Environment(環境) | 資源を大切に使う

モノづくりでの取り組み

モノづくりにおける活動の推進

ブリヂストングループは、原材料の調達から廃棄・リサイクルまで、製品のライフサイクル全体で「資源を大切に使う」活動に力を入れています。サーキュラーエコノミー※1の実現に向けて、廃棄物排出量の削減や廃棄物の埋立量をゼロとする「ゼロ・エミッション」を推進しています。

  1. ※1省資源で持続可能な製品の設計・生産、持続可能な消費活動、使用後の製品や資源の適切な回収、再生・再利用を通じ、資源のムダを省き、環境破壊のリスクを低減させる経済システム。

生産拠点における廃棄物削減の取り組み

当社グループは、「マイルストン2030」の「Key actions」の一つである環境負荷の継続的改善※1の一環として、生産拠点における廃棄物の排出量削減に取り組んでいます。廃棄物排出量の削減は、地域ごとに責任を持って実践しています。日本では、製造設備の廃油を削減するため、久留米工場で廃油のリサイクル技術を開発し、その有効性を地元の大学と検証しました。この技術の導入により、年間100トンの廃油が削減することができました。

欧州・ロシア・中近東・インド・アフリカ(EMIA)地域では、生産量当たりの廃棄物排出量を2021年までに55.3キログラム/トンにするという目標を掲げており、2019年の実績として61.9キログラム/トンまで削減を進めています。

2019年の当社グループの廃棄物総排出量は35万9,000トン、売上高当たりの排出量では10.2トン/億円、再資源化率は86%となりました。

他にも、廃棄物を削減し再資源化率を高める活動として、グループ全体で廃棄物の埋立量をゼロにするゼロ・エミッションを目指す取り組みを進めています。2010年8月には、日本国内の全44生産拠点※2でゼロ・エミッションを達成し、現在も継続しています。

EMIA地域でも、スペインのブルゴス工場・ビルバオ工場・プエンテサンミゲル工場、イタリアのバリ工場、ポーランドのスタルガルト工場・ポズナン工場、ハンガリーのタタバーニャ工場、ベルギーのランクラー工場、トルコのイズミット工場・アクサライ工場が、ゼロ・エミッションを達成しました。また中国でも、タイヤ工場4か所が、ゼロ・エミッションを達成しています。今後も廃棄物の削減を進めるとともに、資源の有効活用を推進し、サーキュラーエコノミーの実現に貢献してまいります。

ブリヂストンの廃棄物データについては、第三者機関であるロイド レジスター クオリティ アシュアランスの検証を受け、情報の正確性及び透明性の確保に努めています。

  1. ※1継続的改善:PDCAサイクルを通じて毎年環境パフォーマンスを改善(例えば1%改善)していく継続的な取り組み。
  2. ※2法令等により処理を推進する、または、処理方法が限定されている廃棄物(PCB、水銀廃棄物)は対象外と設定。

栃木工場のサーマルリサイクル設備

栃木工場焼却発電施設
栃木工場焼却発電施設

ブリヂストンは、使用済みタイヤのエネルギーとしての有効利用と適正処理を目的に、1995年3月に日本初の使用済みタイヤ専用焼却発電設備を栃木工場に設置し、サーマルリサイクルによって得られる電力を栃木工場で使用しています。

毎年、市場で発生した使用済みタイヤ約10,000トンを回収し、サーマルリサイクルの原料として再利用しています。また、焼却後に残った残渣は、鉄や亜鉛などの金属を回収し100%リサイクルしています。

栃木工場焼却発電設備の概要

焼却炉 内部循環式流動床 処理能力60t/日 (乗用車用タイヤ約9,000本に相当)
ボイラー 排熱回収ボイラー 蒸発量27t/h × 圧力4.0Mpa
タービン・発電機 衝動式復水型
三相交流発電機
出力5,000kW
ストックヤード 面積420m2クレーン1機 大型トラック重量計 (Max30t)

廃タイヤ焼却に伴う環境対策

硫黄酸化物 (SOx) 対策 消石灰炉内吹込みによる、直接脱硫
窒素酸化物 (NOx) 対策 低温燃焼、二段燃焼による発生抑制
ばいじん・飛灰対策 バグフィルターによる除去
廃棄物対策 ワイヤーなど金属類:分離回収し金属会社で再利用