林教室等を開催しています。
また、地域に開かれた工場を目指して、工場構内の体育館を開放するほか、毎年開催する秋祭りでは工場見学会も実施しています。
ほかにも海岸の清掃や、「ブリヂストン吹奏楽団久留米」によるチャリティーコンサートの開催とその収益金の寄付などを通して、地域との積極的な交流を図っています。
下関工場へのアクセス
所在地:
〒752-0953 山口県下関市長府港町3-1
電車でお越しの場合:
山陽新幹線 新下関駅下車 タクシー約20分
山陽本線 長府駅下車 徒歩約10分
電話番号:
083-245-1251(代表)