鈴鹿8耐関連情報
2026年鈴鹿8耐イベントブースレポート<後編>
2026年7月3日〜5日にかけて鈴鹿8時間耐久ロードレース(以下:鈴鹿8耐)が開催されました。
ブリヂストンタイヤ装着車は見事19連覇を達成!コース上で戦っているライダー・チームへブリヂストンブースからも熱い声援を送りました。
今回は、「BATTLAX」ブランドの「断トツ」性能を体感いただけるブースレポートの後編をお届けいたします。
2. 「ドライ性能に振り切った」ブリヂストンの本気 BATTLAX RACING STREET RS12
ブリヂストンが今年発売した新商品「BATTLAX RACING STREET RS12」。ドライ性能を徹底的に追求したこのタイヤをテーマに、タイヤ開発者とユーザーそれぞれの視点で語るトークステージを開催しました。
ゲストはワークスマシン"RC212V"の開発にも携わった元HRC エンジニアで現在はMOTO-ACE VLOGを運営するモトブロガーのANDYさんと、BATTLAX RACING STREET RS12の設計責任者大庭裕史。普段から自費でタイヤを購入して忖度なしの評価を発信しているANDYさん。どのような評価が飛び出すのか注目が集まる中、BATTLAX RACING STREET RS12には高い評価が送られ、設計責任者の大庭も安堵の表情を見せていました。
「自分のバイクに装着して真横から見た時に"スリックタイヤじゃん!"が第一印象でした」とANDYさん。ハイグリップタイヤでサーキット走行する人たちにとってスリックタイヤは憧れの存在です。ショルダー部のパタン(溝)をなくしたBATTLAX RACING STREET RS12は、そんなライダーの心をつかむデザインとしてANDYさんのツボにもはまったようです。
「圧倒的なエッジグリップ力」がサーキット走行で感じた印象とのこと。ANDYさんが高く評価したポイントは、まさに大庭が開発時に狙った性能です。『BATTLAX RACING STREET RS12』では、レースタイヤで培ったコンパウンドをストリート用BATTLAXとして初めて採用したほか、ショルダー部のパタン(溝)をなくし、さらにフロントタイヤには新開発の「HE-MS BELT」を採用しました。これらの相乗効果により、エッジグリップ性能を大幅に向上させています。
さらに、フロント・リアタイヤに採用した「3LC(3分割コンパウンド)」について、「どの部分にどれだけレーシングコンパウンドを使っているのか」といった質問や、「ここまで尖ったタイヤを開発するにあたって、社内から反対の声はなかったのか?」といった踏み込んだ質問が次々と飛び出しました。鋭い質問にたじろぎながらも、どこか楽しそうに回答する大庭。
集まったお客様も、普段はなかなか聞くことのできない開発者ならではの話に興味津々の様子で、熱心に耳を傾けていました。
3. 青木宣篤×佐藤潤 徹底トーク 充実のBATTLAX ラインアップ
スズキワークスライダーであり、アオキファクトリーコーチング代表を務める青木宣篤さんとブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社の佐藤潤が、BATTLAXブランドのラインアップについて徹底的に語り合いました。
BATTLAX ブランドのフラッグシップモデル『BATTLAX RACING STREET RS12』は、ドライ性能に振り切り、サーキット走行で威力を発揮するハイグリップタイヤ。サーキット走行におけるラップタイムを削りたいライダーにも、サーキット走行をもっと楽しみたいライダーにも応える性能を備え、ブリヂストンの本気度を感じさせるタイヤとして紹介されました。
スポーツ走行に求められる高いドライグリップ性能と軽快なハンドリングを兼ね備えた『BATTLAX HYPERSPORT S23』は、ワインディングからストリートまでスポーツライディングを楽しめるタイヤ。"曲がる喜びをすべてのライダーへ"のコピーが現すようにコーナリングが楽しさを存分に味わえるモデルとして紹介されました。
また、昨年は待望のツーリングタイヤ『BATTLAX SPORT TOURING T33』が発売されました。一番の特徴は従来モデルに比べて47%も向上したライフ性能です。
BATTLAX SPORT TOURING T33は、ライダーが良い意味でタイヤを意識することなく自然かつスムーズにコーナーに進入すること魅力。コーナリングで力むことなく "綺麗な景色を見たくなる"タイヤです。
ブリヂストンブースの顔と言っても良い青木さんと佐藤の息もピッタリ。20年以上のお付き合いのある二人の軽快なテンポの掛け合いは止まることを知りませんでした。
4. BATTLAX鈴鹿8耐LIVE解説
日曜日の決勝中には、レース中継映像を観ながら鈴鹿8耐やレースの見どころについて分かりやすく解説するステージを実施しました。司会進行は元SKE48のメンバーで、現在はバイクやモータースポーツの魅力を伝えるタレントとしてマルチに活躍している梅本まどかさん。特にバイクレースはとても詳しく、全日本ロードレース選手権をはじめ多くのライダーとも親交があります。
ゲストは元スズキワークスライダー/アオキファクトリーコーチング代表の青木宣篤さん、元アジアロードレースSS600クラスチャンピオン:藤原克昭さん。そしてブリヂストンからは今野由寛。今野は全日本ロードレースや鈴鹿8耐で活躍したレーシングライダーとしても有名で、鈴鹿8耐には19回参戦した経験をもちます。現在はブリヂストンのテストコースでBATTLAXのタイヤ開発ライダーを務めています。
当時のエピソードから現在起きている状況まで、このメンバーだからこそ語れる貴重な話を、分かりやすく、そして楽しく解説していただきました。やはりライダーの気持ちはライダーが一番よく分かりますよね。
今年の鈴鹿8耐は雨の影響で序盤にセーフティカーが2回導入されたほか、Yoshimura SERT Motulにペナルティストップが科せられるなど、波乱の展開になりました。
青木さん・今野のステージでは、AutoRace Ube Racing Teamの浦本修充選手が3位から2位に上昇して表彰台獲得の可能性が見えてくる場面もありました。また藤原克昭さん・今野のステージでは小康状態だった雨が再び強まりヘビーレインとなるなど、LIVEならではの速報性と緊張感を来場者とともに味わうことができました。