エコ・プロジェクト ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール 第13回テーマ 「わたしの だいすきな しぜん」

審査風景

厳正なる審査を経て、応募総数56,128点の作品の中からブリヂストン大賞5点をはじめ、101点の受賞作品と各賞を決定させていただきました。審査会の様子、審査員の感想、選評をご紹介いたします。

1次審査

審査風景

1次審査 会場風景

審査員のコメント
川野晃様(グラフィックデザイナー)

お子さんたちのピュアな作品を見て、好きな自然への想いがストレートに伝わって来ると感じました。大人には出来ないような大胆な構図や配色、筆の使い方で、パワーに溢れた作品が多かったです。1次審査通過作品だけではなく、印象に残る作品がたくさんありました。

羽生直記様(金属造形作家)

動物を描いた作品はどれも力強く、思い入れがあることが伝わってきて印象に残っています。絵を見て、裏に書かれたコメントを読んで、お子さんたちの考えが伝わってきてとても感動しました。好きなものをじっと見ていれば絶対に描けるし、見る人にもその想いは伝わるので、一生懸命、一筆一筆を大切に描いてもらえたらと思います。

藤田伸様(多摩美術大学非常勤講師・グラフィックデザイナー)

応募数が増え、みなさんの熱意を感じて嬉しかったです。印象に残っているのは、地域の身近な自然を描いた作品。南国ならではの動植物を、強い色彩で紙いっぱいに描いた作品は素晴らしかったです。1次通過作品に共通するのは「自然をよく見ていて絵に情報量が多い」という点。ぜひ、対象物をよく見て絵を描いてください。

小林ひろみ様(画家・イラストレーター)

「好き」がいっぱい詰まった作品からは、子どもたちの声が響いてくるようで、審査をしていて元気をもらえました。絵で想いを表現できるのは、素敵なこと。絵を描く楽しさに加えて、人に見せる喜びも多くのお子さんに知ってもらいたいです。ぜひ、また私たちに絵を見せてください。

いわせななみ様(絵本・人形クリエーター)

子どもたちの絵のパワーに圧倒されました。線を描いて色を塗ることが楽しい、色が混ざって別の色ができることが楽しい、カラダを動かすことが楽しい、というように一筆一筆を楽しんでいることが伝わってきて、見習いたいと思いました。これからぜひ色々な画材を使って描いてみてください。いつもと違う画材で描くと作品の表情も変わるし、面白いことがきっとできると思います。

小林ラン様(グラフィックデザイナー・イラストレーター)

本当に力作揃いで、選ばせて頂くのが苦しいと思いつつ楽しませていただきました。印象に残っているのは、大胆に紙いっぱいにザリガニが描かれた作品。ザリガニを釣った嬉しさのあまり大きく描いたのかな、と想像することができ、とても可愛らしく楽しい絵でした。写真や映像で見たものよりも、直に自然と遊び、体験の中で得た発見を描いてほしいです。

五十嵐たかし様(アートディレクター)

今回もとても楽しく審査することができました。たくさんの作品の中で目にとまったのは、リアルな体験を絵にしたもの。自分で見たことや感じたことは、人にも伝わるし、強い印象を与えます。下手でもいい、絵日記でもいいからたくさん絵を描いてください。自分でつくる、描く、色を塗る、そんな表現する楽しさを培っていってほしいと思います。

黒田光一様(写真家)

好きなものや風景を素直に描いている作品が多く、審査をしている間とてもおだやかな気持ちになりました。強いメッセージが表れていなくても、描写の仕方や筆づかいなどに思いや力が込められていれば、見る側にも伝わる絵になります。上手に描こうと思うよりもまず、本当に好きなもの、自分の気持ちが強く動いたことを、感情を込めて楽しんで描いていってください。

2次審査

審査風景

2次審査 会場風景

審査員のコメント
遠崎高平様(画家)

「だいすきな」というテーマで、幅が広く見ていて楽しかったです。印象に残っているのは、美味しそうなさんまを描いた絵です。いわゆる「自然」とは違う着眼点に驚きました。空を見ていても雲のカタチは毎日変わるし、日本には四季があるので身近な草木でも色づきなどが変化していきます。絵を描くことを通して色々なものを観察してくれたらいいなと思います。

マツモトヨーコ様(画家・イラストレーター)

経験したことを描いている絵は、お子さんたちの感動がこちらにも伝わってきました。描くものに対しての想いの強さは作品に出ますし、私たちはそこに感動します。描くことだけに集中するのではなく、色々なところへ行ったり見たり、体験にともなう感動や感想をいっぱい増やしてほしいです。そうすればきっと素晴らしい絵につながっていくと思います。

最終審査

審査風景
   

力作揃いの作品を一つ一つ丁寧に審査しています

 

大賞に選ばれた作品に花がそえられます

 

たくさんの作品の中から入賞作品が決定しました

審査員のコメント

津谷正明
(株式会社ブリヂストン 取締役 代表執行役 CEO)

構図、桜の花と背景の色合いがとても好きです。また花びらがひらひらと落ちていく様子は動きがあり、この絵を見ているとまるで自分が絵の中に入っているような気持ちになりました。春の訪れを心待ちにしている今の気分とぴったり合ったので、こちらの絵を選びました。

香川県 田中 ひなの 「満開の桜」

ヒサクニヒコ様
(漫画家)

巣の中のヒナではなく、育ち始めて飛び始めた子どもたちに親が一生懸命に餌をあげているのが面白いですね。「ツバメさんまたきてね」というタイトルにも、また絵の隅から隅までも、この情景への想いが溢れていると感じました。自分の目で見たものを丁寧に描いていて、とても素晴らしい作品です。

千葉県 片山 千愛 「ツバメさんまたきてね」

ミロコマチコ様
(画家・絵本作家)

「おじいちゃんがいる長崎県の風景をみんなに伝えたくて描きました」とコメントにあるように、伝えたい気持ちがすごく表れている絵だと感じて選びました。1枚1枚の葉っぱの形や色にきっと感動したのだと思います。描かれているのは誰なのだろう、どんなことを話しているのかな、と物語も思い浮かべたくなるすごく楽しい絵だと思いました。

千葉県 田中 杏奈 「みどりのトンネル」

貝塚健様
(ブリヂストン美術館 学芸部長)

カニは地球上の生き物の中でも、もっとも魅力的な形や動きを持ったものの1つです。きっと作者はその魅力にとりつかれたのだろう、ということがこの絵から伝わってきました。カニの面白い形を大胆な構図で捉えながらも、カニの色や水の色は繊細なバランスで描かれています。力強さと丁寧な絵の仕上げが見事に結びついている絵だと思い、ブリヂストン大賞に選びました。

愛知県 加藤 太基 「カニは不思議がいっぱい」

石橋秀一
(株式会社ブリヂストン執行役副社長)

選出理由は3つあります。1つ目は、絵の透明感に惹かれたということ。2つ目は、マングローブの木を通じて、空と水と土とそこに集まる魚や動物への作者の想いを感じたこと。そして、南の島で作者の目に見えた色彩に驚き、感動したので、こちらの絵をブリヂストン大賞に選びました。

熊本県 松永 朔玖 「マングローブ」

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